2025年版CAT端末のおすすめ10機種を徹底比較|選ぶ際のポイントも

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キャッシュレス決済が普及した現代、店舗における決済には欠かせないCAT端末。以下のような悩みを抱える事業者の方も多いでしょう。

「CAT端末って何?詳しく知りたい」
「CAT端末を選ぶ際のポイントを教えて」
「結局どの端末を選べばいいの?」

CAT端末にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や料金体系が異なります。自店舗に適した端末を選ぶことができれば、売上向上や運営コスト削減などのメリットが得られます。反対に、もし誤った端末を選んでしまうと、運営コストの上昇などを招きかねません。

この記事を読むことで、自店舗に適したCAT端末を選べるでしょう。ぜひ参考にしてください。

CAT端末とは?基本機能と種類

CAT端末(Credit Authorization Terminal:信用照会端末)とは通称「キャット端末」と呼ばれ、クレジットカードの照会を行ない、有効性を確認するためのデバイスです。この端末を利用することで、迅速で安全にクレジットカード決済が行えます。

近年では、電子マネーやQRコード決済など、キャッシュレス決済の多様化に伴い、クレジットカード以外にも対応できる端末がほとんどです。

主に小売店や飲食店など、対面での支払いが行われる場所で広く利用されているため、実際に利用したことがある方も多いでしょう。また、屋外イベントや宅配サービスでも利用されています。

まずはCAT端末の基本機能と種類について詳しく解説します。

CAT端末の基本機能

端末の種類によって若干異なりますが、一般的なCAT端末は以下の機能を備えています。

  • カードリーダー機能:磁気ストライプカード、ICカード、NFC(非接触型)カードの読み取りが可能。
  • 決済処理:決済金額を入力後、カード情報などを読み取ることで、迅速に支払いを完了。
  • 暗証番号入力:暗証番号入力をサポートし、セキュリティを強化。
  • 通信機能:インターネットや電話回線を利用して、決済ネットワークと接続。

他にもQRコードを読み込むためのカメラ機能や、レシート発行機能など、端末によって様々な機能があります。

CAT端末導入のメリット

CAT端末の導入には多くのメリットがあります。

まず、クレジットカード決済の受け入れにより、顧客の購買意欲が高まり、高額商品の購入が促進されるため、顧客単価アップが期待できます。また近年ではキャッシュレスを好むユーザーが増えており、そのような顧客層を取り込むことが可能です。

次に、決済の効率的な処理により、レジでの待ち時間が短縮され、顧客満足度が向上します。また、暗号化技術やPIN入力、署名確認などのセキュリティ機能により、不正取引を防ぎ、安全な決済環境を提供します。

さらに、取引情報の自動記録と日々の売上レポート生成により、会計処理や在庫管理が簡単になり、経営の効率化が図れます。

これらのメリットにより、CAT端末の導入は店舗運営を大幅に改善し、経営者にとって非常に有益なツールとなるでしょう。

CAT端末の種類

CAT端末には、使用環境や目的に応じて主に2つの種類があります。

据置型

据置型CAT端末は、店舗のカウンターやレジに固定設置されるタイプです。

大型のディスプレイや操作パネルを備えていることが多く、安定した電源供給とインターネット接続が必要になります。

このタイプの端末は、固定設置されるため、使用中に移動することがなく、安定した操作が可能です。また、大きな画面や操作パネルは、視認性や操作性が高く迅速な決済処理を可能にします。

上記の特徴により、大規模な店舗や多くの決済を処理する必要がある場合に適しています。ただし、端末によっては工事が必要になる場合があるため、導入に時間がかかったり、工事費用が発生する可能性がある点に注意してください。

モバイル型

モバイル型CAT端末は、持ち運びが可能な小型の端末です。バッテリーを内蔵しており、Wi-Fiやモバイルネットワークを利用して接続します。

軽量で持ち運びが容易なため、移動販売や宅配サービスなど、場所を選ばずに使用できます。また工事を必要とせず、導入しやすい点が特徴です。

場所を取らないため、小型の店舗で利用されることも多く、屋外イベントや出張サービスなど、多様なシーンで活躍します。モバイル型には、カードリーダーのみの端末や、レシート発行機能などを持つオールインワン端末などもあります。

