【2021年版】Shpifyにサブスクリプション機能を導入する3つの方法

世界最大のEC構築プラットフォームとしてShopify(ショッピファイ)があります。Shopifyの最大の特徴は、自由度の高いECサイトを構築できることです。そのようなShopifyを使って「ECサイトでサブスクリプションを始めたい!」という方も多くいると思います。

ここではそのような方々に向けて、Shopifyでサブスクリプション機能を導入する3つの方法をそれぞれの概要とメリット・デメリットに分けて紹介していきたいと思います。

Shopifyでのサブスクリプション導入方法について

Shopifyでサブスクリプションを導入する方法は3つあります。
①ShopifyのサブスクリプションAPIを使用する
②Shopifyのアプリ(Bold Subscriptions)を使用する
③Shopifyのアプリ(ReCharge)を使用する
それぞれの方法は一長一短で、運営するECサービスの特性にもよって、おすすめできる導入方法も変わります。

3つの導入方法を比較

どの導入方法を採用するか決める前に、それぞれの導入方法のメリット・デメリットを把握する必要があると思います。まずここでは、簡単に3つの導入方法のメリット・デメリットを表でまとめてみました。さらに詳しく知りたい方は、導入方法別の詳細内容も下記にありますので、そちらも参考にしてみてください。

導入の工数日本語対応デザインの自由度決済機能の充実度
サブスクリプションAPI××
アプリ:Bold Subscriptions
アプリ:ReCharge××

ShopifyのAPIを使ったサブスクリプション導入について

ShopifyサブスクリプションAPIの概要説明

ShopifyのサブスクリプションAPIを使用すればShopifyの仕様を大きく改変することなく定期購入機能を導入することができます。そのため、決済機能などを単発購入と同じような仕様に引き継ぐことができます。ShopifyサブスクリプションAPIは以下の4つのAPIによって構成されます。

・Selling Plan API:「今すぐ購入」以外の様々な販売方法を提供する
・Subscription Contract API:定期購入契約の作成と管理を行う
・Customer Payment Method API:ユーザーの手動の決済なく決済を行うための
・商品サブスクリプションApp extension:アプリからのコンテンツをShopifyに表示できるようにする

サブスクリプション機能を導入するには、Shopifyの提供するGoogleフォームからAPIへのアクセスリクエストを行い、上記4つのAPIを導入する必要があります。また、APIの設定手順書は英語での記載になっています。

ShopifyサブスクリプションAPIのメリット

ShopifyのサブスクリプションAPIの最大のメリットは、単発購入と定期購入(サブスクリプション)の仕様を揃えて商品を販売できることです。この二つの機能を揃えることで、購入画面や決済画面に統一感が出るため、ユーザーも非常に分かりやすくお買い物をすることができます。一方、アプリで定期購入機能を導入した場合は、各アプリが提供する決済の仕様を使う必要があるため、単発購入と統一感が取れないページデザインになってしまいます。

ShopifyサブスクリプションAPIのデメリット

デメリットは導入工数がかかってしまうことです。前述の通り、現在(2021年5月)では設定手順書は全て英語での文章となっており、読み解くには労力が必要になります。また、対応の手順の多さもあります。APIのアクセスリクエストを行った後、4つのAPIの設定を行うため、専門的なエンジニアの対応も必要になります。もしそのような知見がない方は外部の会社にAPIの導入を委託することも手段の一つかもしれません。

アプリ(Bold Subscriptions)でのサブスクリプションの導入について

Bold Subscriptionsの概要説明

Bold Subscriptionsはカナダに拠点を置くBold Commerce社が提供するアプリです。定期購入の設定を柔軟に変更できる点が大きな特徴としてあります。また、stripeやPayPalなど20弱の決済サービスを選択できるところも特徴の一つです。ただ一方で、デザイン変更の自由度が低くなっており、定期購入画面は決まった仕様から大きな変更ができなません。Bold Subscriptionsの導入は、ECを運営する上で一つのサービスとしてサブスクリプションを提供したい人におすすめです。

