Shopify 問い合わせフォーム設置方法とおすすめアプリ3選

ネットショップで買い物をしていて商品やサービスについて聞きたいことがある場合、よく利用されるのが「問い合わせフォーム」です。

問い合わせフォームがあることでお客様は安心して商品を購入できるのですが、実はECサイト運営者にもメリットがあります。

ECサイト制作プラットフォームとして世界でも圧倒的なシェアを誇るShopifyでは、問い合わせフォームも標準搭載されており、設置も簡単です。

しかし、どう設置すればいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、Shopifyを利用するECサイト運営者が知っておくべき「問い合わせフォームの設置方法」や「フォームを作成するメリット」を解説します。

問い合わせフォームをカスタマイズできるおすすめアプリもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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Shopifyの問い合わせフォームの特徴

Shopifyの問い合わせフォームはテンプレートが用意されているため、基本的な機能が備わった問い合わせフォームがすぐに作れます。さらに外部アプリを導入すれば自由にカスタマイズできます。

標準的な問い合わせフォームの項目

Shopifyに標準で備わっている問い合わせフォームは、以下の項目を入力するページを作成できます。

後ほど解説しますが、Shopifyの問い合わせフォームはたった3ステップで簡単にページを追加できます。

デフォルトで搭載されている便利機能

Shopifyでは問い合わせフォームを簡単に作れるだけでなく、問い合わせメールと関係のない迷惑メールを防ぐ機能が標準搭載されています。

迷惑メール対策

ストアサイトにアドレスを記載したり、セキュリティに関する機能が備わっていない問い合わせフォームを作成してしまうと、問い合わせとは関係ない内容のメールも届いてしまいます。もし、問い合わせとは関係ないメールばかりが送られてくると、本来対応しなければいけないメールと区別できず、返信が必要なメールを見逃してしまうかもしれません。

Shopifyでは対策として、迷惑メールの可能性があるメールの冒頭に「スパム」と表示する機能や、迷惑メールを自動で別のフォルダにも振り分ける機能があります。

返信が必要なメールと迷惑メールの区別が簡単になれば、すべてのメールを確認する必要がなくなり、スタッフの効率化や手間の削減に繋がります。

チェックボックス機能

Shopifyには、「reCAPTCHA（リキャプチャ）」機能が備わっています。

reCAPTCHAとは、ストア運営者に対する悪質なスパムメールやbotによるメールやアクセスを制御する機能です。

チェックボックス画面と「私はロボットではありません」の文言が表示されることで、悪質な迷惑メールのアクセスを制御してくれます。

Shopifyの問い合わせフォームを設置するメリット

Shopifyでは問い合わせフォームの設置は必須ではありません。しかし、設置することで運営者にもストア利用者にも多くのメリットがあります。

この章では、Shopifyの運営で問い合わせフォーム設置するメリットを3つご紹介します。

見込み顧客に購入してもらうチャンスになる

問い合わせフォームの設置は売上アップに繋がります。問い合わせフォームを利用する顧客は、ストアや商品に興味があり、購入を検討している人である可能性が高いです。

商品やサービスに関する疑問が解消できれば購入してもらえる確率が上がります。さらに、問い合わせの対応次第ではストアのファンとなり、リピートされるかもしれません。

つまり、問い合わせフォームを設置することで見込み顧客が安心して購入できるようになり、売上アップにつながるのです。

顧客満足度の向上

問い合わせフォームの設置は顧客満足度の向上にも役立ちます。問い合わせフォームがあれば商品の購入前に不安を解消できるからです。

例えば、購入を検討している商品があるが材質に不明瞭な点があるお客様がいるとします。問い合わせフォームがあればストア側に聞けるため、納得の上で購入してもらえるでしょう。しかし、不明な点を解消せずに購入してしまった場合、「こんなはずではなかった！」とクレームになったり、返品を希望するかもしれません。

購入前に商品の内容について聞ける問い合わせフォームがあれば、納得して本当に欲しいものを購入できるため、結果的に顧客満足度の向上につながるのです。

ストアの改善ポイントがわかる

問い合わせフォームで送られてくる内容は、お客様が「これってどういうこと？」と聞きたいことです。お客様が理解しづらいポイントは他のお客様も疑問に思っているかもしれません。

お客様がわかりづらいポイントは、ストア改善するべきポイントであるといえます。

問い合わせフォームで送られてきた内容の改善を繰り返すことで、よりわかりやすいECサイトに改善することができます。

Shopifyの問い合わせフォームの追加方法

問い合わせフォームの設置に難しい設定はありません。たった3ステップで簡単に設置が可能です。

詳しく解説します。

問い合わせフォームの作成

まずは問い合わせフォームを設置するページを作成しましょう。

「ストア管理画面」から、「オンラインストア」を選択します。

「ページ」を選択して「ページ追加」をクリックすると新しいページが作成できます。

ページタイトルは「お問い合わせ」と入力しておくとわかりやすくなります。

コンテンツの欄には任意のテキストが追加可能です。問い合わせ時の注意事項を記載しておくと、問い合わせページを利用する人が安心して利用できます。

タイトルとコンテンツを入力したら、「テーマテンプレート」より「page.contact」を選択し保存をクリックすれば完了です。この「page.contact」は問い合わせフォームのフォーマットを表します。