失敗しないCAT端末の選び方

CAT端末を選ぶ際には、多数の端末を比較検討することが多いでしょう。この章では、CAT端末の選び方について詳しく解説します。

端末を選ぶ前に店舗のニーズを確認する

店舗の規模や形態、業態などによって、選ぶべきCAT端末も変わってきます。この項では主な4つの観点を紹介します。

店舗の規模や取引量

小規模店舗や個人経営の店舗では、コンパクトで操作が簡単なモバイル型が適しています。一方、大規模な店舗や多くの取引を処理する場合は、高い処理能力を持つ据置型が適しています。

業態と運用シーン

飲食店や小売店など、固定された場所での決済が主な場合は据置型が便利です。移動販売やイベント出店、宅配サービスなど、場所を選ばない業態にはモバイル型が適しています。

また同じモバイル型でも、Wi-Fi環境で使用できるものと、単体でモバイルネットワークに接続できるものがあります。テラス席など店内のWi-Fiを使える場合には、モバイルネットワーク接続は不要です。反対に、Wi-Fi環境がない場合にはモバイルネットワーク接続のできる端末がおすすめです。

決済方法の多様性

近年のCAT端末のほとんどが、クレジットカード以外にも電子マネーなどに対応しています。しかしQRコード決済やスマホ決済などは、端末によってばらつきがあります。多様な支払い方法に対応する必要がある場合には、決済方法の多いCAT端末を選ぶと良いでしょう。

特に海外からの旅行者向けサービスの場合には、海外の決済手段に対応していると集客に有利です。

設置スペースとインテリア

店舗のカウンターやレジスペースに限りがある場合、レシート機能なども備えたオールインワンのモバイル型が適しています。店内インテリアにこだわりがある場合、端末のデザインやカラーも店舗に合うものを選ぶとよいでしょう。

このように自店舗におけるニーズを整理した上で、もっとも相性の良い端末から選ぶとよいでしょう。

端末を選ぶ際の重要ポイント5つ

ニーズを整理できたら、以下の重要ポイントを考慮して、CAT端末を選びましょう。

対応する決済手段

まず主要なクレジットカードのブランド(Visa、Mastercard、JCB、American Expressなど)に対応しているかを確認する必要があります。さらに、交通系ICカード(Suica、Pasmoなど)や電子マネー(楽天Edyなど)、QRコード決済(Paypay、楽天ペイなど)などに対応しているかも重要です。

インバウンド需要を取り込みたい場合には、海外で人気のある決済手段(銀聯カードやAliPayなど)を導入することもおすすめです。

多様な決済手段に対応することで、顧客の利便性が向上し、売上の増加が期待できます。ただし、決済手段の増加による運用コストや、決済手数料の増加には注意してください。

初期費用と運用コスト

CAT端末の導入には、端末本体の購入費用、設置費用などの初期費用が発生します。また、運用コストとしては、月額利用料や決済手数料、振込手数料、通信費などがあります。

これらの費用を事前に見積もり、予算内で最適な端末を選定することが重要です。

端末の操作性や使いやすさ

端末が使いづらく決済処理に時間がかかってしまったり、誤操作によって誤請求をしてしまったりすると、顧客満足度や信頼の低下に繋がりかねません。そのため、端末の操作性と使いやすさも重要な要素です。

タッチスクリーンの反応や視認性の良さ、直感的なメニュー構成かなど、使用するスタッフや顧客の観点で選びましょう。新しいスタッフが簡単に操作を習得できるような端末を選ぶことで、トレーニング時間を短縮し、業務の効率化を図ることもできます。

サポート体制と保証内容

端末の故障やトラブルが発生した場合には、迅速なサポートが求められます。24時間対応のカスタマーサポートがあるかどうか、端末の保証期間と保証範囲が明確かどうかを確認しましょう。

