【Shopify】在庫管理の方法と外部連携サービスまとめ

EC事業者にとって在庫管理は欠かせない業務の一つです。効果的なマーケティング活動を行っても、肝心の商品がしっかり管理されずに、欠品や出荷不良を起こしてしまうと、それまでの努力は全て意味がなくなってしまいます。

ECを始めたばかりの事業主の方は、そのような在庫管理の重要性を理解しつつも、具体的な課題やとるべき対応が十分に把握できていない部分もあると思います。ここではそのような方々に向けて、ECにおける在庫管理の重要性とShopifyで在庫管理を行なっていく方法について解説していきます。

ECにおける在庫管理の課題とは

EC事業では規模が拡大するにつれて、在庫管理の難易度が上がります。そのため、自社の将来の規模感を想定しながら、在庫管理方法を構築しないと、いずれ在庫管理が破綻する可能性があります。将来の事業規模を想定した時、在庫を管理する上で意識するべき切り口は以下の3つです。

・SKUごとの在庫の管理
・各倉庫ごとでの在庫の管理
・販売チャネルごとの在庫の管理

・SKUごとの在庫の管理について
SKUとはStock Keeping Unitの略で、在庫を扱う際の最小管理単位のことです。例えば、同じデザインのTシャツが赤と黒の2色で、サイズがS,M,Lとあった場合、SKU数は6SKU(2色×3サイズ)となります。在庫を扱う場合は各SKUごとに販売数にあった商品を調達・管理する必要があるため、SKUが増えると在庫管理の複雑さは上がります。

・各倉庫ごとの在庫の管理について
倉庫が複数ある場合には、各倉庫ごとの在庫数と全ての倉庫で合計した在庫数を把握しなくてはいけません。また、各倉庫から届け先への配送経路や送料の設定なども必要になる可能性があります。このように倉庫の数が増えるとその分だけ、オペレーションの構築は複雑になっていきます。

・販売チャネルごとの在庫の管理について
販売チャネルが増えても、在庫管理の難易度は上がります。例えば、Shopifyと楽天市場で商品を販売している場合、Shopifyでの販売数と楽天市場での販売数の合計数を在庫数に反映しないと在庫に相違が出てしまい、在庫をうまく管理することができません。在庫数をしっかり管理するためには、外部連携サービスの利用などを行う必要があります。(外部サービスの詳細は記事の後半にあります。)

在庫管理の方法を決める際には、将来のSKU数や倉庫数、販売チャネルを十分に想定して在庫管理方法の構築を検討するようにしまましょう。

Shopifyでの在庫管理方法について

Shopifyの機能を使った在庫管理の方法について

それでは具体的にShopiyの在庫管理機能でできることを紹介していきます。ただ、Shopifyは必要最低限の機能しかないため、事業の規模の拡大に合わせて、外部連携サービス(次節で説明)を導入していくことをおすすめします。

●Shopifyでの在庫管理でできること
・SKU数の設定
・バーコード使用による在庫管理
・在庫の追跡によって実際の商品の在庫情報を紐付ける
・在庫切れでも販売を続ける
・在庫が減少したら通知を送くる(「在庫アラート」というアプリを使用します)

●具体的なShopifyでの在庫管理方法
Shopifyでの在庫管理は管理画面の「商品管理」>「全ての商品」から商品を選択して、商品詳細を開くとページ中央に以下の画面がでます。ここで商品のSKUやバーコードについての設定ができます。

また、「在庫を追跡する」をチェックすることで、実際の商品の在庫の情報が紐づけられるため、商品管理がしやすくなります。また、「在庫切れの場合でも販売を続ける」は予約商品など在庫以上の商品を販売できる場合にはチェックを入れるようにしましょう。

在庫の数量調整は「商品管理」>「在庫管理」の画面からも行うことができます。以下の画面の右側で在庫数量を入力することで、在庫が登録されます。そして、在庫数量を販売すると商品は売り切れとなります。

外部連携サービスを使用した在庫管理の方法について

外部連携サービスとは、外部の倉庫や在庫管理システムを利用することで複雑な在庫管理を自動かつスムーズに管理できるようにするサービスのことです。在庫管理が自動化されるため、在庫管理コストの削減や在庫管理ミスによるトラブルの減少が期待できます。

事業が拡大してくるとShopifyの機能のみでの在庫管理は難易度が上がるため、外部連携サービスの導入をおすすめします。具体的なサービスに関しては、下記で紹介しているので、参考にしてみてください。

