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現在、Shopifyは世界中に200万以上のストアが開設されているほど人気のあるECサイトプラットフォームです。人気の理由の一つに「ECサイト運営に必要な機能が豊富に揃っている」ことが挙げられます。
その中でも、クーポン機能はECサイト運営でも売上アップや新規顧客獲得に役立つ便利な機能です。クーポンを発行することでお客様はお得に買い物ができるのですが、実はストア側にも多くのメリットがあるのはご存知でしょうか。
この記事では、ShopifyでECサイト運営をしている人が知っておきたい「クーポンを作成するメリット」とShopifyでクーポンを発行する方法について解説します。
Shopifyのクーポン機能の特徴
Shopifyでは、クーポンの割引金額設定はもちろん、クーポン配布対象や利用条件、利用期限など、詳細に設定可能です。
細かく利用条件を決められるので狙ったお客様に的確にお得なクーポンを配布でき、よりクーポンの効果を得やすくなります。
クーポン機能を使うメリット
ECサイトでクーポン機能を利用するメリットはたくさんあります。
- 新規顧客の獲得
- リピート率の向上
- まとめ買い・ついで買いを促せる
- 在庫整理ができる
- カゴ落ち対策になる
それぞれ詳しく解説します。
新規顧客の獲得
ネットで買い物をするお客様は、初めて利用するストアに不安を感じている場合が多く、購入までのハードルが高くなってしまいがちです。そんなお客様にクーポンを配布することで購入のハードルを下げることで、お客様の購買意欲を高めることができます。
初回限定クーポンを配布することで通常よりもお得感を演出でき、「お得になるなら買ってみようかな」と思ってもらえるのです。
リピート率の向上
ストアで購入したお客様に「次回利用できるクーポン」を渡すことで「使わなければもったいない」という心理が働くため、リピーターとなってくれる確率が上がります。
さらに、メルマガなどでクーポンを配布することでストアの存在や商品・サービスを思い出してもらえるキッカケにもなります。
まとめ買い・ついで買いを促せる
クーポン利用の条件を「〇〇点以上」としたり「〇〇円以上」とすることで、条件にあと少し届かないお客様にまとめ買い・ついで買いを促せます。
他の商品もチェックしてもらえれば購入してもらえる確率が上がったり多めに買ってもらえるチャンスが増え、購入単価アップに繋がります。
在庫整理できる
クーポン機能は在庫整理にも役立ちます。Shopifyでは特定の商品のみに使えるクーポンも作成すれば、早く販売したい商品にお得感をプラスできます。
特に季節限定商品や限定イベントの商品は、販売時期を逃すと在庫として残り続けてしまうかもしれません。商品が残り続けてしまうと在庫管理の手間がかかるだけでなく保管する場所も必要ですし、管理にも手間がかかります。
クーポン機能を使えば、多少利益が落ちるとしても在庫として残ってしまいそうな商品を売り切るチャンスを作れるのです。
カゴ落ち対策になる
カゴ落ちとは、カートに商品を入れたまま清算せずにサイトから離れてしまうことです。
Shopifyでは、一定期間ショッピングカートに入れたままになっているお客様に向けてクーポンを発行できる機能があります。
ショッピングカートに入れたまま忘れられている商品を思い出してもらえるキッカケになるだけでなく、「割引してもらえるなら購入しようかな」と購入意欲を高められます。
つまり、購入検討したままになっているお客様に効果的にアプローチでき、カゴ落ち率を下げられるのです。
Shopifyで発行できるクーポンの種類
Shopifyで発行できるクーポンには4つの種類があります。それぞれに特徴があり、効果的な使い方が変わるので、クーポンを発行する際の参考にしてください。
Percentage(割合)
「Percentage(割合)」では、商品の割引率を設定できます。10%オフなど、商品価格に割引をしたい場合には「Percentage(割合)」を利用しましょう。
購入金額が多くなるほど割引率が高くなり、お客様がお得になるのが特徴です。
お客様はよりお得にクーポンを利用するために購入金額を上げるため、購入単価がアップしやすくなります。
Amount(定額)
「500円引き」など、値引きのクーポンは「Amount(定額)」で発行できます。
「Percentage(割合)」とは違い、購入金額に左右されないのが特徴です。
お客様は割引金額がわかりやすいだけでなく、ストア側もクーポンの効果や分析がしやすいメリットがあります。
しかし、単価が低い商品に利用されてしまうと利益もなくなってしまうので、利用できる最低購入金額を設定するなどの対策をしましょう。
また、定額割引は国内のお客様にはわかりやすいクーポンですが、海外では通貨が変わってしまうためレート計算が面倒でわかりにくくなるデメリットがあるので注意しましょう。
