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Shopifyは世界でもっとも利用されているECサイトプラットフォームです。特に様々な言語や通貨に対応しているため、越境ECを検討している人に人気があります。
越境ECにチャレンジして成功するためには、海外の人に馴染みのある決済手段を用意することが重要です。数ある決済手段の中でも、越境ECを検討しているShopify運用者に人気なのがPayPalです。
今回は、PayPalを導入するメリットをお伝えすると共に、PayPalを設定する方法について解説します。
目次
PayPalとは?
PayPalは、世界中に4.2億人以上のユーザーがいるオンライン決済サービスです。
アメリカやヨーロッパなどデジタル決済が一般的になっている国々で普及しており、PayPalが使える店舗は世界中で3,400万以上と言われています。
PayPalではクレジットカードやデビットカード、銀行口座の登録ができ、支払い方法を選べるのも支持されている理由の一つです。
PayPal決済の流れ
PayPalでの決済の際は、購入者と店舗の間にPayPalが入ってお互いのPayPalアカウントで決済を行います。
PayPalが仲介することで、購入者は店舗に個人情報(クレジットカード番号や銀行口座番号など)を伝えず安全に決済ができるのです。
店舗側もお客様情報の管理の手間がなくなるだけでなく、情報漏洩のリスクを低減できます。
PayPalが対応しているクレジットカード
PayPalで利用できる主要なクレジットカードは以下の6つです。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners
- 銀聯(UnionPay)
主要な国際クレジットカードブランドが利用できます。
アジアを中心に利用者が多い銀聯(UnionPay)も使えるので、アジア圏での販売もしやすくなるのも大きなメリットと言えます。
PayPalを導入する3つのメリット
PayPalを導入するメリットは以下の3つです。
- 多彩な決済方法に対応している
- 海外で普及している
- 売り手保護制度があって安心
詳しく解説します。
多彩な決済方法に対応している
PayPalではクレジットカードだけでなくデビットカードや銀行振込にも対応しています。
デビットカードは登録した銀行口座から利用した分の金額が引き落とされる仕組みで、銀行口座があれば高校生でも使えます。
また、銀行振込ができるのは、クレジットカード決済が主流のネットショッピングでも、まだまだ現金支払いを希望する人が一定数いるので大きなメリットです。
PayPalを導入することで多くの決済方法をカバーでき、ユーザーが購入しやすくなります。
海外で普及している
PayPalは海外の認知度が高く、多くの国々で利用されています。ネットショッピングをする場合、よく利用する決済方法がなければ購入を諦めてしまう可能性が高くなるといわれています。なので決済手段の普及率はとても重要です。
4.2億人以上のユーザーが世界中にいることに加え、100以上の通貨にも対応しており、通貨が違う国々でも簡単に支払いができます。
つまり、PayPalを導入することで海外の人からも商品が購入されやすくなるのです。
売り手保護制度があって安心
PayPalでは、「売り手保護制度」があり、もしもショッピングでトラブルが起きた際にサポートしてくれます。
売り手保護制度は商品を発送したりサービスを提供したあとに「届いていない」とクレームがあった際に保証してくれるサービスです。適用条件を満たせば代金をPayPalが保証してくれます。
PayPalの設定手順
この章では、PayPalの導入方法について具体的に解説します。
手順1:PayPalアカウントの開設
まずはPayPalのビジネスアカウントを作成します。
PayPalのサイトから「ビジネスアカウント」を選択しましょう。
必要項目は以下のものです。
- メールアドレス
- パスワード
- アカウント保有者の氏名・国籍・生年月日・住所
- 事業者名・電話番号
事業者名の欄は、登記済みの場合は登記名を記入、個人事業主の場合は屋号を入力しましょう。事業者名はカード明細に記載される内容になります。
アカウント開設ができたら会社の情報も入力します。
- 事業カテゴリ
- 事業用のURL(任意)
- 会社成立日(任意)個人の方は開業届を提出した日で問題ありません。
ビジネスアカウントが登録できたら、PayPalのアカウントページでも管理者情報を入力しましょう。
手順2:必要書類の提出
上記で入力したメールアドレスに「メールアドレスの確認・認証」と「追加情報提出の案内」のメールが2通届くので、個人と法人両方の本人確認書類の提出を行いましょう。
※アカウント登録から30日以内に本人確認手続きを完了する必要があります。書類の提出は画像データで簡単に送れるので、必ず書類提出を行ってください。
必要書類は以下の通りです。
現住所の確認書類①
氏名・現住所・生年月日が確認できる書類【A】から1点、【B】から1点
書類ご提出の際の注意事項はこちらからご確認ください。
【A】
マイナンバーが記載された書類
マイナンバーカード
住民票の写し
住民票記載事項証明書 (6ヶ月以内に発行されたもの)
