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近年需要が拡大しているeギフト。ギフト商材のトレンドであり、顧客満足度向上につながりやすいことからECサイトへの導入を検討している方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ECサイトがeギフトを取り扱う際の注意点や、eギフトの導入方法などを解説します。eギフトに簡単に対応できるアプリも紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
eギフト(ソーシャルギフト)の需要が拡大中
eギフトとはオンライン上で贈れるギフトのことで、ソーシャルギフトとも呼ばれます。贈る側はECサイトなどでeギフトを購入したら、SNSやメールなどでeギフトのURLを贈りたい相手に送信します。受取人は送信されたURLから住所や受け取り日を指定し、ギフトを受け取ることができます。eギフトによっては複数あるギフトから受取人が欲しいギフトを選ぶことも可能です。
また、物理的なギフトではなく、商品券やポイントなどを贈ることも可能です。このようなeギフトはデジタルeギフトと呼ばれます。
「ギフトモール オンラインギフト総研」が2023年におこなった調査によると、eギフトを贈ったことのある人の割合は、コロナ前とコロナ後では全年代で増加しています。以下の表からも分かるとおり、20代では25%以上、全年代でも16.6%の人がeギフトを贈った経験があり、eギフトの需要が拡大していることがわかります。

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eギフト導入が顧客満足度向上につながる3つの理由
eギフトは顧客満足度向上につながりやすいサービスであり、ECサイトに導入することで新規顧客の獲得やリピーター増加につながることが期待できます。ここでは、eギフトの導入が顧客満足度向上につながる以下3つの理由について解説します。
- 贈りたい相手の住所や電話番号を知らなくても贈れる
- 贈りたい日当日でもギフトを手配できる
- 贈りたい相手は好きな商品を好きなタイミングで受け取れる
贈りたい相手の住所や電話番号を知らなくても贈れる
eギフトを贈る際は、SNSやメールで贈りたい相手にeギフトのURLを送信します。よって、贈る側は相手の住所や電話番号を知らなくてもギフトを贈れます。この気軽さが「仰々しくないちょっとしたプレゼントを贈りたい」「住所や電話番号を相手に聞かず、サプライズでギフトを贈りたい」といった顧客のニーズに非常にマッチしています。
贈りたい日当日でもギフトを手配できる
母の日や誕生日など、特定の日にギフトを贈りたい顧客にもeギフトは重宝されています。
うっかりギフトの手配を忘れてしまっても、eギフトは当日の手配が可能です。クリスマスやバレンタインなど、EC・物流業界が繁忙期となる時期にギフトを手配するタイミングが遅れてしまった場合の駆け込み寺としてもeギフトは利用されています。
贈りたい相手は好きな商品を好きなタイミングで受け取れる
eギフトは、顧客の「プレゼントを贈りたいけど何を贈れば喜ばれるかが分からない」といった悩みも解決します。指定した予算内でカタログのように商品をラインナップしているeギフトも多数あるため、商品選びに頭を悩ませたくない顧客にとってはeギフトは最適な選択肢となります。
また、eギフトではギフトを受け取るタイミングや場所を受取人が指定します。相手の都合に合わせてギフトを贈れるため、なるべく相手に負担をかけずにギフトを贈りたいと考える顧客のニーズも解決しています。
ECサイトがeギフトを取り扱う際の3つの注意点
顧客満足度向上につながりやすいeギフトですが、ECサイトがeギフトを取り扱う際には注意しておきたい点があります。ここでは以下3つの注意点について詳しく解説します。
- 利用規約をわかりやすく表示する
- 問い合わせやトラブルに対応できる体制を整える
- 手数料に注意
利用規約をわかりやすく表示する
eギフトは通常のギフト対応と比較し、受取人がギフトを受け取るまでのフローがやや複雑になります。よって、利用規約をわかりやすく表示することはeギフトを取り扱ううえで必須の対応です。利用規約には以下の情報を掲載するようにしましょう。
