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ECサイトを運営するうえで、売上に効果的なモデルとして「サブスクリプション(定期購入)」という形態が挙げられます。略して「サブスク」と表現されることも多く、1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
購入した商品を気に入ってくれたユーザーがサブスクに登録してくれると、定期的に安定した売上が上がるため、非常に魅力的なモデルです。ただ、サブスクの導入を試みたものの、下記のような悩みを持った方も多いと思います。
「導入方法がよくわからない」
「自社の用途にぴったりなアプリを知りたい」
「できるだけ安くサブスクを導入したい」
今回の記事ではサブスクの導入方法や、おすすめのサブスクアプリをご紹介します。上記のような悩みがすべて解消すると思いますので、ぜひ参考にしてください。
Shopifyのサブスク機能(定期購入)とは
サブスクリプション(定期購入)とは、決まったサイクルで商品やサービスを自動で購入する仕組みのことです。サイクルは事業者によって異なり、毎月、隔週、毎週など、ある程度自由に設定できます。
サブスクリプションを導入すると、顧客1人当たりのLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)が向上します。LTVとは1人の顧客から生涯にわたって得られる利益のことです。
顧客1人当たりのLTVを向上させると、売上が安定したり、営業コストを削減できたり、多くのメリットがあります。サブスクでの販売は、事業者にとって魅力的なビジネスモデルといえるでしょう。
サブスクを導入するメリット
Shopifyでサブスクを導入すると、顧客側と運営者側の両方にメリットがあります。両者のメリットは下記のとおりです。
顧客側のメリット
- 購入手続きの手間が省ける
- 買い忘れ防止になる
- 割引価格で購入できる場合がある
運営者側のメリット
- 売上が安定する
- 在庫数を把握しやすい
- 収益の予測がしやすい
- 顧客と定期的に接点を持てる
サブスクは、顧客と運営者にとって大きなメリットがあります。ただ、サブスクを導入するとアプリ月額費用が発生したり、定期購入品以外の商品を見てもらえる機会が減ったりなどデメリットもあります。導入前にしっかりとメリット・デメリットを把握しておきましょう。
サブスクを導入する際の注意点
Shopifyの運営者にとってサブスクは魅力的ですが、導入する際に注意すべき点があります。ここではサブスクを導入する際の注意点を解説します。
サブスクで利用可能な決済方法
まず前提として、サブスクリプションの導入には、以下の決済手段の利用が必要です。
- Shopifyペイメント
- PayPalエクスプレス
- 一部のストアのみが利用できるStripe
※Stripe:ストライプ社が提供するオンライン決済システム
上記の決済方法を導入していない場合、サブスクアプリなどを導入できないので事前に確認しておきましょう。
詳しくは、こちらをご覧ください。
Shopify help center|サブスクリプションの設定
サブスクに向いてる商品
サブスク導入する前に、自社の商品がサブスクに向いている商品ジャンルかどうかを見極める必要があります。不向きな商品ジャンルを扱っているのにサブスク導入をすると、思ったような売上が上がらず、月額費用などのコストだけが発生してしまうからです。
サブスクに向いている商品は、使用期間が短い消耗品や、定期的に購入する必要がある商品です。具体的には下記のような商品が挙げられます。
- 日用品
- コスメ・美容グッズ
- 健康食品・食料品
日常的に消費される日用品や美容グッズなどは、サブスクと相性の良い商材です。また、健康食品などは効果が表れるまでに時間がかかるものがあるため、サブスクを前提に中長期的なマーケティングが必要になるケースがあるでしょう。
一方で、家電やアパレルなど、長期的に使用する商品はサブスクに向いていません。ただ、高額な商品であれば、リースなどの仕組みを活用してサブスク化できることもあります。
Shopifyでサブスクを始める方法
Shopifyでサブスクを導入する方法は、下記の2つです。
- APIを使って実装する
