ShopifyとFacebookの連携方法やメリットを徹底解説

ShopifyとFacebookを連携する方法が分からない……」
「Facebookと連携するメリットについて詳しく知りたい」

このようなお悩みを抱えるShopify運営者の方も多いのではないでしょうか。

Shopifyは他のECプラットフォームと比較しても、Facebookとの連携が簡単に行えます。Facebookに限らず、SNSとECストアを連携することで、商品管理の一元化や新規顧客流入などの効果が期待できます。

そこで今回は、ShopifyとFacebookを連携する方法を画像付きで分かりやすく解説しています。連携するメリットや成功事例についても併せて紹介しているので、この機会にぜひご参照ください。

ShopifyとFacebookを連携するメリット3選

手順を解説する前に、まずはShopifyとFacebookを連携するメリットについてみていきましょう。

安全性と信頼性が期待できる

Facebookは実名での登録を行うため、SNSの中でもアカウントの信頼や透明性が高いと言えます。

そのため、他のSNSやブログのような匿名による誹謗中傷などを書き込まれる可能性が低く、事業者は不安なく商品の販売や宣伝が行えます。

また事業者側の詳細な個人情報を公開しているため、購入者側にも安心して商品を購入してもらえます。

事業者側と購入者側、お互いに安心感と信頼感をもったコミュニケーションが可能です。

ウォール投稿による宣伝効果が見込める

ウォールとは、動画や写真などのコンテンツを投稿し、登録ユーザーに共有するための場所のこと。

Facebookではこのウォールにストアや商品の情報を更新することで、継続的な顧客への宣伝効果が期待できます。

宣伝コンテンツを見た登録ユーザーが、新規顧客としてストアへ流入する大きなきっかけとなるでしょう。

Facebook広告が使用できる

ShopifyとFacebookを連携することで、「Facebookダイナミック広告」が利用可能となります。

ダイナミック広告は、ユーザーの閲覧情報をもとに関連性の高い商品ページへ自動で誘導するため、潜在顧客にまで届く精度の高いターゲティングが行えます。

また年齢や性別、地域別などの条件まで細かく設定が行える点も大きな魅力。フォーマットも決まっており、初心者でも簡単に広告運用ができます。

ECサイトの来訪者に向けたリターゲティングもできるので、閲覧したまま購入まで至っていない商品を思い出してもらえます。

ShopifyとFacebookを連携するデメリットは無いに等しい

現在月間アクティブユーザー数が世界28億人を突破したと言われているFacebook。日本でも月間ユーザー数が2600万人を獲得しており、未だに影響力の衰えない巨大SNSです。

2020年8月ごろからはInstagramの販売チャネルと統合され、双方のSNSでの商品掲載が更に簡単に行えるようになりました。若年層の54%はSNS経由で新規ブランドを開拓しているというShopfyの調査データからも、Facebookはストアの運営に欠かせないツールと言えるでしょう。

運用管理コストを除けば、直接的な費用はかからないので、敢えて導入しないという選択をするメリットも無いと判断できます。

ShopifyとFacebookを連携する手順4STEP

続いてはShopifyとFacebookの連携手順について4つに分けてみていきましょう。

1.連携に必要な準備をする

ShopifyとFacebookの連携には以下の要素を準備する必要があります。

  • ストアやビジネスのFacebookページ
  • コマースポリシーに違反しない商品
  • ビジネスマネージャー

1.連携に当たって事前に作成するべきものはFacebookページのみとなります。無い場合はhttps://www.facebook.com/business/pages/set-up” title=”https://www.facebook.com/business/pages/set-up”>https://www.facebook.com/business/pages/set-up”>Facebookページの公式サイトから「ページを作成」をクリックし、必要な情報を入力して作成を進めていきましょう。