Shopifyで利用できる外部連携サービスについて

ここからは具体的な外部連携のサービスを紹介します。

ロジクラ

ロジクラの特徴
・低価格のプランが多い(無料からでも始められる)
・複数人、複数拠点の在庫を一括管理できる
・ハンディターミナルがなくてもiphoneでスキャンが可能

料金プラン

月額料金拠点数月間出荷上限数その他機能
無料プラン0円1拠点300件まで入庫管理、出庫管理
スタータープラン9,000円1拠点300件まで上記に加えて、棚卸し機能など
スタンダードプラン29,000円3拠点1000件まで上記に加えて、Shopify連携機能など
WMSプラン49,000円3拠点1000件まで上記に加えて、スマホスキャン機能など

ロジクラがおすすめの人
・現状まだ事業の規模が小さい事業者の方
・倉庫が点在しており、在庫の管理が複雑になっている事業者の方

ネクストエンジン

ネクストエンジンの特徴

・契約社数や年間流通金額が業界実績No.1(2021年4月時点)
・ネクストエンジン専用のアプリがあるため、自由度の高い在庫管理システムを構築できる
・運営会社(Hamee株式会社)はEC事業も運営しているため、現場目線のある顧客対応が可能

料金プラン

月間受注数401件〜1,001件〜3,001件〜5,001件〜7,001件〜
基本料金10,000円10,000円10,000円10,000円10,000円
1受注あたり金額25円20円15円10円5円
※有料アプリ利用の場合は上記料金に加えてアプリ料金がかかります。
※契約から1年で保守費用として15,000円(税抜き)がかかります。

ネクストエンジンがおすすめの人

・規模の大きいEC事業を運営している方
・今後、拠点の拡大や新しい商品カテゴリの販売など事業変化が予想される事業主の方

オープンロジ

オープンロジの特徴

・見積もりやシステム調整は不要ですぐにサービスを始めることができる
・固定費なしで商品1点から始められる従量課金制
・電話やFAXなしでweb上で運用が完結する

料金プラン

●倉庫利用料金

サイズSSサイズ
A4以内
厚さ: 2.3cm以内、1kg以内
60サイズ
3辺合計60cm以内
2kg以内
80サイズ
3辺合計80cm以内
5kg以内
100サイズ
3辺合計100cm以内
10kg以内
120サイズ
3辺合計120cm以内
10kg以内
140サイズ
3辺合計140cm以内
15kg以内
入庫料18円18円18円18円18円18円
保管料/日0.2円1円2.5円4円6円10円

●配送料金

サイズA4以内
厚さ: 2.3cm以内、1kg以内
(ポスト便)
3辺合計60cm以内
2kg以内
3辺合計80cm以内
5kg以内
3辺合計100cm以内
10kg以内
3辺合計120cm以内
10kg以内
3辺合計140cm以内
15kg以内
国内配送料370円700円800円900円980円1,220円
沖縄配送料(+国内配送料)0円600円1,100円1,600円2,100円2,600円
離島配送料(+国内配送料)0円500円500円500円500円500円

●海外配送手数料

サイズA4以内
厚さ: 2.3cm以内、1kg以内
(ポスト便)
3辺合計60cm以内
2kg以内
3辺合計80cm以内
5kg以内
3辺合計100cm以内
10kg以内
3辺合計120cm以内
10kg以内
3辺合計140cm以内
15kg以内
海外配送手数料手数料300円手数料300円手数料500円手数料500円手数料500円手数料500円

オープンロジがおすすめの人
・すぐにでも外部在庫管理サービスの導入をしたい人
・月間の出荷件数にばらつきがあり、固定費が負担になる事業主の方

まとめ

この記事ではShopifyでの在庫管理の方法について解説をしてきました。最初に説明した通り、EC事業は規模が拡大して、商品SKUや販売チャネル、倉庫が増えるほど在庫管理が複雑になるため、事業規模が拡大している場合は外部連携サービスを利用することをお勧めします。

ただ、EC事業を始めたばかりで少ないSKUで販売数も少量の場合は、まずはShopifyの機能のみで在庫管理をして、規模の拡大に合わせて、外部連携サービスを使用していくのも良いでしょう。

まずは自社の現状の規模感や今後期待できる商品数、規模を想定して、どちらの在庫管理方法を採用するかを考えましょう。