ShopifyのAIアシスタント「Sidekick」が日本対応!使い方、活用方法3選も紹介

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2025年5月の「Shopify Editions 25年夏」にて、Shopifyの多数のアップデートが発表されました。その中でも大きな注目を集めた内容の一つが「Sidekickの日本対応」です。

「Sidekickって何?どんなことができるの?」
「Sidekickの使い方が知りたい」
「Sidekickの活用方法を教えて!」

この記事を読むことで上記のような疑問やニーズが解決します。

SidekickはShopifyのストア運営をサポートするAIアシスタント機能です。2024年に発表されましたが、日本ではリリースされていませんでした。

今回の内容を読むことで、Sidekickの機能やできること、使い方、活用方法について理解でき、あなたのストア運営が劇的に変わることでしょう。ぜひ参考にしてください。

ShopifyのSidekick(サイドキック)が日本で利用可能に!

画像出典:Shopify

ShopifyのAIアシスタント「Sidekick(サイドキック)」が、2025年5月の大型アップデートにより日本語対応を果たし、日本のShopifyストアでも利用可能になりました。サイドキックとは「(主人公の)相棒」という意味で、AIアシスタントがあなたの相棒としてストア運営をサポートします。

これまでは英語中心の機能でしたが、20以上の言語に対応し、商品説明の作成や売上データの分析依頼なども、日本語で指示できます。さらに、Shopifyのモバイルアプリ(iOS/Android)でもSidekickが利用可能となり、移動中でもAIによるサポートを受けられるのが大きな特徴です。

このSidekickは全てのストアで利用可能で、追加料金は不要です。

ShopifyのSidekickの主な機能・できること

Sidekickは以下の機能を提供しています。

  • ヘルプとガイダンス
    管理画面上で疑問点を自然言語で質問すると、Shopifyの公式ドキュメントや操作手順を元に分かりやすく回答してくれます。
  • 音声と画面共有
    Sidekickとの会話は音声でも可能で、画面共有機能を使うことで操作を可視化しながらサポートを受けられます。
    ※2025年5月時点では早期アクセス版で、利用できるストアは限られています。
  • コンテンツ生成
    商品説明やブログ記事、メール文などを自動生成。トーンや長さの調整にも対応しており、マーケティングにも活用できます。
  • ドメインのセットアップと設定
    ドメインの接続やDNS設定といった複雑な作業も、Sidekickの指示に従うだけでスムーズに完了できます。
  • 顧客セグメンテーション
    購買履歴や位置情報などの条件で顧客を自動で分類し、ターゲット別のアプローチが可能になります。
  • 画像生成
    商品ビジュアルやバナーなどの画像をテキストから自動生成でき、手軽にビジュアル制作が行えます。
  • テーマ編集
    ストアの外観カスタマイズも、コード不要でSidekickに「こうしたい」と伝えるだけで調整可能です。
  • ストア分析とレポート
    売上、アクセス、在庫などのデータを分析し、対話形式でグラフやレポートにまとめてくれます。
  • メタフィールドとメタオブジェクトの作成と管理
    商品や顧客に独自情報を追加する「メタフィールド」や構造化データを扱う「メタオブジェクト」も簡単に設定できます。
  • モバイルの機能
    ShopifyのモバイルアプリからもSidekickを利用可能で、外出先でもストア運営の支援を受けられます。

ShopifyのSidekickの使い方

Sidekickの使い方について、画像付きで解説します。

まずShopifyの管理画面にアクセスします。画面右上にある人の顔型のアイコンをクリック。

画像出典:Shopify管理画面

すると、画面右側にチャットインターフェースが表示されます。画面下部にチャット入力欄があります。

早速、チャットで指示を出してみましょう。今回、商品の説明文を作成してもらいます。

チャット入力欄には、メンションボタンとファイル添付ボタンがあります。「@」のメンションボタンをクリックすると、「商品」「注文」「顧客」「コレクション」の中から、サポートを受けたい項目を選択可能です。

探すのが面倒な場合、「@」の後ろに商品名を入力すると、一致する商品が表示されます。

商品を選択し、「この商品の説明文を作成してください。」と入力し、送信してみます。この商品は画像が設定されていますが、商品説明文は設定されていません。

Sidekickが商品の画像を解析。数秒後に、Sidekickから商品説明文の提案が表示されました。「プレビュー」をクリックすると、該当の商品編集ページが表示され、説明欄に提案が反映されました。「保存」をクリックすると、そのまま適用されます。

このように、今まで時間がかかっていた商品説明文の作成が簡単に行えました。他にも注文情報をメンションして質問したり、ファイルを添付したりもできます。

具体的な活用シーンは次章で紹介します。

すぐに使えるShopifyのSidekick活用シーン3選

「Sidekickの機能や使い方は分かったけど、何に使ったらいいの?」という方もいるでしょう。そのような方向けに、すぐに使える活用シーンを3つ紹介します。

新商品の登録と販売ページ作成を効率化

新商品を登録する際、商品説明の文章作成や画像素材の準備、ページレイアウトの調整など、手間と時間がかかる作業が多く発生します。Sidekickを使えば、商品の画像や特徴を伝えるだけで、AIが魅力的な説明文を自動生成し、さらに画像もテキストから生成可能です。

加えて、販売ページのテーマ調整やメタ情報の設定まで対応してくれるため、リリース作業が大幅に短縮され、よりスピーディーに販売開始できます。

売上の落ちている商品の原因を分析し、改善提案を得る

特定商品の売上が下がった場合、原因の特定にはアクセス解析や在庫状況、顧客の行動データの確認など多角的な分析が必要です。

Sidekickは、商品名を指定するだけで売上の推移やページ閲覧数、カート投入率などを自動で分析し、視覚的にレポートを表示してくれます。さらに、改善のための提案まで提示してくれるため、データ分析の負担を軽減し、スピーディーな対策につなげられます。

メルマガやキャンペーン告知文の作成を自動化

販促活動では、セール情報やキャンペーンの案内文を定期的に作成する必要がありますが、手作業では時間がかかり、表現に悩むことも少なくありません。

Sidekickを活用すれば、ターゲットや目的を指定するだけで、プロモーション用のメール文や告知文を自動で生成可能です。文体やトーンの調整もできるため、ブランドイメージを崩さず、スピーディーに配信コンテンツを整えることができます。

ShopifyのSidekickの制限事項

ShopifyのSidekickは非常に便利なAIアシスタントですが、現時点ではいくつかの制限があります。

まず、カスタマーサポート業務に直接対応することはできず、お客様との会話を代行することはできません。また、他のShopifyマーチャントの情報や個人データにアクセスすることも不可能です。

さらに、Sidekickはストアの設定や商品管理などに関して自動で変更を加えることはなく、必ずマーチャントの承認を必要とします。テーマや商品画像の編集も対象外となっており、ビジュアルの調整は別途手動で行う必要があります。

加えて、会話の履歴保存にも制限があり、最大10件まで。それを超えると古い履歴は自動削除されるため、重要なやり取りは都度メモなどで記録しておくと安心です。

これらの点を理解した上で、Sidekickを賢く活用しましょう。

ShopifyのSidekickを活用して、ストア運営を効率化しよう!

この記事ではShopifyの新機能「Sidekick」について、機能や使い方、活用方法を解説しました。

SidekickはあなたのShopifyストア専用のAIアシスタントです。商品説明文の作成やイメージ画像の生成、ストアの分析、ストア運営手順の解説など、様々なシーンで手助けしてくれるでしょう。これだけのアシスタントが、なんと追加料金なしで利用できます

今回の内容を参考に、Sidekickを活用して、ストア運営を効率化してみてください。