Free Shipping(送料無料)
クーポン機能を使えば特定のお客様のみ送料無料にできます。対象となる国や地域の設定や一定額以上の配送料がかかった場合、除外とする設定も可能です。
ネットショップは自宅で簡単に買い物ができる利便性がある反面、送料がかかるため店舗購入よりも高額になってしまいます。同じ商品でも送料によって支払い金額が大きく変わってしまうため「送料がいくらかかるのか」はお客様にとって関心が高いのです。
もし送料がかかってしまう場合、他の店で同じ商品を探す、もしくは購入を諦めてしまうケースもあります。それだけ「送料無料」というサービスに関心がある人が多いとわかります。
なので、送料無料のクーポンは大きな魅力となるのです。
ただし、無料になった送料はストア側の負担になってしまうため、扱っている商品の配送にかかる金額と商品の利益を考えて設定しましょう。
Buy X Get Y
Buy X Get Yは、「〇〇を購入した人(X)」は「おまけ(Y)」を割引、または無料プレゼントできる設定です。関連商品を割引にすることでついで買いを促したり、おまけプレゼントとしてお得感を出せます。
在庫がたくさんある商品をプレゼントの品としたり、イベント特典としてプレゼントしたい商品がある場合にも役立つ機能です。
Shopifyのクーポン発行のステップ
この章では、実際にShopifyでクーポンを発行する手順を解説します。
ステップ1:クーポンコード作成画面に移動
まずは「ストア管理画面」で「ディスカウント」を選択して「ディスカウントを作成」をクリックします。
「ディスカウントタイプ」を選択します。
ステップ2:コードの作成
クーポンコードはストア側で設定できます。
「クーポンコード」の欄に設定したいコードを入力しましょう。
コードは自由に設定可能です。簡単なコードにすればお客様も利用しやすくなります。
「生成する」はコードを自動で作成する機能です。クリックすればランダムな文字列が自動で作成されます。コードが複雑になるため、不正利用の防止になります。
ステップ3:詳細設定する
クーポンのさらに詳しい設定をします。以下の画像に対応する番号ごとに説明します。
①値と適用対象:割引金額や適用商品・カテゴリを設定
②最低購入条件:最低購入額や最低購入数量を設定
③お客様の資格:クーポン利用者の条件を設定(新規顧客・リピーター・メルマガ読者限定など)
④最大ディスカウントを使用する:クーポンの利用回数を制限できる
⑤有効期間:クーポンの利用開始日や終了日を設定
全て設定したら画面右下の「ディスカウントを保存」をクリックしましょう。
クーポンの組み合わせについて
Shopifyのクーポンは、基本的に組み合わせて利用できません。原則、1つの商品に利用できるクーポンは1つだけです。
例えば、20%引きと500円引きの両方を利用したり、500円引クーポンを2枚使用するなど、クーポンの併用はできず、どちらかのクーポンのみが適用されます。
お客様が購入時に複数のクーポンを利用としても
「Some discount codes couldn’t be used together. We applied the best combination」
(複数の割引コードは同時に使用できないため、最良の組み合わせを適用しました。)
というメッセージが表示されます。
ただし、クーポンの種類によっては組み合わせて使うことができます。クーポンを併用して利用できる組み合わせは主に以下の3つです。
- Percentage(割合)、またはAmount(定額)クーポンとFree Shipping(送料無料)
- Buy X Get YクーポンとFree Shipping(送料無料)
- Buy X Get Yクーポンの2枚利用
クーポンを組み合わせて利用できるようにするためには設定が必要です。
「ディスカウントの作成画面」から設定
設定したとおり発行しているクーポンが組み合わせて利用できるか確認してみましょう。
「ディスカウント」ページの「以下と組み合わせる」から組み合わせて利用できる設定になっているか表示されるのでチェックできます。
Shopifyのクーポンを上手に活用しよう!
今回はShopifyのクーポン機能の使い方とメリットについて解説しました。
Shopifyでは、以下の4種類のクーポンを発行できます。
- Percentage:割引
- Amount:値引き
- Free Shipping:送料無料
- Buy X Get Y:Xの購入でYをプレゼント
それぞれに特徴があり、効果的な使用用途も異なるため、商品や時期を考慮してクーポンを発行しましょう。
クーポンを発行することで新規顧客やリピーター獲得だけでなく、購入単価をあげたり、カゴ落ち対策、在庫整理など、たくさんのメリットがあります。
クーポン機能を上手に活用すれば、ストア利用者数の増加や売上アップなどが期待できる有能ツールです。
ぜひ今回ご紹介した方法を参考にしてクーポンを作成してみましょう。