※住民票コードと本籍は黒塗りして提出してください【B】
PayPalビジネスアカウント(個人/アカウント管理者)の本人確認書類
日本国籍をお持ちの方
パスポート
運転免許証
健康保険証
介護保険証
障害者手帳
外国籍の方
在留カード
特別永住者証明書
現住所の確認書類②
- 電気代の領収書
- 都市ガス代の領収書
- 水道代の領収書
- 固定電話代の領収書
社会保険料の領収書、国税・地方税の領収書、納税証明書の提出も可能
法人の場合は、本人確認書類に加えて以下の書類が必要です。
- 登記簿謄(抄)本
- 現在(履歴)事項証明書
※交付日から6ヶ月以内に発行されたものをスキャンしてGIF、JPG、PNG、PDFのいずれかの形式にする
詳しくはこちらからご確認ください、
書類をアップロードするとPayPalで本人確認が行われます。数日後にPayPalから書類が郵送されてくるので、書類に記載されているPINコードをPayPal本人確認手続きページに入力してください。
手順3:銀行口座・メールアドレスの登録
PayPalのアカウントページからメールアドレスと銀行口座の登録を行います。
必要情報を入力しましょう。
手順4:ShopifyでPayPalの登録
Shopifyのページから「設定」、「決済」を選択して「PayPal」を選びます。
「PayPalエクスプレスチェックアウトを有効にする」をクリックしてPayPalアカウントを接続すればShopifyでPayPal決済が利用可能になります。
決済がスムーズに行えるか確認できる「テスト取引」で正しく動作するかチェックしましょう。
PayPalの決済手数料と出金手数料
PayPalはShopifyペイメントを有効にしている場合、取引手数料は無料です。
Shopifyペイメントを有効にしていないと別途Shopifyの取引手数料(0.15〜2%)が発生するのでShopifyペイメントと合わせて導入しましょう。
決済手数料と出金手数料について、以下でそれぞれ紹介します。
決済手数料
決済手数料は、以下の表をご参照ください。
売上(月間) | 国内 | 海外 |
30万円以下 | 3.6 % + 40 円 / 件 | 4.1 % + 40 円 / 件 |
30〜100万円以下 | 3.4% + 40円/件 | 3.9% + 40 円/件 |
100〜1,000万円以下 | 3.2% + 40円/件 | 3.7% + 40 円/件 |
1,000万円以上 | 2.9% + 40円/件 | 3.4% + 40 円/件 |
出金手数料
PayPalでは、購入者からの売上金は一度PayPalに貯められます。貯められた残高を銀行口座に移す場合、5万円以上の出金をすれば手数料は無料です。(金額が5万円未満の場合は250円/件)
出金は好みのタイミングで申請できます。売上は最短3日で受取り可能です。
PayPalを導入する注意点
PayPalを導入する際に注意すべきことは以下の2点です。
- トラブルがあった際の返金
- 為替手数料はPayPalが定める手数料になる
それぞれ解説します。
トラブルがあった際の返金
もしPayPalを使った決済でトラブルが発生した場合、購入者は支払日から180日以内であれば返金や返品の請求ができます。
返金などを求められた場合にはPayPal監視下で購入者とやり取りすることになり、解決するまで売上金は保留となってしまい引き出せません。
やり取りの対応によってはクレームにまで発展してしまう可能性もあり、クレームの数が多くなってしまうとアカウントに制限がかかってしまうので気をつけましょう。
通貨換算手数料はPayPalが定める料金になる
PayPalでは日本円以外の通貨で海外への支払いをする場合や海外からの支払いを受け取る場合には通貨換算手数料がかかります。
基本設定ではPayPalが定めた通貨換算手数料がレートとなるため注意が必要です。クレジットカード会社による換算レートを選択できる場合もあるので、選択できるのであれば比較してみましょう。
PayPalの通貨換算方法
PayPalが通貨換算を行う場合は、PayPalが設定した関連する通貨換算の取引為替レートに基づいて換算されます。取引為替レートは定期的に調整されます。この取引為替レートには、お客様に適用されるレートを形成するために、当社が、基本為替レートに基づいて適用し、保持する通貨換算手数料が含まれています。基本為替レートは、換算日または換算日の前営業日の為替市場におけるレートに基づき設定されます。ただし、法律や規制で定められている場合には、該当する政府基準相場を使用することとします。
PAYPALユーザー規約 お客様のアカウントについて
PayPalを導入してお客様が購入しやすいショップを作ろう!
今回はShopifyで導入できるPayPalのメリットや導入方法について解説しました。
PayPalは世界で4.2億人以上ユーザーがいるオンライン決済サービスです。海外で普及していることや多彩な決済方法を選べるメリットから、Shopify(ショッピファイ)にPayPalを導入すれば、ユーザーの購入の際のハードルを下げることができるため、売上の増加を見込むことができます。
PayPalは海外での利用も多いので、海外に向けてショップを展開したいと思っているショップオーナーには特におすすめです。導入手順も簡単なので、ぜひチャレンジしてみましょう。