Omnisend使い方ガイド|Shopify連携方法、セグメントやターゲティング活用法まで

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ECサイト運営において、メールマーケティングはとても有効です。Shopifyではデフォルトのメール機能に加えて、さまざまなメールアプリが存在し、メールマーケティングがしやすいプラットフォームといえます。

この記事では、Shopifyのメールアプリの中でも世界中で使われているOmnisendを紹介します。OmnisendとShopifyの連携方法、効果的な使い方をなどをわかりやすく解説します。

Omnisendとは?

Omnisendは、ECサイト向けのメールマーケティングアプリです。世界中で広く使われているアプリで、Shopifyとも連携できます。

Omnisendでは、通常のメールマガジンの配信機能から、顧客の行動データを基にパーソナライズされたメールキャンペーンを自動化することなど、高度な設定も可能です。リストのセグメンテーション、自動リマインダーの送信、ポップアップやフォームの作成など、豊富な機能が揃っており、上手に使いこなせば売上向上に直結するマーケティング施策となります。

画像引用:omnisend

Omnisendの主な機能

Omnisendの主な機能を紹介します。

①メールキャンペーンの作成と配信

豊富なテンプレートを使って簡単にメールを作成することが可能です。要素をドラッグ&ドロップするだけなので、直感に操作することができ、画像やテキスト、ボタンなどを自由に配置してメールを作成することが可能です。

②セグメンテーション機能

顧客データをもとに、ターゲットグループを詳細にセグメント化できます。購買履歴、サイト訪問履歴などから顧客をセグメントにわけて、特定のグループのみにメールを配信することが可能です。リピーター向けのメール配信、新規顧客向けのメール配信などが可能になります。また、Shopifyの顧客情報も自動で同期されます。

③自動化(オートメーション)

特定の条件にもとづいて、自動的にメールを送信するフローを設定できます。例えば、カゴ落ちした人へカゴ落ちの翌日にリマインドメールを送るなど、その顧客のシチュエーションに合わせたメールを自動で配信することが可能です。

④ポップアップやサインアップフォームの作成

サイトの訪問者に対して、メールアドレスの登録を促すポップアップを出すことが可能です。また、メールフォームの作成も簡単に行うことができます。

OmnisendとShopifyの連携方法

OmnisendをShopifyに導入する手順を解説します。

なお、Omnisendは日本語対応していないため、基本的には英語表記のアプリになります。お使いのブラウザに拡張機能などで翻訳機能をいれることで、アプリ内の表記を日本語表示に変更することも可能です。

Shopifyアプリストアでインストール

OmnisendをShopifyにインストールする手順はとても簡単です。

  1. Shopifyアプリストアにアクセスする。
  2. Omnisendを検索する
    検索バーに「Omnisend」と入力し、検索結果からOmnisendアプリを選択します。
  3. インストールボタンをクリック
    Omnisendのアプリページで「アプリを追加」ボタンをクリックし、Shopifyにインストールします。
  4. アクセス権限を確認
    OmnisendがShopifyストアのデータにアクセスするための権限を確認し、「インストール」ボタンをクリックします。

Omnisendアカウントの作成と基本設定

Omnisendアプリのインストールが完了したら、Omnisendアカウントを作成します。画面の指示に従い、必要な情報を入力するだけで、簡単に登録が完了します。

Shopifyの管理画面からアプリにアクセスし登録が完了すると、Shopifyの顧客データや注文データは自動的にOmnisendに同期されます。

ただし、顧客データの中でもメールの配信が可能なのは、オプトインというメール配信許可を選択した顧客のみになります。顧客登録数=配信可能数ではないので注意してください。

Omnisendの料金プラン

Omnisendには無料プランと有料プランがあります。それぞれの特徴は以下の表のとおりです。ラ

プラン名無料プランスタンダートプランプロプラン
特徴・配信可能数500件/月
・60件のSMS/月
・配信可能数6000件/月・スタンダードプランに含まれるものすべて
・配信可能数 無制限
料金無料16ドル/月59ドル/月

無料プランと有料プランの違い

無料プランには基本的なメール配信機能が揃っています。ただし、月に送れる配信数が500通と限られており、週に1回以上の発信だったり顧客リスト数が多かったりすると、無料プランを超えてしまうことが考えられます。

有料プランでは、配信可能数がぐっと増えることが最大の特徴です。また、A/Bテストが可能になるなど、より高度なターゲティングやセグメンテーション機能が可能になります。

無料プランと有料プランのどちらでも24時間365日のサポートも受けられます。月額400ドル以上の契約をしている事業者には、サクセスマネージャーと呼ばれる公式のサポート担当がつき、マーケティングの支援を行ってくれます。

各プランの選び方

各プランを選ぶときは、まずは配信数を基準に選択することをおすすめします。Omnisendの有料プランには分析やセグメンテーションなどさまざまな高度な機能がついていますが、それらの機能を使いこなすためにはある程度の知見が必要になります。まずは、自社が予定している配信数をまかなうプランを選択し、メール配信しながら各機能を使い込んでいきましょう。

セグメンテーションとターゲティングの設定

セグメンテーションとは、顧客を購入回数や購入品などでグループ分けすることです。これにより、よりパーソナライズされたメール配信を行うことができます。

Omnisendでは、次のようにしてセグメントを設定します。

1.新規セグメントの作成:
Omnisendの「セグメント」タブに移動し、「新規セグメントを作成」をクリックします。

2.条件の設定

顧客の購買履歴、ウェブサイト訪問履歴など、複数の条件を組み合わせてセグメントを設定します。例えば、過去30日間に購入したことがない顧客、特定の商品を閲覧したことがある顧客などを対象にできます。

3.ターゲットメールの配信

作成したセグメントにもとづき、メールを作成します。ターゲットに寄り添ったメールやタイトルを設定することで、開封率やクリック率が向上します。例えば、過去30日間に購入したことがない顧客、特定の商品を閲覧したことがある顧客などを対象にできます。

Omnisendの効果測定

Omnisendはレポート機能も充実しています。Omnisendの導入後は、適切なマーケティング施策を行うためにも、定期的にデータを分析することが重要です。

主なKPIの設定
開封率(Open Rate)、クリック率(Click-Through Rate)、コンバージョン率(Conversion Rate)など、メールキャンペーンの効果を測定するための目標値を設定します。

・データ分析の方法
Omnisendのダッシュボードでは、各キャンペーンごとに詳細なレポートが確認できます。設定した目標の各指標を確認し、パフォーマンスの良いメールの特徴を特定して再現していきます。

Omnisendを活用してShopifyストアを成長させよう

Omnisendは上手に活用するととても力強いマーケティングツールになります。まずは簡単なメール配信から始めて、A/Bテストやシナリオメールなどの高度な設定にも挑戦してみるとよいでしょう。