- サブスクアプリをインストールする
以下、詳しく解説します。
APIを使って実装する
ShopifyではAPIを使ってサブスクを導入できます。APIとは「Application Programming Interface」の略で、アプリやソフトウェアをプログラムに接続するシステムのことです。
具体的には、下記の3種類のAPIが必要です。
- Customer Payment Method API:「今すぐ購入」とは別の販売方法をサポートするAPI
- Customer Payment Method API:定期購入の契約や管理ができるAPI
- Subscription Contract API:自動で決済する機能をもつAPI
APIを活用してサブスクサービスを始めるためには上記API実装の他に、サブスク販売の資格基準を満たしている必要があったり、GoogleフォームでAPIへのアクセスをリクエストする必要があります。
また、APIを使って実装するということは、Shopifyアプリを1から開発することと同じです。コーディングやシステム構築などの専門知識がない場合は、専門業者への委託を検討する必要があるでしょう。
サブスクアプリをインストールする
Shopifyにサブスクを導入したい場合、サブスクアプリのインストールがおすすめです。
Shopifyはカナダの企業のため、以前は日本製のサブスクアプリが少なかったのですが、今では日本語対応のアプリも多くリリースされています。難しい設定をすることなく、スムーズにサブスクを導入できるでしょう。
Shopifyアプリのインストールは4ステップで導入できます。
1.Shopifyホーム画面左側のメニュー欄から「アプリ」をクリック。検索バーが表示されるので、検索したいアプリ名を入力します。
2.検索結果が表示されるので、目当てのアプリをクリックしてください。
このとき、ホーム画面で直接アプリ名を検索していたのに、検索結果が表示されないこともあります。その際は、表示された画面上で再度検索しましょう。
3.アプリ画面から「インストール」ボタンをクリック。
4.インストールボタンをクリックしたあと、下記の画面に遷移しますので「アプリをインストール」ボタンをクリックするとインストール完了です。
アプリのインストール自体はかんたんですが「どのアプリがおすすめなのかわからない」という方も多いでしょう。次項ではおすすめのサブスクアプリを紹介します。
Shopifyのサブスクアプリおすすめ5選
ここではShopifyで、日本語対応しているおすすめのサブスクアプリを5つご紹介します。特徴を表にまとめましたので、下記の早見表も参考にしてみてください。
かんたんサブスク | 定期購買 | Mikawaya Subscription | Go Sub | NoCode Subscription | |
料金プラン (月額) | 0~49ドル | 49~299ドル | 12~499ドル | 0~39ドル | 0~49ドル |
決済手数料 | 1~3% | 1% | 1~3% | 0.5~2% | 0% |
機能の特徴 | ・最短20秒で初期設定完了 ・サポートが充実 | ・基本的機能が充実 ・サポートが充実 | ・マーケティング機能が充実 | ・月額無料ですべての機能が使える | ・とにかく安価 ・決済手数料が0% |
無料トライアルの有無 | ◯ | ✕(テストモードで試用可能) | ✕(テストモードで試用可能) | ◯ | ◯ |
上記5つのアプリについて、詳しく解説します。
かんたんサブスク
かんたんサブスクの特徴
「かんたんサブスク」は名前のとおり、サブスクの導入の手軽さが魅力です。最短20秒で初期設定が完了するという手軽さで、スムーズにサブスクを導入できます。
メールでのサポートはもちろん、ビデオ通話によるサポートも対応しており、サポート体制は万全です。
価格も比較的低価格で、月額費用がかからないベーシックプランもあるので、初期投資を抑えてサブスクを導入できます。サブスク経由の月間売上が約30万円を超えるタイミングまではベーシックプランがおすすめです。
かんたんサブスクの料金体系
ベーシックプラン | プロフェッショナルプラン | エンタープライズプラン |
0ドル/月 | 29ドル/月 | 199ドル/月 |
決済手数料3% | 決済手数料1% | 決済手数料1% |
