バンドル販売とは?メリット・デメリット、成功のポイントを解説!

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バンドル販売は、商品やサービスを組み合わせて「セットで販売する」という手法です。バンドル販売戦略を活用すれば、消費者にとっての利便性やお得感を提供できるだけでなく、事業者側にもさまざまなメリットがあります。

今回の記事では、バンドル販売の意味やメリット・デメリット、バンドル販売戦略成功のポイントを詳しく解説します。バンドル販売の効果的な活用方法を理解し、自社の売り上げ向上や在庫管理の改善に役立ててください。

バンドル販売とは

バンドル販売とは、複数の商品やサービスをセットにして販売する手法です。ちなみに「バンドル」とは、英語で「束ねる」「まとめる」という意味があります。

わかりやすい例として、ファストフード店での「バーガー+ポテト+ドリンクセット」や、衣料品店での「靴下3足セット」など、バンドル販売を活用している企業は多いです。

バンドル販売は、単品で購入するよりも割安な価格設定をすることで消費者にお得感を提供し、購買意欲を刺激するという手法が一般的。企業側にとっては顧客単価向上による売り上げの増加や、在庫の削減といったメリットがあります。

バンドル販売のメリット

バンドル販売のメリットは、主に下記3つが挙げられます。

  • 売り上げと顧客単価向上が期待できる
  • 効率的に在庫を減らせる
  • 売り場の印象をよりよくできる

以下、詳しく解説します。

売り上げと顧客単価向上が期待できる

バンドル販売は、顧客の購買意欲を高め、売り上げと顧客単価の向上を期待できます 。

例えばファミリーレストランでは、メイン料理とは別に、定価よりも安い価格でドリンクバーやサラダバーをセットとして注文可能です。定価よりも格安でドリンクやサラダを楽しめるため、顧客はお得感を感じながら一度に多くの商品を購入し、結果として顧客単価が向上します。

また、利益率の高い商品と低い商品を組み合わせてお得感を演出したり、特典付きや数量限定のオファーと組み合わせたり、さまざまな戦略で顧客単価や売り上げ向上を見込めます。

効率的に在庫を減らせる

バンドル販売は、効率的に在庫を減らす手段としても有効です。売れ筋商品と在庫が多く残っている商品を組み合わせてセット販売することで、売れにくい在庫を減らしつつ売り上げを伸ばせます。

例えば、衣料品店では「全身コーディネートセット」と称して、人気商品と一緒に季節外れの商品をバンドル販売し、売れにくい季節外れの商品の在庫を減らしています。こうしたバンドル販売戦略は、消費者にとってもお得感があるため、顧客満足度を向上させながら効率的に在庫を減らせるでしょう。

売り場の印象をよりよくできる

バンドル販売は、売り場の印象をよりよくする効果もあります。例えば「新生活応援セット」や「夏の特別セット」といったテーマを設定し、関連商品を時期に合わせてディスプレイすることで、売り場全体を魅力的に演出できるのです。

消費者は季節やイベントに合わせた効果的なディスプレイで、商品への関心が高まり、購買意欲が喚起されます。売り場の印象がよくなれば、店舗への来店頻度も高まり、売り上げが向上しやすくなるでしょう。

バンドル販売のデメリット

バンドル販売には多くのメリットがありますが、主に下記3つのデメリットも存在します。

  • 価格設定が難しい
  • 売り上げにつながらないリスクもある
  • 売り場スペースや人材を確保する必要がある

まず、価格設定が難しい点ですが、過度な割引は利益率が低下する可能性があります。いくら売り上げが向上しても利益が出ないと意味がないため、価格と利益率のバランスは常に意識しましょう。

また、セット商品が消費者にとって魅力的でない場合、売り上げにつながらないリスクもあります。例えば「売れ筋商品A」と「売れ残り商品B」をバンドル販売しているとき、そのセットが消費者にとって魅力的でなければ、売れ筋商品である「商品A」も売れずに残ってしまいます。

さらに、バンドル販売を魅力的にディスプレイするための売り場スペースの確保や、ディスプレイをする人材確保が難しい店舗もあるでしょう。

バンドル販売を実施する際は、メリットとデメリットを理解したうえで計画を立てることが重要です。

バンドル販売を成功させる際の注意点

バンドル販売を成功させるためには、下記のような注意点を意識しましょう。

  • 利益率を考慮する必要がある
  • 付加価値を生み出す組み合わせを考える
  • 売り場を工夫してプロモーションする
  • 会計処理の効率化を考慮する
  • 消費者のニーズから組み合わせを考える