料金プラン…月額$39.99(約4,220円)
      6ヶ月の無料トライアル期間あり

Bold Subscriptionsのメリット

定期購入の設定の柔軟度が高いことは大きなメリットです。例えば、Bold Subscriptionsでは単発で購入できる商品を定期購入に追加する機能が可能になります。また、導入のしやすさもメリットの一つです。言語は日本語に対応しているため、英語が苦手な方でも負担なく導入作業ができます。さらに、60日のトライアル期間も設けられているため、まず導入をしてみて、機能が合わない場合は解約することも可能です。

Bold Subscriptionsのデメリット

Bold Subscriptionsのデメリットは他の二つの導入方法と比較してUIのカスタマイズ性が低いことです。定期商品購入画面では、CSSでのデザイン変更は可能ですが大きな変更はできません。また、サブスクリプションにおいて重要な(※)リテンションマーケティングの自由度が低いこともデメリットの一つです。つまり、ユーザーへ継続的に購入してもらうための機能が不足しています。例えば、初回購入者の割引を実施するといったオートメーション機能のようなことがBold Subscriptionsでは対応できません。

※リテンションマーケティング…既存の顧客との関係を維持していくためのマーケティング手法のこと。

アプリ(ReCharge)でのサブスクリプションの導入について

ReChargeの概要説明

ReChargeはShopify Plusの公式アプリに認定されており、特に欧米において人気のアプリとなっています。オートメーション機能が充実しており、督促処理や在庫予測機能などサブスクリプションを運営する上では必要な機能が充実しています。サブスクリプションに特化した商品の販売を考えている方にはおすすめできるアプリです。

料金プラン
スタンダードプラン…月額$39.99(約4,220円)+取引ごとに1%+5セントの手数料(最初は無料)
プロプラン…月額$300(約31,650円)+取引ごとに1%+5セントの手数料
※スタンダードプランは$100,000ドルの取引が行われるまでは無料で利用可能です。

ReChargeのメリット

まず第一に、自由度の高いサブスクリプションを展開できることがあります。独自のテーマ変更エンジンがあるため、ストアのスタイルやブランドに合わせてデザインを変更することができます。また、第二のメリットとして、業務を効率的に管理できることがあります。メール送信による督促対応や初回注文時の割引といった自動的に販促を行う機能が備わっているため、ユーザーとのスムーズなコミュニケーションも可能になっています。

ReChargeのデメリット

デメリットは大きく二つあります。一つは英語対応しかしていないことです。ReChargeは英語のみの対応のため、英語が苦手な方には手間がかかるかもしれません。もう一つのデメリットは決済プロバイダが少ないことです。導入できる決済サービスはStripe, Authorize.net, Braintreeの三つのみのため注意が必要です。

結局どれがオススメなの?

ここまで3つの導入方法を詳細に説明してきましたが、結局どの方法を採用したらいいか分からない方もいらっしゃると思います。以下ではそれぞれの導入方法がどのような人におすすめできるのか整理してみました。

・ShopifyのサブスクリプションAPI
 →工数をかけてでも、単発購入と統一感の持ったサブスクリプションサービスを導入したい方
・Shopifyのアプリ(Bold Subscriptions)
 →メインは単発の商品購入だが、サブスクリプション機能をサービスの一つとして導入したい方
・Shopifyのアプリ(ReCharge)
 →自由度高くサブスクリプションに特化したサービスを導入したい方

この内容はあくまで参考ですが、導入方法に迷っている方は一つの目安としてみていただけると良いかと思います。

まとめ

以上がShopifyでサブスクリプションを導入する3つの方法でした。今回紹介した3つの方法は、実際に行いたいサブスクリプションサービスの特徴に合わせてどの方法を導入するか決めることが重要です。自社でのサブスクリプションを考え始めている方はここでの内容を参考に導入を検討してみてはいかがでしょうか。