ナビゲーションメニューの追加

問い合わせフォームのページ作成が完了したら、ナビゲーションメニューに追加しましょう。

ナビゲーションメニューに追加することで、ページ内のわかりやすい場所に問い合わせフォームを表示できます。

「ストア管理画面」から「オンラインストア」を選択します。

「メニュー」ページで「Main menu」をクリックします。

「メニューを追加する」を選択してページに表示する名前やリンク先の設定します。

リンク先はお問い合わせのページのリンクを入力し、「追加する」をクリックしてください。

受信先の設定

最後にお問い合わせの届け先を設定します。

「ストア管理画面」から「設定」を選択

「一般設定」から問い合わせフォームの送信先を設定できます。

メールアドレスを設定しましょう。

Shopifyの問い合わせフォームを設置するときに気をつけること

Shopifyで問い合わせフォームを設置した際には、機能が正常にはたらいているかチェックしておきましょう。簡単なことですが、間違えてしまうとお客様に迷惑をかけてしまう可能性があるので注意が必要です。

まず、送信先が正しく設定されているか確認しておきましょう。

メールアドレスに誤りがあると問い合わせ内容がストアに届かなくなってしまいます。問い合わせフォームの設定時に入力したアドレスに送信されるか事前にテストしておくと安心です。

さらに、メッセージ送信後の動作確認も必要です。

問い合わせフォームの設定次第では、自動返信やサンクスページ（問い合わせ内容を送信が完了した際に表示されるページ）などの機能を追加できます。自動返信されたり、サンクスページが表示されることで問い合わせがストアに届いたとわかるため、お客様も安心します。

カスタマイズにおすすめアプリ3選

Shopifyでは、問い合わせフォームのカスタマイズができます。カスタマイズする方法でおすすめなのは専用アプリを利用することです。アプリを使うことで、サイト制作の知識がなくても、デザインにこだわったり、便利な機能を追加できたり、簡単に導入できます。

この章では、「問い合わせページをカスタマイズできるおすすめのアプリ」を3つご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

formrun

価格：基本無料。アプリ内課金あり（3,880〜25,800円）。　※2023年5月末時点

formrun

formrunは40種類のテンプレートから問い合わせページを選択・作成できるアプリです。

クリックやドラッグ操作で簡単にカスタマイズできるのが魅力で、最短30秒でページを作れます。日本語にも対応しているため、初めて問い合わせフォームをカスタマイズする人に特におすすめできるアプリです。

問い合わせを送信できたことを表示できるサンクスページの設定や、メールを自動返信してくれる機能も追加できます。

Form Builder Contact form

価格：無料版あり。有料版は9.99ドル/月（1,349円）、24.9ドル/月（3,362円） ※2023年5月末時点
※1ドル135円で計算した場合

Form Builder Contact form

ストア内にカスタムフォームを簡単に作成したい人におすすめなのが「Form Builder Contact form」です。6種類のテンプレートからフォームを作成できます。

無料での利用では自動返信機能は月に40件までですが、有料にすれば無制限で返信メールを利用できる他、フォームも無制限で作成できます。

POWR Wholesale Ambassador Form

価格：無料版あり。有料版：9.99ドル/月（1,349円）、17.49ドル/月（2,361円）、89.99ドル/月（12,148円）※2023年5月末時点
※1ドル135円で計算した場合

POWR Wholesale Ambassador Form

「POWR Wholesale Ambassador Form」でも簡単に問い合わせフォームの作成ができます。有料プランにすることでフォーム送信数やメールの管理者を増やせます。

スパム対策やサンクスページの作成、自動返信機能もありますが、日本語対応していないため項目の書き換えをする必要があります。

Shopifyで問い合わせフォームの設置は簡単！今すぐ作成してみよう！

今回はShopifyでの問い合わせフォームの作成方法とおすすめアプリについて解説しました。

ECサイト運営では、問い合わせフォームの設置は必須ではありません。しかし、問い合わせフォームがあれば顧客満足度を向上したり、ストア改善のヒントを得られるなどメリットも多いため、設置するのがおすすめです。

Shopify標準の問い合わせフォームも迷惑メール対策が充実しており、利用に問題はありませんが、アプリをインストールすることで、さらに便利な機能を追加できます。

設定方法も簡単なので、ぜひともチャレンジしてみましょう。

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