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冷凍保存が必要な商品を発送する際に利用する冷凍便。「冷凍便を利用したい」と思った際、下記のような疑問を抱いたことはないでしょうか?
「冷凍便ってどのくらい料金がかかる?」
「冷凍便を利用する際の注意点はある?」
今回の記事では、冷凍便サービスを提供している主要3社を比較しながら、料金体系や冷凍便を利用する際の注意点などを解説します。ぜひ参考にしてください。
冷凍便とは?
冷凍便とは、商品を冷凍状態(-15℃以下)で配送するサービスのことで「クール便」と表記される場合もあります。アイスクリームや冷凍食品など、冷凍状態を保つ必要がある商品の配送に便利なサービスです。
常温で配送できる荷物よりも配送料が高くなりますが、冷凍便を利用することで、荷物の品質を維持しながら商品を届けられます。
冷凍便と冷蔵便の違い
冷凍便と混同されやすいのが「冷蔵便」です。「チルド便」と表記される場合もあります。
冷凍便と冷蔵便の主な違いは、配送中の温度管理。冷凍便は-15℃以下が一般的ですが、冷蔵便は0℃~10℃の温度帯で商品を配送します。
肉や野菜、乳製品など、冷蔵保存が推奨されている荷物は冷蔵便を利用するとよいでしょう。
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冷凍便サービスを扱う主要3社
ここでは冷凍便・冷蔵便サービスを扱う下記3社を紹介します。
- ヤマト運輸
- 佐川急便
- 日本郵便
1.ヤマト運輸:クール宅急便

画像引用元:クール宅急便
ヤマト運輸のクール宅急便は、冷蔵タイプ(0℃~10℃)と冷凍タイプ(-15℃以下)の2種類に分かれており、発送時にどちらで配送してもらうか指定できます(料金は同一)。
発送方法は「荷物をヤマト運輸の営業所に直接持ち込む」か「自宅まで集荷に来てもらう」かのどちらかです。クール宅急便は、コンビニエンスストアでは発送できないので注意してください。
料金・サイズ
料金やサイズは下記のとおりです。※関東圏から関東圏への配送料金(現金払い)
ヤマト運輸は「持込割」や「クロネコメンバー割」など、各種割引で料金が変動します。詳しく知りたい方はヤマト運輸公式サイトをご確認ください。
3辺合計サイズ・重量 | 料金 |
---|---|
60サイズ(2kgまで) | 1,215円 |
80サイズ(5kgまで) | 1,560円 |
100サイズ(10kgまで) | 1,970円 |
120サイズ(15kgまで) | 2,565円 |
2.佐川急便:飛脚クール便
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画像引用元:飛脚クール便
佐川急便の飛脚クール便は、冷蔵タイプ(2℃~10℃)と冷凍タイプ(-18℃以下)の2種類に分かれており、発送時にどちらで配送してもらうかを指定できます(料金は同一)。ヤマト運輸のクール宅急便よりも低温(クール宅急便は-15℃以下)で配送可能なため、できるだけ低い温度で荷物を発送したい場合におすすめです。
飛脚クール便の発送方法は「佐川急便の営業所に持ち込む」か「自宅まで集荷に来てもらう」かのどちらかです。コンビニエンスストアなどでは発送できないので注意してください。
料金・サイズ
配送料金やサイズは下記表のとおりです。※関東圏から関東圏への配送料金
3辺合計サイズ・重量 | 料金 |
---|---|
60サイズ(2kgまで) | 1,185円 |
80サイズ(5kgまで) | 1,550円 |
100サイズ(10kgまで) | 1,960円 |
140サイズ(20kgまで) | 3,060円 |
140サイズ(30kgまで) | 3,760円 |
3.日本郵便:チルドゆうパック

画像引用元:チルドゆうパック
日本郵便のチルドゆうパックは、冷蔵便(0℃~5℃)のみの配送サービスです。冷凍便(-15℃以下~)の取り扱いはありません。
チルドゆうパックは、150サイズの荷物まで配送してくれるため、大きな荷物を発送したい場合におすすめです。
ちなみにチルドゆうパックの発送方法は「郵便局窓口への持ち込み」しかなく、自宅への集荷には対応していません。
料金・サイズ
料金やサイズは下記のとおりです。※関東圏から関東圏への配送料金
各種割引で料金が変動しますので、詳しく知りたい方は日本郵便の公式サイトをご確認ください。
3辺合計サイズ(25kg以下) | 料金 |
