*本サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
日本最大級のECサイトである楽天市場に出店することは、EC事業の利益を最大化する上で重要です。ただ「楽天市場に出店したいけど、手数料や費用がよく分からない」と困っていませんか?
この記事では、楽天市場の手数料や運営費用の内訳を詳しく解説し、効果的に費用を抑えるコツも紹介します。
コストを理解せずに楽天市場に出店してしまうと、利益を圧迫する可能性があるため、この記事を参考にしながら準備を進めていきましょう。
楽天市場の出店プランと初期費用
楽天市場の出店プランの種類は、次のとおりです。
- がんばれ!プラン
- スタンダードプラン
- メガショッププラン
また、初期登録費用として、一律60,000円(税別)かかります。
※2024年12月時点
がんばれ!プラン
「がんばれ!プラン」は、ネットショップ運営初心者に向けたエントリープランです。
低コストで手軽にスタートできますが、商品数や画像容量に制限があるため、商品数の多い事業者などは商品ラインアップやページ構成には注意しましょう。
スタンダードプラン
「スタンダードプラン」は、月商約178万円以上を目指す中規模事業者向けのプランです。
このプランは「がんばれ!プラン」と比較して、商品数や画像容量の上限が大幅に引き上げられています。
また、規模の拡大に応じた売上手数料率の低さも魅力で、コストパフォーマンスを重視する事業者におすすめです。
※2024年12月時点
メガショッププラン
「メガショッププラン」は、登録できる商品数や画像容量が無制限になっているプランです。大規模な商品展開や多様な画像を使用したページ作成が可能で、月商約1,000万円以上を目指す事業者向けプランです。
システム利用料もスタンダードプランと同様に低率で設定されており、大量の商品を取り扱う事業者にとって効率的な運営ができます。
※2024年12月時点
でECサイト構築・運用支援-Shopifyの作成・制作、運用代行.jpg)
楽天市場の費用や主な手数料

楽天市場の費用や主な手数料は、次のとおりです。
- 月額出店料
- システム利用料
- システムサービス利用料
- 楽天ペイ利用料
- R-Messe利用料
- 各種オプション料金
それぞれを詳しく解説します。
1.月額出店料
月額出店料は、楽天市場で店舗を運営するために毎月支払う基本料金のことです。
この費用は、選択する出店プラン(がんばれ!プラン、スタンダードプラン、メガショッププラン)によって異なります。
プランごとの月額出店料は、次のとおりです。
- がんばれ!プラン:25,000円(税別)
- スタンダードプラン:65,000円(税別)
- メガショッププラン:130,000円(税別)
上記で紹介したように、各プランには登録可能商品数や画像容量の上限があります。事業規模や運営方針に応じて選択しましょう。
※2024年12月時点
2.システム利用料
楽天市場でのシステム利用料は、店舗の月間売上に基づいて計算される手数料です。
この料金は、パソコンやスマートフォンを介した売上額に応じて異なり、契約したプランごとに設定された料率が適用されます。計算式は「課金対象額×適用料率」です。
課金対象額とは、月間売上高のうち通常販売額が該当し、定期購入などの売上高は反映しません。適用料率は出店プラン別に異なります。
システム利用料の料率は、次のとおりです。
出店プラン | パソコン利用時の料率 | スマートフォン利用時の料率 |
---|---|---|
がんばれ!プラン | 3.5%~6.5% | 4.0%~7.0% |
スタンダードプラン | 2.0%~4.0% | 2.5%~4.5% |
メガショッププラン | 2.0%~4.0% | 2.5%~4.5% |
売り上げに応じて変動するため、店舗規模や目標に合ったプランを選ぶことが、効率的な運営につながります。
3.システムサービス利用料
楽天市場のシステムサービス利用料は、出店者が楽天市場のプラットフォームを利用する際に発生する手数料です。
システムサービス料の種類は、次のとおりです。
- 楽天ポイント利用料
- 取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料
- 楽天スーパーアフィリエイト利用料
楽天ポイント利用料は、楽天会員が商品を購入した際に付与されるポイントの原資として課される手数料です。楽天会員経由の売上高に対して1%が課されます。
取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料は、楽天市場のシステム開発やカスタマーサポートの強化に充てられる手数料です。月間売上高の0.1%(税別)が課されます。
楽天スーパーアフィリエイト利用料は、アフィリエイト経由の購入に対して店舗側が楽天市場に支払う手数料です。楽天スーパーアフィリエイト経由の売り上げに対して2.0%~4.0%の成果報酬が発生します。成果報酬合計に応じた適用料率(15〜30%)分が楽天スーパーアフィリエイト利用料です。
これらの手数料は、楽天市場のサービス利用に伴い発生し、店舗運営における大きなコスト要素です。
※2024年12月時点
4.楽天ペイ利用料
