Shopify テーマのおすすめは?無料・有料テーマ10選

いざShopifyを使ってECサイトを始めようと思ったものの、肝心なページのデザインの決定で苦戦していることはないでしょうか?自社の販売商品にあったページデザインを導入することは売上に直結するため、EC運営をする際には非常に重要な問題になっています。しかし、いざテーマの導入を考えると以下のような悩みを抱える方も多くいらっしゃると思います。

「販売している商品にあっているテーマはどれなんだろう?」
「テーマを決める上で考慮するべきポイントってなんだろう?」
Shopifyのテーマはいくつもあるけれど、どれが一番いいんだろう?」

ここではこのような悩みを抱えている方に向けて、テーマ導入する前に確認するべきことと、おすすめのテーマ10選を紹介したいと思います。

テーマ導入の前に確認すること

テーマを導入する目的の確認

テーマを導入する際には目的の確認が非常に重要になっています。目的が曖昧なまま導入作業を進めてしまうと、伝えたい内容が曖昧で商品やブランドの魅力が伝わりにくいページデザインになってしまう可能性があるため、注意が必要です。

テーマを導入する目的は、ページ上で自社製品やブランドについて深い理解や共感をもらって、商品を購入してもらうことです。つまり、商品を購入して欲しいユーザーに商品やサービスの魅力を効果的に伝えることがテーマ導入の目的になっています。そのため、テーマを導入する際には自社製品の魅力やブランドメッセージ、そしてそれを受け取るターゲット像を明確化する必要があります。以下では、具体的な自社の特徴の理解方法とターゲット像の確認方法を解説していきます。

自社の販売商品の確認

前述の通り、テーマを導入する際には自社ブランドの要素について整理する必要があります。自社の整理として重要なポイントは以下の通りです。具体例も交えて説明していきたいと思います。
・何を商品に扱っているか?(ex:アパレル、食品、化粧品、雑貨など、、)
・商品数はどれほどか?(商品の種類は豊富は、それとも少ないか)
・明確に伝えたいブランドメッセージはあるのか?

具体例:サプリメントのEC事業の場合
個人の健康状態を個別に診断して、サプリメントを販売するECを考えてみます。このEC事業は忙しい現代人に十分な栄養を摂取してほしいという想いで立ち上げられました。この事業の要素を整理すると、明確なメッセージを持った複数の商品数があるサプリメントの販売事業であることがわかります。この場合はまず、効果的なブランドメッセージの強調が必要です。また、個人個人に別々の商品を提案する必要があるため、複数ある商品から購入して欲しい商品までの動線を明確にする必要があると思います。

このように、テーマを考える上では、自社の商品やブランドの特性を整理することでどのようなページデザインの必要があるかの像が浮かび上がってきます。より購入しやすいページデザインは何なのかをじっくり考えてテーマの導入につなげましょう

ターゲット像の確認

webページのデザインを考える上で、どのような人が商品を購入してくれるかを明確に考える必要もあります。ターゲットを明確化すると、「伝えるべき内容」と「伝える方法」が明確になります。考慮するべきポイントは以下のような点です。こちらも具体例を交えて説明したいと思います。
・ターゲットの年齢層はどれほどか?
・メインターゲットの性別は?
・ECサイトはどのデバイスで見るか?(スマホかPCか)

具体例:サプリメントのEC事業の場合
また、同様に上記のサプリメントのECで考えてみます。このサービスのメインターゲットは20代〜30代で食事にあまり時間が割けない独身男性と想定します。ターゲットは忙しい中で、サービスを利用しそうなため、スマホでの閲覧が多そうです。さらに、じっくりと商品を考慮する時間もないため、シンプルなデザインの方が良さそうです。これらの内容より、動線が明確でスマホから見てもすんなりページの内容が理解できるようなwebページの必要があること分かります。

このようにして、ターゲット像を確認にして「伝えるべき内容」と「伝える方法」が明確にしましょう。これらを把握した上で、自社に最もあったテーマはどのようなものかを考えてみましょう。

事業別おすすめテーマ早見表

以下はShopifyにあるおすすめテーマ10選です。以下は早見表を参考に興味のあるテーマはさらに下に詳細の説明がついているので、確認をしてみてください。

テーマ名価格商品数おすすめ業種機能
Debut無料商品数少なめ雑貨、アパレルカスタマイズしやすいシンプルなデザインが特徴
Minimal無料商品数多めアパレル、化粧品、雑貨スライドショーや画像のズームなどの機能あり。
Narattive無料商品数少なめ食品、雑貨動画の挿入が可能。HTML,CSSで自由なカスタマイズが可能
Supply無料商品数多めアパレル、化粧品、雑貨大量の商品を見やすく羅列する機能がある。
Maker$180商品数少なめアパレル、雑貨コード編集なしでおしゃれなページ作成が可能
Sunrise$160商品数多めアパレル、雑貨ユーザーの目を引くキャッチーなデザインが特徴。
Vantage$160商品数少なめアパレル、食品メインビジュアルの見栄えの良いテーマが特徴
Streamline$180商品数少なめアパレル、雑貨動画アニメーションでストーリ仕立ての商品紹介が可能。
Editorial$160商品数少なめ雑貨、食品ブログによる商品の紹介が可能。
Prestige$180商品数少なめ化粧品、雑貨、食品ストア全体に高解像度の商品画像の表示が可能