定期購買
定期購買の特徴
「定期購買」は株式会社ハックルベリーという会社が提供しているアプリで、国内初の日本製サブスクアプリとして有名です。
初回割引や回数割引など、基本的な機能はもちろん、会員ランク機能などもあります。自社のニーズに合わせて臨機応変に対応でき、ストアに最適なサブスクが実現可能です。
また、最上位プランの「エンタープライズプラン」では、マイページのフルカスタマイズ機能やアップセル・クロスセル機能、メールの送信元ドメインの設定など、幅広いニーズに応えてくれます。国内企業のアプリということでサポート対応も充実しているので、1度問い合わせてみるとよいでしょう。
定期購買の料金体系
フリープラン | スタンダードプラン | エンタープライズプラン |
無料 | 49ドル/月 | 299ドル/月 |
テストモードでの お試しプラン (サブスク導入には 有料プラン必須) | 取引手数料1% | 取引手数料1% |
Mikawaya Subscription
Mikawaya Subscriptionの特徴
「Mikawaya Subscription」は実際にShopifyでストア運営する企業が提供しているサブスクアプリです。ストア運営者目線のサブスクサービスが魅力で、大手企業からスタートアップまで、幅広い規模のストアに導入できます。
基本機能が充実しているのはもちろん、売上向上のためのマーケティング機能が充実していることも特徴の1つ。リピート率をアップさせる仕組みや、顧客の離脱を防ぐ施策などが備わっています。
また、最上位プランの「PROプラン」では越境サブスクにも対応しているのため、海外向けの商品を取り扱っている事業者や、サブスクを通じて売上アップを図りたい事業者におすすめです。
Mikawaya Subscriptionの料金体系
FREEプラン | LIGHTプラン | STANDARDプラン | PROプラン |
無料 | 12ドル/月 | 49ドル/月 | 499ドル/月 |
テストモードでの お試しプラン (サブスク導入には 有料プラン必須) | 販売手数料3% | 販売手数料1% | 販売手数料1% |
Go Sub
Go Subの特徴
株式会社Go Rideが提供しているサブスクアプリ「Go Sub」。特徴は比較的安価な価格設定です。スタータープランは無料で始めることができ、プレミアムプランでも他のアプリと比べると比較的安価に導入できます。
株式会社Go Rideは、Shopifyの最上位プラン「Shopify Plus」について豊富な知見と支援実績を持っている企業に与えられるShopify Plus Partnerに認定されています。Shopifyに精通しているため、アプリのインストールから運用までのサポート体制が整っているも特徴の1つです。
サブスク経由での売上が月間40万円を超えるタイミングまでは月額無料で利用できるため、まずお試しで導入したい企業に向いているといえるでしょう。
Go Subの料金体系
スターター | プレミアム |
無料/月 | 39ドル/月 |
販売手数料2% | 販売手数料0.5% |
NoCode Subscription
NoCode Subscriptionの特徴
「NoCode Subscription」の最大の特徴はとにかく費用が安いことです。月に10件までのサブスク契約は、完全に無料ですべての機能を利用できます。最上位プランの「ベーシックプラン」でも、49ドルの月額費用を払えば決済手数料や追加費用はかかりません。
アメリカの企業が提供しているアプリですが、日本語にも対応しているため、問い合わせや設定時も安心です。
NoCode Subscriptionの料金体系
スターター | ベーシック |
無料/月(10件のサブスク契約まで) | 49ドル/月 |
手数料無料 | 手数料無料 |
サブスクを導入して売上をアップしよう!
今回はサブスクの導入方法や、おすすめアプリを紹介しました。
サブスクの導入はShopifyを運営する事業者にとって魅力的ですが、自社に合ったアプリ選びも重要です。今回の記事で紹介したアプリをしっかりと比較検討してみてください。
「サブスクを導入して売上が安定した」という企業は多いです。無料で始められるものもあるので、まずはお試しで導入してみるのもよいでしょう。