楽天ペイとは、楽天市場内での決済サービスのことです。クレジットカードや電子マネー、コード決済など多様な支払い方法に対応しています。楽天ペイを利用する際、月間決済高に応じて2.5%~3.5%の手数料が発生します。
具体的な料率は、平均購入単価や月間の決済総額によって異なりますが、楽天ペイを導入することで、顧客に多様な支払い手段を提供でき、利便性の向上が可能です。
※2024年12月時点
5.R-Messe利用料
R-Messeは、楽天市場の店舗と顧客がメッセージ形式でやり取りできる問い合わせ管理ツールです。R-Messeを活用することで、顧客対応の効率化や満足度の向上が期待できますが、利用料が発生します。
R-Messeの利用料は、選択するプランによって異なり、メガショッププランやスタンダードプランでは月額5,000円(税別)、その他のプランでは月額3,000円(税別)です。
※2024年12月時点
6.各種オプション料金
楽天市場では、店舗運営をサポートするための各種オプションサービスがあります。主なオプションとその利用料は次のとおりです。
- R-SNS
- R-Mail
- 海外販売サービス
R‐SNSは、SNSを活用したマーケティング支援サービスです。LINEやInstagramなどと連携し、顧客とのコミュニケーションを強化できますが、月額3,000円(税別)の利用料が発生します。
R-Mailは、効果的なメールマーケティングを行うためのツールで、顧客への情報発信や販促活動に活用できます。基本料金は無料で、メール配信料は1通あたり1円(税別)です。
海外販売サービスは、海外市場への販路拡大をサポートするサービスで、海外顧客への販売促進が可能です。販売手数料として売り上げの4.0%が発生します。
これらのオプションサービスは任意で利用可能です。導入することで、販売促進や顧客対応の強化が期待できます。
※2024年12月時点
楽天市場で手数料を節約するコツは?

楽天市場で手数料を節約するコツは、次のとおりです。
- 最適なプランを選択する
- キャンペーンや割引の活用
最適なプランを選択する
楽天市場では、売上規模に応じて選べる複数のプランが用意されています。
プラン選びはコスト節約の第一歩です。例えば、売上規模が小さい場合はがんばれ!プランで月額出店料を抑えることが効果的ですが、売り上げが増えてきたらスタンダードプランやメガショッププランに切り替えることで、手数料率を下げられます。
売り上げの増加に伴って、最適なプランを選択しましょう。
キャンペーンや割引の活用
楽天市場では、定期的に開催されるキャンペーンやポイント還元イベントを賢く利用することで、手数料を間接的に節約可能です。
特に楽天ポイントが付与されるタイミングで販売促進を行えば、店舗負担を抑えつつ顧客満足度を向上させられます。
また、楽天が提供するアフィリエイトサービスや広告費用に関する特別割引も見逃せません。これらの割引や特典を上手に活用して効率的にコストを削減し、収益を最大化しましょう。
楽天市場と他ECモールの手数料の比較
Amazonとヤフーショッピングの初期費用やランニングコストの比較は、次のとおりです。
ECモール | 初期費用 | 月額費用 |
---|---|---|
楽天市場 | 60,000円(税別) | 25,000円〜130,000円(プランにより異なる) |
Amazon | 無料 | ・大口出品プラン 4,900円(税別) ・小口出品プラン 商品毎に100円(税別) |
Yahoo!ショッピング | 無料 | 無料 |
Amazonは初期費用が不要で、大口出品プランは月額4,900円(税別)、小口出品プランは商品ごとに100円(税別)の手数料がかかります。月間50点以上の商品を販売する事業者は、大口出品プランを選択するとよいでしょう。
Yahoo!ショッピングは初期費用・月額料金ともに無料で、コストを抑えてスタートしたい事業者に最適です。
楽天市場は、初期費用や月額料金が高めに設定されている一方で、店舗運営を支援する各種ツールやサポートが充実していることが特徴です。例えば、マーケティング分析ツールや広告サービス、店舗専用のコンサルタントが利用可能で、運営効率を高めるだけでなく、売上拡大をサポートしてくれます。
楽天市場への出店方法は?
楽天市場への出店方法の流れは、次のとおりです。
- 出店申し込み
- 開店前審査
- 運営開始
まず、楽天市場の公式サイトから出店希望登録を行い、必要書類(法人の場合は登記簿謄本、個人事業主の場合は住民票など)を提出してください。
必要書類を提出し、書類審査を通過したら店舗ページを作成してください。店舗ページを作ったら開店前に審査が行われ、通過すると運営開始できます。
詳細な手順や売り上げアップのポイントについては、以下の記事で詳しく解説されています。
楽天市場で成功するには費用管理が大切
楽天市場への出店は、高い集客力を活用して多くの顧客にリーチできるため、ビジネスを大きく成長させる絶好の機会となります。しかし、運営には初期費用や月額出店料、売り上げに応じた手数料といったさまざまなコストが伴います。
コストを抑えて利益を最大化するためには、ポイント還元やキャンペーンを効果的に活用することが重要です。また、売上規模に応じて適切なプランを選択するなど、費用管理を徹底することで、利益の最大化を目指しましょう。
おすすめShopifyアプリ