また、定期的なメンテナンスやソフトウェアのアップデートが提供されているかも重要です。これにより、長期的に安定した運用が可能となります。

入金サイクル

入金サイクルとは、決済後に売上が実際に口座に入金されるまでの期間を指します。

迅速な入金サイクルを提供する端末を選ぶことで、キャッシュフローの改善や資金繰りの安定が期待できます。一般的に、入金サイクルが短いほど、店舗運営にとって有利です。

選択する前に、各端末の入金サイクルを比較し、自店舗のニーズに合ったものを選びましょう。

おすすめCAT端末10機種の比較

この章では、初めてでも導入しやすいおすすめCAT端末10機種を比較紹介します。

今回紹介する端末は全て、クレジットカードや交通系ICカードに対応しています。その他のQR決済やスマホ決済などについてはばらつきがあるため、各端末の公式サイトで確認してください。

stera pack

画像引用:stera pack
種類端末代初期費用月額利用料決済手数料入金サイクル導入期間
据置型0円0円0円
or
3,300円
1.98%〜3.24%月2回または月6回約1〜2カ月
スタンダードプランの場合|2025年3月時点

stera packは、三井住友銀行系の据置型CAT端末で、30種類以上のキャッシュレス決済に対応しています。

使いやすさを重視したシンプルな操作画面と音声案内機能があり、省スペース設計でレシートプリンターも内蔵しています。セキュリティ面でも優れ、暗証番号のぞき見防止機能や電子サイン対応が特徴です。

入金口座が三井住友銀行口座の場合、振込手数料は0円です。その他の銀行の場合には、税込220円になります。

1年間固定費0円で利用できる「お試しプラン」と売上2,500万円未満の中小企業向けの「スモールビジネスプラン」も提供しています。

Airペイ

画像引用:Airペイ
種類端末代初期費用月額利用料決済手数料入金サイクル導入期間
モバイル型0円0円0円0.99〜3.24%月3回または6回約2週間
2025年3月時点

Airペイは、リクルートが提供するCAT端末です。利用に必要な料金が、業界最安水準の決済手数料のみという点が特徴です。注意点として、iPadまたはiPhoneと電源アダプタを別途用意する必要があります。

入金サイクルは、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行の場合には月6回、その他の金融機関の場合には月3回です。振込手数料も0円です。ゆうちょ銀行は利用できません。

Squareターミナル

種類端末代初期費用月額利用料決済手数料入金サイクル導入期間
モバイル型39,980円0円0円3.25%最短翌営業日数日
2025年3月時点

Square ターミナルは、アメリカのキャッシュレス決済大手「Square」が提供するCAT端末で、日本の各種キャッシュレス決済にも対応しています。操作は簡単で、暗証番号入力やレシート発行も一台で完結します。

決済代金は振込依頼をしなくても、三井住友銀行、​みず​ほ銀行の​場合には最短翌営業日に入金されます。その他の​銀行では、​毎週金曜日に入金されます。振込手数料は無料です。

導入期間、入金サイクルなど全てのスピード感が早いのが特徴です。

Square リーダー

画像引用:Square リーダー
種類端末代初期費用月額利用料決済手数料入金サイクル導入期間
据置型4,980円0円0円3.25%最短翌営業日数日
2025年3月時点

Square リーダーも、Squareが提供するCAT端末で、Square ターミナルよりもシンプルです。タッチ決済や電子マネー、Apple Payを利用でき、スマホやタブレットを使用すれば、QR決済にも対応できます。

Square ターミナルと違い、単体ではレシートの出力はできません。端末代以外の料金体系や入金サイクルなどは同様です。

PAYGATE

画像引用:PAYGATE
種類端末代初期費用月額利用料決済手数料入金サイクル導入期間
モバイル型0円
※数量限定
0円税込3,300円2.90%〜3.24%
or
1.98%〜2.48%
月2回約2〜3カ月
2025年3月時点

PAYGATEは、POSレジで有名なスマレジが提供するCAT端末です。

プリンターを内蔵し、省スペース設計で、Wi-Fiおよび4G回線を利用できます。スマレジのクラウドPOSシステムと連携しており、簡単な操作でスムーズな決済が可能です。

月額利用料が0円のプランもあり、24時間体制のサポートも提供されます。ただし、月額0円プランではSIMカードが付属しない点に注意が必要です。端末代は通常税込39,600円ですが、数量限定0円キャンペーン中です。(2024年12月時点)