- eギフトの購入方法とギフト受け取りまでのフロー
- eギフトの有効期限
- eギフトの使用条件(特定の商品やサービス、店舗で利用可能など)
- 返金・交換について(返金・交換に対応しない場合はその旨を明記)
- プライバシーポリシー
- 不正使用(転売など)の禁止
- カスタマーサポートの連絡先やサポート対応時間 など
問い合わせやトラブルに対応できる体制を整える
eギフトの取り扱いには、通常のギフト商品の取り扱いとは異なるトラブルが生じます。eギフト導入時に起こりがちなトラブルやよくある問い合わせには事前に対応策を講じ、社内共有のうえ適切に対応できる体制を整えることが大切です。
eギフト導入時に起こりがちなトラブルやよくある問い合わせは以下のとおりです。
- 受取人にeギフトのURLを記載したメールが届かない
- 受け取ったeギフトの有効期限が切れてしまった
- 間違えて受取人とは異なる相手にURLを送信してしまった
- eギフトを受け取ったが利用方法が分からない
- システム上のトラブルで適切な利用であるにも関わらずeギフトが使えない など
なお、カスタマーサポートの社内工数を減らすためには、AIチャットボットの導入やFAQページの作成が有効です。
手数料に注意
eギフトの需要拡大に伴い、eギフトを導入できるプラットフォームも数多く誕生しています。簡単にeギフトを導入でき、プラットフォーム側からの集客が見込めるといったメリットがある一方、手数料には注意が必要です。
プラットフォーム側に支払う手数料は初期費用や固定の月額費用、売上金額に応じてパーセンテージで設定される販売手数料や決済手数料などがあります。売り上げの10%以上を支払わなければならないケースもあるため、プラットフォームを活用する場合には事前に手数料をしっかりと確認しましょう。
Shopifyでeギフトに対応するには?
Shopifyでは以下2つの方法でeギフトに対応できます。それぞれ詳しく解説します。
Shopifyのアプリを利用する
Shopifyでは、eギフトに対応するためのアプリが開発されています。eギフトが簡単に実装でき、熨斗などのラッピンサービス設定や実店舗商品のeギフト化に対応できるアプリもありますので、後ほど詳しく解説します。
Shopifyのギフトカード機能を利用する
Shopifyにデフォルトで搭載されているギフトカード機能を使ってeギフトに対応することも可能です。ただし、ShopifyのギフトカードはShopifyサイト上の支払いで利用できる商品券であり、物理的なギフトを贈れるものではありません。
Shopifyのギフトカード機能の詳細や実際の設定方法については以下の記事で詳しく解説します。
Shopifyでeギフトが導入できるおすすめアプリ3選
最後に、Shopifyでeギフトを導入する際におすすめのアプリを紹介します。紹介するアプリは以下3つです。
- All in gift
- AnyGift
- MakeGift
All in gift

「All in gift」は株式会社ハックルベリーが開発・提供しているギフトアプリです。通常のギフト対応も含めた数多くの機能が搭載されており、2021年にはShopifyのパートナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパンを受賞しています。
All in giftの機能
All in giftで利用できる主な機能は以下のとおりです。
- eギフト機能の搭載
- ギフト用オプション(熨斗・ラッピング・メッセージカード・手提げ袋)の設定
- 複数の配送先の設定
- カタログギフト機能
- 受け取りページや顧客へ送信するメールのカスタマイズ
- 分析機能
- 配送アプリとの連携 など
All in giftの料金
料金は通常ギフトとeギフトに分けて設定されています。料金詳細は以下のとおりです。
<通常ギフトの場合>
プラン(料金) | 利用できる機能 |
無料プラン | ・熨斗、ラッピングなどの設定 ・配送システム連携 |
通常ギフトPRO (月額49ドル) | 上記に加えて、配送日時指定複数配送先指定 |
<eギフトの場合>
プラン(料金) | 利用できる機能 |
