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世界最大のEC構築プラットフォームのShopify(ショッピファイ)ですが、今では国内外問わず様々な企業のEC事業において導入がされています。
Shopifyには様々な契約プランがありますが、ここでは大規模な事業者向けのプランであるShopify Plusについての解説をしていきます。「Shopify Plusとはどのようなサービスなのか分からない」「導入の検討をしたいが、自社の事業がShopify Plusに向いているのか分からない」といった悩みを持つ方々に向けて、Shopify Plusの基本的な機能やそのメリットについて紹介していきたいと思います。
Shopify Plusとは?
Shopify Plusとは、取引金額の多いEC事業者に向けたShopifyの契約プランになります。通常の料金プランと比較すると割高な金額ですが、越境ECやオムニチャネルへの対応など事業の拡大を見据えた上では必要不可欠な機能が提供されています。
Shopifyの料金プランを紹介
以下がShopifyのプラン別料金一覧です。
Shopify Plusは他のプランと比較して、月額料金は大幅に高い一方で各種手数料が安くなっていることがわかります。大量の取引を行なっている事業者の場合、決済による手数料削減ができるためトータルで見るとShopify Plusの方が低コストで運営できることが分かります。
Shopify Plusの導入のメリットについて
Shopify Plusの導入のメリットは大きく分けて以下の4つになります。
- 自動化による業務効率化
- 事業拡大への対応
- コスト削減
- サーバー強化・サイトスピードの改善
自動化による業務効率化、事業拡大への対応
①②はShopify Plus限定のアプリや機能を導入することによって可能になります。特に①に関しては、在庫状況の通知機能やキャンペーン実施の自動化などの機能があります。また、②ではオムニチャネルへの対応や管理アカウントの登録が無制限になる機能などがあります。①②の詳細に関しては、下記で説明している「Shopify Plusの機能・特典の紹介」でより詳細に説明します。
コスト削減
これは手数料の削減とサーバー料金の削減の二つがあります。前述の料金プランの説明で解説した通り、Shopify Plusでは他の契約プランと比較して決済手数料が安くなっているためコストの削減につながります。また、Shopify Plusではサーバー料金が、月額の費用に含まれているため、サーバー費用の削減にもつながります。
サーバー強化・サイトスピードの改善
Shopify Plusでは1分間に約1万件の注文を処理が可能です。その結果、新商品の販売直後などサーバーへのアクセスが集中する場合でもサーバーダウンのリスクを減らすことができます。ジャスティン・ビーバーといった海外の大物アーティストもグッズ販売の際にはShopifyを使用しており、急増するアクセスにも対応できるようにECサイトの運営がされています。
Shopify Plusの機能・特典の紹介
Shopify Plusを導入すると様々な機能の利用が可能になります。ここでは大きく4つに分類してShopify Plusで使用できるアプリや特典を紹介したいと思います。
自動化による業務効率化
サイト更新オペレーションの自動化(アプリ名:Launch Pad)
ECサイトの更新をスケジュール設定できる機能になります。新商品の販売やキャンペーンを実施する際には事前に予告していたタイミングでECサイトを更新する必要があります。しかし、Launch Padを導入すればその予告時間に自動でサイトが更新されるため、手作業での更新の手間が省けます。時差のある外国に向けたECサイトを運営する場合はより便利な機能になりそうです。
在庫管理・ワークフローの作成(アプリ名:Shopify Flow)
このアプリを導入することで在庫の管理や顧客のタグづけなどが自動で行えるようになります。具体的には以下のような機能があります。
- 商品の在庫が減少した時に自動でSlack通知をする。
- 注文時に購入金額や特性に合わせてユーザーのタグづけを行う。
- 複数回購入しているユーザーに対してクーポンを発行する。
事業が拡大し、顧客のセグメント分ける必要が出た時や、オペレーションが複雑化しリソースが逼迫した時に役立つ機能になっています。
事業拡大への対応
複数ストアの立ち上げが可能になる
Shopify Plusに入ると合計で10のストアの開設できるようになります。事業が拡大し、海外向けのECサイトを立ち上げたい場合やBtoB向けの卸用サイトを作る場合などに必要な機能となっています。また、複数ストアを持った場合でも管理画面から一括でサイトの管理を行うことができます。
登録ロケーションが20箇所まで対応可能になる
Shopify Plusではロケーションを20箇所まで登録できるため、複数の実店舗や倉庫での在庫管理にも対応できるようになります。事業が拡大して複数のロケーションで商品を大量に販売する場合、こちらの機能があればより容易に在庫の管理ができるようになります。
スタッフアカウントの登録上限が無制限になる
通常のShopifyの契約プランでは登録できるアカウント数に上限がありますが、Shopify Plusでは無制限にスタッフアカウントを登録できるようになります。事業が拡大し、大人数のスタッフでECサイトを運営することになった場合には非常に重要な機能になります。
顧客体験の向上
条件付き値引きプロモーション機能(アプリ名:Script Editor)
こちらのアプリでは複合条件による値引きが可能になります。例えば、「5000円以上の購入で100円引き」「初回購入の場合は10%OFF」といった条件付けです。サイトの自動更新の機能があるLauch Padも使用することで期間限定のキャンペーンも実施可能になります。
利用できるテーマやカスタマイズの種類が豊富になる
Shopify Plusでは利用できるテーマが100種類まで拡大します。また、チェックアウトページのカスタマイズも可能になります。独自のレイアウトでの決済ページの作成や配送日時の指定や定期購入オプションの追加なども可能になります。配送先の国や地域に合わせてチェックアウト機能を追加することも可能です。
充実したサポート体制
専任の担当者によるサポートがつく
Shopify Plusに入ることで、専任の担当者よりアドバイスを受けられるようになります。売上が拡大し、どのような機能を導入するべきか悩んでいる場合には、担当者よりアドバイスを受けることでより効果的な打ち手の発見につながるかもしれません。
Shopify Plusはどのような方におすすめか?
Shopify Plusは商品の取引量が多く、様々なチャネル(オンライン、実店舗、海外)などでの販売を行なっている方にお勧めできます。例えば、事業が拡大していく中で、以下のような問題に悩まされている方におすすめです。
- 運営オペレーションが煩雑になっている
- 運営スタッフの増加によって管理アカウントの上限が来ている
- オムニチャネルでの販売の必要性が出ている
- 多くの顧客を持つため複雑なセグメント分けの必要が出ている
これらの問題を一括で解消するのがShopify Plusです。事業が拡大していく中でこれらの問題に直面することが予想される方にはShopify Plusの導入をおすすめします。
まとめ
以上がShopify Plusに関する説明をしました。EC運営においては、事業スケールが拡大していく中で、新しい問題は次々と発生してしまいます。しかし、今回紹介したShopify Plusは導入することでそのような悩みを解決することが可能になります。自社の現在の販売状況や今後の戦略を考慮して、Shopify Plusの導入を検討してみてはいかがでしょうか。