QRコード決済の場合、入金サイクルは当月末締め、翌月末入金です。振込手数料については、お問い合わせください。

なお2024年12月より決済手数料1.98%~の「中小事業者向けプラン」の提供を開始しています。適用条件はPAYGATEに確認してください。

楽天ペイ ターミナル

画像引用:楽天ペイ ターミナル
種類端末代初期費用月額利用料決済手数料入金サイクル導入期間
モバイル型税抜34,800円0円0円2.95%〜3.74%翌日
※楽天銀行の場合
約1週間〜
2025年3月時点

楽天ペイターミナルは、楽天グループのCAT端末です。

タブレット、プリンター、通信機能を一体化し、モバイル通信(4G LTE)とWi-Fi接続が可能で、さまざまな場所での利用が容易です。シンプルでモダンなデザインと豊富な機能で、店舗運営を効率化します。

入金先が楽天銀行の場合には、翌日に自動入金され、振込手数料は無料です。楽天銀行以外の場合、入金依頼をすると翌営業日に入金されます。この場合、振込手数料は330円です。

USEN PAY

画像引用:USEN PAY
種類端末代初期費用月額利用料決済手数料入金サイクル導入期間
モバイル型0円0円1,980円2.99%〜3.24%月2回約2.5カ月
2025年3月時点

USEN PAYは、業界最大級の71種類の決済ブランドをカバーし、レシートプリンター内蔵で省スペース設計です。

初期設定が簡単で、24時間体制のサポートや故障時の無償交換サービスが提供され、安心して利用できます。

入金サイクルは決済方法によって異なります。振込手数料は、みずほ銀行と住信SBIネット銀行は無料、その他の金融機関は180円(税別)です。またクレジット決済と交通系電子マネーでは、翌日入金サービスもあります。

Times PAY

画像引用:Times PAY
種類端末代初期費用月額利用料決済手数料入金サイクル導入期間
モバイル型初期費用に含む税込38,000円0円3.24%月2回4週間以上
2025年3月時点

Times PAYは、パーキングやカーシェアで有名なパーク24が提供するCAT端末です。タブレット、カードリーダー、プリンターの3点セットが提供されます。セットアップは簡単で、特別な準備は必要ありません。

通信費や月額固定費は無料で、固定費の負担が軽減されます。さらに、24時間サポートと1年間の機器保証があり、安心して利用できます。振込手数料は無料です。

STORES 決済

画像引用:STORES 決済
種類端末代初期費用月額利用料決済手数料入金サイクル導入期間
モバイル型19,800円
or
0円
0円0円
or
3,300円
1.98%〜3.24%月1回
月末締め翌月20日
最短3営業日
2025年3月時点
STORES 決済 (旧:Coiney) |公式サイトはこちら

ネットショップのSTORESが提供するCAT端末です。

初期費用や月額固定費が無料なだけでなく、交通系電子マネーの決済手数料は最安水準です。また申し込み完了後6カ月以内に売上10万円を達成すると、専用の決済端末は無料になります。導入は簡単で、最短3営業日で開始可能です。

自動入金や売上合計金額が10万円以上で、振込手数料も無料になります。手動の入金依頼をした場合には翌々日入金になりますが、売上合計金額が10万円未満の場合、200円の振込手数料がかかります。

PayCAS Mobile

画像引用:PayCAS Mobile
種類端末代初期費用月額利用料決済手数料入金サイクル導入期間
モバイル型要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ月2回1〜2カ月
2025年3月時点

PayCAS Mobileは、ソフトバンクのSIMを搭載したCAT端末です。この端末はプリンタも内蔵しています。

有線LANやWi-Fi環境がなくても決済が可能で、持ち運びに便利なサイズです。大画面タッチパネルにより操作が簡単で、業務アプリを追加することで機能を拡張できます。

料金については、加盟店ごとの個別見積りです。売上の振込手数料は無料です。

CAT端末を導入して、キャッシュレス決済に対応しよう!

この記事ではCAT端末の基本情報や選ぶ際のポイント、おすすめ10機種の比較について解説しました。

様々なキャッシュレス決済が普及した現代、店舗においてCAT端末の導入は必須と言えるでしょう。導入により、顧客の利便性が向上し、売上の増加が期待できます。

今回の内容を参考に、自店舗に最適なCAT端末を探してみてください。