無料プラン | ・熨斗ラッピングなどの設定 ・配送システム連携 ・配送日時指定 ・バリエーション機能 ・eギフトの受け取りページカスタマイズ ・eギフトのデジタルメッセージカード ・eギフトのカタログギフト |
eギフトPRO (月額49ドル) | 上記に加えて、配送日時指定複数配送先指定 |
なお、eギフトの無料プランとeギフトPROプランは本来決済手数料3%がかかりますが、キャンペーン中のため決済手数料は無料となっています(2024年6月現在)。
AnyGift

AnyGiftはeギフトのECサイトへの実装が簡単におこなえるアプリです。2024年6月時点で500以上のブランドに導入実績があり、2022年にShopifyのパートナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパンを受賞しています。
AnyGiftの機能
AnyGiftで利用できる主な機能は以下のとおりです。
- eギフト機能をタグ一行で実装(自社商品のeギフト化)
- Shopify含めた各ECサイトやOMS、APIとの連携
- カタログ機能
- eギフトURLの送信機能
- 既存顧客へのメールやLINEでの通知機能
- デジタルメッセージカード機能
- 配送関連機能
- ギフトの受け取り漏れ防止のためのリマインド機能 など
AnyGiftの料金
AnyGiftにはスタンダード・エキスパート・エンタープライズの3つの料金プランがあり、どのプランにも14日間の無料体験期間が用意されています。具体的な料金と使える機能は以下のとおりです。
プラン(料金) | 利用できる機能 |
スタンダード (月額99ドル) | ・eギフト機能の導入 ・eギフト受け取りURLの発行 ・マーケティング機能 ・デジタルメッセージカード機能 ・ギフトラッピング機能 ・ギフトデータ一覧機能 ・各種OMS連携機能 ・メールでのサポート |
エキスパート (月額299ドル) | 上記に加えて、 ・カタログギフト機能 ・複数配送先eギフト機能 ・配送日時指定機能 ・eギフト受け取りURLおよびドメインのカスタマイズ ・対面・オンラインMTGでのサポート |
エンタープライズ (月額2,000ドル) | ・全機能利用可能 ・カスタマイズ可能 ・メディア掲載 ・専任のマネージャー ・API連携 |
MakeGift
画像引用:MakeGift
MakeGiftはECサイトだけでなく実店舗のeギフトにも対応しています。店舗で販売している商品のeギフト化や、金額を指定したギフト券の発行が可能です。導入したい場合、Shopifyのアプリストアでは公開されていないため、MakeGiftサイトより問い合わせる必要があります。
MakeGiftの機能
MakeGiftで利用できる主な機能は以下のとおりです。
- eギフト機能の実装(ECサイト、実店舗)
- OMSとの連携
- オリジナルeギフトカードの作成
- eギフト用の送料設定
- 自社メルマガ送信許諾
- 売り上げ管理
- もぎり機能(実店舗のみ)
MakeGiftの料金
料金はECサイトと実店舗に分けて設定されています。料金詳細は以下のとおりです。
月額料金 | 決済手数料 | 取り扱い可能なeギフト数 | |
ECサイト | 49ドル | 3% | 無制限 |
実店舗 (ライトプラン) | 2,980円 | 5.5% | 2点 |
実店舗 (スタンダードプラン) | 9,800円 | 5.5% | 5点 |
実店舗 (ビジネスプラン) | 19,800円 | 5.5% | 30点 |
なお、すべてのプランで2週間の無料お試し期間が用意されています。
eギフトを導入して売り上げ拡大につなげよう!
本記事では、近年需要が拡大しているeギフトについて詳しく解説しました。eギフトの導入は新規顧客やリピーターの獲得につながりやすく、売り上げへの貢献が期待できるサービスです。ぜひ本記事を参考にeギフトを導入してください。
PLAYBIT(プレイビット)ではShopifyを利用したECサイトの構築や運用の支援をおこなっています。お問い合わせやご相談は以下のフォームからお気軽にご連絡ください。
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