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小さな商品や書類などを送る際、送料を安く抑えられるメール便。メール便を利用したいと思った際、下記のような疑問を抱いたことはないでしょうか?
「メール便ってどのくらい料金がかかる?」
「メール便を一番お得に送れる配送業者を知りたい」
今回の記事では、メール便サービスを提供している主要3社の徹底比較を行います。各社のメール便料金はもちろん、メール便を利用する際のメリット・デメリット、注意点などを解説します。
目次
メール便とは?
メール便とは、書類や小物などを安価で手軽に送れるサービスの総称です。宅配便のように対面で荷物を受け取るのではなく、主に郵便受けへの投函で配達が完了します。
各運送会社がそれぞれのサービス名で提供しており、料金やサイズ制限などが異なります。
主要メール便サービス3社
メール便を提供している主要な運送会社は、下記3社です。
- 日本郵便
- ヤマト運輸
- 佐川急便
それぞれのサービスの特徴や発送方法を確認しましょう。
1.日本郵便
画像引用元:日本郵便
日本郵便のメール便サービスは、郵便ポストへの投函で発送手続きが完了するため、発送が簡単という特徴があります。日本郵便が提供するメール便サービスは下記2つ。
- ゆうメール
- ゆうパケット
以下、詳しく解説します。
ゆうメール
画像引用元:ゆうメール
ゆうメールは印刷物やCD・DVDなど、厚さ3cm・重量1kgまでの荷物を送れるサービスです。重量によって料金が変動するシステムで、料金は180円~360円かかります(2024年5月時点)。
郵便ポストへの投函、または郵便窓口で発送できます。
ゆうパケット
画像引用元:ゆうパケット
ゆうパケットは、荷物の厚さによって料金が変動するメール便です。厚さ1cm~3cm、3辺が60cm以内の荷物を250円~360円で発送可能です(2024年5月時点)。
郵便ポストへの投函、または郵便窓口での発送が可能で、追跡サービスや着払いにも対応しています。
2.ヤマト運輸
画像引用元:ヤマト運輸
ヤマト運輸は下記2つのメール便サービスを提供しています。
- ネコポス
- クロネコゆうメール
以下、詳しく解説します。
ネコポス
画像引用元:ネコポス
ネコポスは小型・軽量の荷物を翌日配達で送れるサービスです。全国一律上限385円で発送可能ですが、顧客ごとの条件により、料金が変動するシステムです(2024年5月時点)。
ネコポスは、フリマアプリを介した発送や、法人や個人事業主のみが利用できます。
クロネコゆうメール
画像引用元:クロネコゆうメール
クロネコゆうメールは、ヤマト運輸と契約のある法人・個人事業主のみが利用できるサービスです。料金やサイズは「要問い合わせ」となっていますが、ネコポスと同様に、顧客ごとの条件により料金が変動するシステムとなっています。
3.佐川急便
画像引用元:飛脚メール便
佐川急便は「飛脚メール便」というメール便サービスを提供しています。重量1kg・厚さ2cm以内・すべての辺の長さが70cm以内の荷物を発送できるサービスです(2024年5月時点)。
料金は重量で計算され、168円~325円の範囲内で発送できます(2024年5月時点)。ただし、飛脚メール便は法人のみが利用可能です。
各社メール便の料金・サイズ比較
ここでは各社メール便の料金・サイズ比較の一覧表を作成しました。ぜひ参考にしてください。
料金比較
項目 | 条件 | 料金 |
---|---|---|
ゆうメール | 重量:~150g 重量:~250g 重量:~500g 重量:~1kg | 180円 215円 310円 360円 |
ゆうパケット | 厚さ:~1㎝ 厚さ:~2㎝ 厚さ:~3㎝ | 250円 310円 360円 |
ネコポス | 重量:~1kg | 全国一律上限385円 |
クロネコゆうメール | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
飛脚メール便 | 重量:~300g 重量:~600g 重量:~1kg | 168円 220円 325円 |
サイズ比較
項目 | 重量 | サイズ |
---|---|---|
ゆうメール | ~1kg | 長辺:~34cm 短辺:~25cm 厚さ:~3cm |
ゆうパケット | ~1kg | 長辺:~34cm 短辺:決まりなし 厚さ:~3cm ※すべての辺の長さが60㎝以内 |
ネコポス | ~1kg | 長辺:~31.2cm (23cm未満発送不可) 短辺:~22.8cm (11.5cm未満発送不可) 厚さ:~2.5cm |
クロネコゆうメール | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
飛脚メール便 | ~1kg | 長辺:~40cm (23cm未満発送不可) 短辺:決まりなし (11.5cm未満発送不可) 厚さ:~2cm ※すべての辺の長さが70㎝以内 |
メール便を利用するメリット
メール便を利用するメリットは、主に下記3点が挙げられます。
- 宅配便に比べて料金が安い
- 送料を抑えられるため、商品の販売価格を下げられる
- 郵便受けに投函されるため、受取人が不在でも届けられる
発送する荷物が大量にあれば、予想以上に送料がかさむものです。送料の安さは、メール便を利用する1番のメリットといえるでしょう。
また、オンラインで商品を販売している事業者がメール便で商品を発送できれば、送料を抑えられます。送料を抑えた分だけ、販売価格を下げれば成約率が向上するでしょう。
メール便を利用するデメリット
メール便を利用する際のデメリットは、主に下記4点です。
- サイズや重量に制限がある
- 配達日時の指定ができない
- 追跡サービスが限定的、または対応していない場合がある
- 紛失や破損の際の補償が限定的
メール便の最大のデメリットは、サイズや重量に制限があるため、送れる荷物が限られる点といえるでしょう。メール便の規定サイズ・重量をギリギリオーバーして送れない荷物などは、送料が割高に感じる場合が多いです。
また、メール便は配達日時の指定ができないので、受取人の都合にあわせた配送がむずかしい点も注意してください。メール便を利用する際は、取引先や顧客ごとに使い分けが必要となるでしょう。
メール便を利用する際の注意点
さいごにメール便を利用する際の注意点を解説します。注意点は下記の4つです。
- メール便で送れないものもある
- 配達日数がかかる場合がある
- 土日祝に配達されない場合がある
- 梱包材に注意する
メール便で送れないものもある
メール便は現金や貴重品、壊れやすいものなど、送ることできない荷物も多々あります。メール便の利用前には、サービスごとの発送禁止商品を確認しておきましょう。
配達日数がかかる場合がある
メール便は宅配便と比べると配達日数がかかる傾向にあります。急ぎの荷物には向かないため、余裕をもって発送することが大切です。
配達日数は地域や利用するサービスによって異なりますが、おおむね2〜4日程度かかると考えておきましょう。
土日祝に配達されない場合がある
メール便は、サービスによって土日祝の配達に対応していないことがあります。締め切り日や到着希望日に注意して発送しましょう。
また、年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇中は、配達に通常より時間がかかる場合もあります。早めの発送を心がけましょう。
梱包材に注意する
サイズに制限のあるメール便で荷物を送る際は、どうしても簡素な梱包になりがちです。運送中の破損を防ぐため、適切な梱包材を使用することが大切です。
たとえば、箱や封筒と荷物の間に過剰な隙間がないように緩衝材をいれたり、ビニールを活用して雨濡れ防止策を講じたり、慎重に梱包しましょう。
メール便を有効活用して、送料を節約しよう!
今回の記事ではメール便サービスを提供している3社の送料やサイズの解説、メリット・デメリットなどを紹介しました。
メール便を有効に活用できれば大きなコスト削減につながります。荷物ごとに最適な配送業者を活用し、最大限送料を節約しましょう。