おすすめテーマの詳細紹介

Debut

価格…無料

▼特徴
・コード編集なしでもカスタマイズしやすいシンプルなデザインです。
・コーディングによる独自のデザインも可能です。
・単品商品の販売に向いていますが、拡張性もあるので、複数商品にも対応可能です。

▼向いている事業主
・ECサイトを始めたばかりの事業者向けです。(無料かつシンプルなカスタマイズが可能なため。)
・商品数の少ない雑貨やアパレル商品を販売している事業者向けです。

Minimal

価格…無料

▼特徴
・スライドショーや商品画像のズーム、ホームページの動画などの機能があります。
・モバイルフレンドリーでどのデバイスからでも見やすいです。
・Vintage/Fashion/Modemの3つのスタイルがあります。

▼向いている事業主
・商品を視覚で訴求したい事業向けです。
・例えば、スライドショーで様々なカラーバリエーションを紹介するアパレルなどがおすすめです。
・また、革製品の雑貨など商品の細部が注目される事業の方にもおすすめです。

Narattive

価格…無料

▼特徴
・動画やスライドを差し込むことができます。
・HTML,CSSの操作で比較的自由にデザインの編集が可能です。
・Earthy/Warm/Light/Coldの4つのスタイルがあります。

▼向いている事業主
・自由度高くブランドの世界観を表現したい方向けです。
・メッセージ性が強調されるサイトになるため、商品数が少ない雑貨や食品の事業の方がおすすめです。

Supply

価格…無料

▼特徴
・商品のグルーピング機能があり、大量の商品を見やすく整理できます。
・おすすめ商品を表示する機能があり、売りたい商品をピックアップできます。

▼向いている事業主
・商品数が多い事業主の方におすすめです。
・季節ごとに商品の入れ替わりがあるアパレルなどおすすめです。
・類似商品を取り扱うスマホ雑貨の事業などにも向いています。

Maker

価格…$180

▼特徴
・コード編集することなくおしゃれなページ作成が可能です。
・ブランドのイメージを効果的に売り出すことが可能です。

▼向いている事業主
・コード編集をせずにブランドのイメージを効果的に訴求したい事業主の方におすすめです。
・アパレルや雑貨などおしゃれなページと親和性の高い事業向けです。

Sunrise

価格…$160

▼特徴
・キャッチーで明るいデザインでユーザーの目を引くことができます。
・1画面に多くの商品を表示することができます。そのため、様々な商品の比較が可能です。

▼向いている事業主
・可愛らしい雑貨などキャッチーなデザインに合う商品を販売する事業主の方におすすめです。
・アパレルなど、類似商品数が多く商品の比較ができるとより購入しやすい事業にもおすすめです。

Vantage

価格…$160

▼特徴
・印象的なメインビジュアルの設定が可能なテーマです。
・モバイルフレンドリーでスマートフォンやタブレットでも見やすいデザインです。
・Google mapの埋め込み機能もあり、実店舗との連携もできます。

▼向いている事業主
・食品など、メインビジュアルの印象を強いECサイトを作りたい方におすすめです。
・実店舗があり、ECサイトの連携を強化したいEC事業主の方にもおすすめです。

Streamline

価格…$180

▼特徴
・動画アニメーションの掲載が可能です。
・モバイルフレンドリーなデザインも特徴の一つです。

▼向いている事業主
・ブランドや商品の紹介をアニメーションでストーリー仕立てで紹介したい事業主の方におすすめです。
・アニメーションでキャッチーにストーリーを伝えられるため、雑貨などがおすすめです。

Editorial

価格…$160

▼特徴
・取扱商品をブログのような形式で紹介ができます。
・最大で5つのブログを扱うことができるため、幅広い分野でショップの作成が可能です。
・動画の埋め込みも可能です。

▼向いている事業主
・商品に思い入れがあり、ストーリーに合わせて紹介したい方。
・例えば、調達から製造、流通までをこだわって販売している革製品など商品のみでは伝わらない想いを伝えたい方におすすめです。

Prestige

価格…$250

▼特徴
・ストア全体に高解像度の商品画像の表示が可能です。
・また、画像内の指定した箇所に関連商品のリンク付けが可能です。

▼向いている事業主
・雑貨など商品の画像の詳細を伝える必要がある事業の方。
・化粧品など大きな商品画像で訴求をしたい方。

まとめ

以上がShopifyでおすすめのテーマ10選でした。Shopifyには魅力的なテーマが多数ありますが、前半で説明した通り自社の分析を十分にした上で導入するべきテーマを決めることをおすすめします。ここでは向いている事業主の説明もしましたが、それは一例に過ぎないため、自社サービスを考慮した結果、ここでは紹介していない内容のテーマを導入することも十分あり得ると思います。ここでの内容を参考に、Shopifyのテーマ選びが進んだら幸いです。