2.「ページを作成」画面にて「ビジネスまたはブランド」を選択。

Facebookアカウントへのログイン画面がひょうじされるので、そのまま必要情報を入力し、ログインを行います。

3.「ページ名」および「カテゴリー」を入力し、「Facebookページを作成」をクリックすれば無事作成完了です。

2.Shopify管理画面で販売チャネルを追加

1.上記の準備が完了したら、Shopify管理画面の販売チャネル横にある「+」をクリックし、その中から「Facebook」を選択。

2.インストール承認画面より「販売チャネルを追加する」をクリックすると、Facebookの販売チャネルがShopify官営画面の左側の項目へ追加されます。

3.Facebookチャネルの設定を行う

1.Facebook販売チャネルページに戻り、トップ画面の「Facebookで商品を販売」から「設定を開始」をクリックします。

2.「Facebook Shopを設定する」ページにて、「Facebookアカウント」や「ビジネスマネージャー」などの各項目に従って連携を進めていきます。各項目ごとの手順に従うだけで、難しい知識や作業も必要ないため、初めての場合でも簡単に設定を進めていけます。

連携が完了した項目は右側にチェックマークが表示されます。全ての連携を終え、利用規約を確認したら下記の「設定を完了する」をクリックするだけでShopifyとFacebookの連携は完了です。

ここでFacebookの審査が行われ、通過後にはShopifyからの通知メールが届きます。審査には早くて数分、最大で48時間がかかるようです。

4.Facebookショッピングの設定を行う

1.ShopifyとFacebookの連携が完了したら、次にFacebookショッピングの設定を行います。

Facebook販売チャネルページの「Facebook Shop」より「Shopをカスタマイズ」を選択。

2.そのままFacebookコマースマネージャーへと画面が切り替わるので、ここでチュートリアルに沿って商品追加やカスタマイズを行いましょう。カスタマイズを完了後、「ショップを公開」をクリックすることで無事Facebook上での商品販売が開始されます。

ShopifyとFacebookとの連携イメージ

続いてはShopifyとFacebookの連携後、ユーザーからどのように表示されるのかみていきましょう。

ユーザーが見たいFacebookページを表示した場合、以下のようなトップ画面があらわれます。

「ショップ」をクリックすると、このように登録した全ての商品が一覧で掲載されています。

ユーザーは好きな商品を選択すると、その商品の詳細情報が閲覧できるようになります。商品を購入したい場合は、右下の「ウェブサイトを見る」からストアへと移り、そのままスムーズに購入画面へと進むことが可能です。

ShopifyとFacebook連携による成功事例3選

最後にShopifyストアとFacebookを連携した場合の成功事例について、3つのストアを例にまとめていきます。

事例1.KANAGU STORE

KANAGU STORE」は1903年創業の老舗金物ショップ。同ストア運営会社のアトムリビンテックは現在年商100億を超える上場企業です。

江戸時代より受け継がれた職人さんの情熱が、現代的でシャープなストアデザインとマッチ。Facebookを始めとするSNSとの連携で、更に売上増を果たした大きな成功事例と言えます。

https://www.facebook.com/kanagu.shokunin/

事例2.FUMIKODA

FUMIKODA」はクリエイティブディレクターの幸田フミさんがデザインしたオリジナルブランド。日本の伝統技術とスタイリッシュなデザインを融合させた女性向けのバック・アクセサリー等の販売をしています。

Shopifyで制作されたデザイン性の高いストアで、Facebookとの連携を行われています。

継続的なFacebook等SNSへの投稿で顧客流入を助けている大きな成功事例のひとつです。

https://www.facebook.com/FUMIKODA.official/

事例3.ARITA PORCELAIN LAB

ARITA PORCELAIN LAB」は「モダンな有田焼で、日本を感じる。贅沢なひと時を愉しむ。」をコンセプトに伝統的な和食器を販売。

海外販売への足掛かりとして、ShopifyストアとFacebook等SNSとの連携もなされている越境ビジネスの成功事例と言えます。


https://www.facebook.com/arita.pocelain.lab/

Shopify】Facebookとの連携する方法 まとめ

今回はShopifyとFacebookを連携する方法についてまとめました。

近年SNSはECサイトへの新規顧客流入率が高く、最も大きな集客・宣伝が見込めるツールとなっています。

ShopifyとFacebookを連携することで、新規顧客へのアプローチや流入を助け、売上増効果を狙うことが可能です。

越境ビジネスの場合は、特にShopifyとFacebookとの親和性も高く、より大きな効果が期待できるでしょう。

今回の記事を参考に、ShopifyとFacebookを上手に活用して売上を伸ばしていきましょう!