---|---|
60サイズ | 1,045円 |
80サイズ | 1,490円 |
100サイズ | 2,125円 |
120サイズ | 2,445円 |
140サイズ | 3,450円 |
150サイズ | 4,550円 |
各社サービスの選び方
「冷凍便や冷蔵便を利用したいけど、どのサービスを使えばいいかわからない」という方のために、各社サービスの選び方をまとめました。ぜひ参考にしてください。
ヤマト運輸:クール宅急便がおすすめの人
- ヤマト運輸の営業所が自宅近くにある人
- 集荷に来てもらいたい人
- ヤマト運輸の割引サービスを利用して送料を節約したい人
- 冷凍便を利用したい人
ヤマト運輸は「持込割」や「クロネコメンバー割」、「にゃんPay割引」など、さまざまな割引を利用可能です。荷物の量が多い方は、ヤマト運輸の割引サービスを活用することで送料を節約できるでしょう。
佐川急便:飛脚クール便がおすすめの人
- 佐川急便の営業所が自宅近くにある人
- 集荷に来てもらいたい人
- できるだけ低い温度で配送してもらいたい人
佐川急便の飛脚クール便は、ヤマト運輸のクール宅急便よりも3℃も低い「-18℃以下」で配送してくれます。そのため「できるだけ低温で配送してもらいたい人」におすすめです。
日本郵便:チルドゆうパックがおすすめの人
- 郵便局が自宅近くにある人
- 冷凍便は利用しない人
- 140サイズ以上の荷物を発送したい人(冷蔵便のみ)
日本郵便は冷凍便の取り扱いがないものの、冷蔵便であれば最大150サイズ(25kg以内)までの荷物を配送してくれます。ヤマト運輸は120サイズまで、佐川急便は140サイズまでの荷物しか取り扱いしていないため、大きな荷物を配送したい場合は日本郵便を利用するとよいでしょう。
冷凍便利用時の梱包方法
冷凍便を利用する際は、荷物の品質を維持するために適切な梱包が必要です。以下の手順をぜひ参考にしてください。
- 商品をしっかりと冷凍状態にする(予冷)
- 商品を密閉性の高い容器やビニール袋に入れる
- 断熱材(発泡スチロールや保冷バッグなど)を使用して、商品を梱包する
- 梱包した商品を段ボール箱に入れ、中身が動かないように隙間をしっかりと埋める
- 段ボール箱に、冷凍品であることがわかるラベルなどを貼る
冷凍便とはいっても、集荷場や配達現場などで一時的に常温環境にさらされる可能性もあります。しっかりと梱包をしておかないと中身が溶けやすくなってしまうため、できるだけ保冷力のある状態で梱包しましょう。
冷凍便利用時の注意点
冷凍便を利用する際、下記3つの注意点があります。
- 予冷をしておく
- 受取日時をすり合わせておく
- 配送価格を理解しておく
注意点を把握しないまま荷物を発送してしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあるため、事前に把握しておきましょう。
予冷をしておく
冷凍便を利用する際は、発送前に荷物を冷凍状態(予冷)にしておきましょう。予冷が不十分だと、冷凍便配送トラックに積み込まれる前に、荷物の品質が低下する可能性があるからです。
予冷が十分でない荷物は配送を拒否される場合もあるので、必ず予冷をして発送手続きをしましょう。
受取日時をすり合わせておく
冷凍便で配送された商品は、品質劣化を防ぐため「できるだけ早く受け取ってもらうこと」が大切です。なぜなら、配達員が受取人に手渡しする際、冷凍便配送トラックから取り出す必要があり、受取人不在で荷物が何度も外気にさらされれば、荷物が溶けてしまう可能性が高まってしまうからです。
また、配送業者によっては「冷凍便の荷物の保管期間は3日間まで」などの制約がある場合もあります。荷物が返送されることがないよう、受取日時はしっかりとすり合わせておきましょう。
配送料金を理解しておく
冷凍便は、通常の配送と比べて料金が高くなる傾向があります。オンラインで冷凍商品を販売している事業者などは、配送料金を事前に確認し、予算に合った配送業者やサービスを選択しましょう。
冷凍便を利用する際は、料金体系や注意点を事前に確認しよう!
今回の記事では冷凍便について、各社の料金体系や特徴、発送時の注意点を解説しました。
冷凍便は便利なサービスですが、利用頻度が少ない方も多いでしょう。利用頻度が少ないからこそ、料金体系や発送時の注意点を事前に確認し、問題なく荷物が届くように工夫しましょう。
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