以下、詳しく解説します。

利益率を考慮する必要がある

バンドル販売では「利益率を十分に考慮する」ことが重要です。過度な割引をせずに、割引率と利益率をバランスよく保つことを意識するとよいでしょう。

例えば、メイン料理とサイドメニューをバンドル販売することで、顧客単価を上げられます。しかし、バンドル販売による割引を過度に設定すると、全体の利益額が減少し「売り上げは向上しても利益はほとんど残らない」という事態もあり得るのです。

バンドル販売をする際は「顧客にお得感を感じてもらいながら、利益率はしっかりと確保する」というバランスを意識しましょう。

付加価値を生み出す組み合わせを考える

バンドル販売の成功には「付加価値を生み出す組み合わせを考える」ことが必要不可欠です。バンドル販売は単なる割引だけでは不十分で、消費者にとって魅力的で便利なセットを提供することで、初めて購買意欲を高められるからです。

例えば就職活動を控えた学生向けに、スーツと関連アイテム(革靴やビジネスカバンなど)をセットにする「就活セット」を提供すれば、消費者のニーズに合致して利便性と付加価値を提供できます。一方で、就職活動を控えた学生向けに「スーツとビジネス用PC」をセットで販売しても、すぐに必要のない「ビジネス用PC」に魅力を感じる人は少ないでしょう。

バンドル販売をする際「売れ残っている商品を売りたい」という思いが前面に出ているセット商品を販売する事業者も多いですが、それでは逆効果になってしまいます。消費者のニーズに応じたセットを企画することが重要です。

売り場を工夫してプロモーションする

バンドル販売を成功させるためには「売り場のディスプレイを工夫してプロモーションを行う」ことが重要です。商品の魅力を最大限に引き出すために、見やすく魅力的なディスプレイを作り上げましょう。

例えば冬の寒い時期に「こたつの上に美味しそうな鍋がセットされているディスプレイ」が売り場にあれば「今日は鍋にしようかな」などと想起させ、効果的に訴求できます。季節に合わせたテーマや特別なイベントに合わせて関連商品をまとめて展示することで、消費者の目を引けるのです。

会計処理の効率化を考慮する

バンドル販売を実施する際には「会計処理の効率化」も重要なポイントです。期間限定で複数の商品をセット販売する際は、会計処理が混乱しやすいからです。場合によっては、商品をスキャンすると自動でセット商品として認識されたり、自動で適切な在庫処理がされたりなど、複雑な会計処理システムや設定が必要となるでしょう。

会計処理の効率化に活躍するのがPOSレジ(Point of Saleレジ)です。POSレジは、スキャンした商品の情報や売り上げデータをリアルタイムで管理できるレジシステムのことで、POSレジや在庫管理システムをバンドル販売に対応させることで、効率的な会計処理が可能になります。

POSレジについて詳しく知りたい方は「【2024年最新】POSレジ徹底比較10選!導入のメリットや機能も解説」をご覧ください。

消費者のニーズから組み合わせを考える

バンドル販売を成功させるためには「消費者のニーズに基づいた組み合わせ」を考えることが重要です。消費者が求める商品やサービスを分析し、それに応じたセットを提供することで、初めて購買意欲を引き出せます。

例えば、春の新生活シーズンには「新生活スタートセット」として、家電や家具を一緒に販売することが効果的です。冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどの生活必需品を、お得な価格でまとめてセットにすることで、消費者のニーズにあった魅力的なオファーを提供できます。

消費者にとって魅力的なオファーを提供し、顧客満足度を向上させながらバンドル販売戦略を実施しましょう。

バンドル販売で効果的に売り上げを向上させよう!

今回の記事ではバンドル販売について解説しました。

バンドル販売は、消費者にお得感や利便性を提供する一方で、事業者にとっても売り上げの向上や在庫管理の効率化といった多くのメリットがあります。ただ、バンドル販売戦略を成功させるためには、デメリットや注意点を把握しておくことも重要です。

今回の記事で紹介したポイントを参考にして、自社のバンドル販売戦略に役立ててください。