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この記事では、ShopifyでECサイトを運営する上で役立つ「ギフトカード機能」について解説します。
ShopifyでECサイトを立ち上げた際、ギフトカードの項目はみたけどイマイチ活用方法がわからず放置しているストア運営者は多いのではないでしょうか。
しかし、ギフトカード機能を使わないのはもったいないです。ギフトカードの発行や管理は簡単にでき、有効に活用すれば新規顧客の獲得の獲得や売上アップに繋がります。
今回は、ECサイト運営に役立つギフトカードの活用方法や注意するべきポイント、発行方法を画像付きでわかりやすくお伝えします。
目次
Shopifyのギフトカード機能の特徴
Shopifyで発行できるギフトカードはお店独自の商品券を作成できる機能です。Shopifyではギフトカード発行の機能は全てのプランで利用でき、利用方法も16桁のコードを入力するだけなので簡単です。
機能には以下のような特徴があります。
- ギフトカードは残高がなくなるまで何度でも利用できる
- 一度の購入で複数枚のギフトカードが使える
- ギフトカードの残高以上の買い物をした場合でも、不足分は他の決済で支払い可能
- 実店舗も運営している場合でも同じように利用できる
クーポン券の場合は割引が目的であるためお金を払うことが前提ですが、ギフトカードはお店独自のお金と同じです。残高内であればギフトカードだけで支払いができるため、お客様にとっても使い勝手がいいので喜ばれます。
ギフトカードはキャンペーン期間に無料で配布して購買意欲を高めたり、お客様の記念日に特典として配布、知人へプレゼント用の金券として販売するなどの活用法があります。
また、実店舗でギフトカードを利用する場合は、Shppify POSの使用が必要です。
Shopifyのギフトカード機能の活用がおすすめな理由
Shopifyでは全てのプランでギフトカード発行できる機能が備わっています。せっかく利用できる機能があるのに使わないのはとてももったいないです。実際にギフトカードを発行するべき理由をご紹介します。
- リピート率の向上に役立つ
- 新規顧客獲得のキッカケになる
- コストゼロで商品が作れる
- トラブル時のお詫び金としても役立つ
リピート率の向上に役立つ
ギフトカードを所持しているお客様は、積極的にギフトカードを利用してくれるため、リピート購入率の向上に役立ちます。ギフトカードはお金と同じなので、手元にあれば「使わなければもったいない!」と思い、積極的にストア内の商品を閲覧、購入してくれます。
Shopifyでは、ギフトカードは無償で配布できます。ストア周年イベントなど、キャンペーンとしてしばらくストアを訪れていないお客様にギフトカードを配布することで、再来店してもらうキッカケになるでしょう。
加えて、Shopifyのギフトカードは有効期限の設定ができます。期限をつけることでストア側が使って欲しい期間を定められ、お客様は早く利用しようと思ってもらえます。
新規顧客獲得のキッカケになる
ギフトカードを用意しておくことで新規顧客獲得のキッカケにもなるでしょう。
ギフトカードはプレゼント用の商品としても人気があります。物をプレゼントする場合では相手の好みや所持している物などを考慮する必要がありますが、ギフトカードならば手軽に渡せます。もらった側も好きな物を選べるメリットがあります。
また、プレゼントしたい相手に好きなブランドを共有してもらえるキッカケにもなるでしょう。
つまり、ギフトカードをプレゼント用として商品のラインナップに入れておくだけで、ストアの認知拡大や口コミのような形で見込み顧客をストアに誘引できる可能性があるのです。
コストゼロで商品が作れる
ギフトカードの作成はノーコストでできます。
ギフトカードの発行には費用がかかりません。さらに、発行自体が簡単なので時間もかからず、発送費用も不要です。そして先ほどお伝えしたとおり、ギフトカードはプレゼントとして最適な商品になります。
つまり、ノーコストで自身のストアでしか利用できないプレゼント商品の作成ができるのです。
トラブル時のお詫び金としても役立つ
ギフトカードはトラブル時の対応にお詫びの品として渡しやすいです。
もしストア運営で不手際があった場合、お客様は許してくれていたとしても、ストア側は誠意を見せたい場面もあるでしょう。そんなときにお詫びの気持ちを込めてすぐにメールでギフトカードを贈れます。
さらに、ギフトカードならば金額設定も設定しやすいのも大きなメリットです。大きな金額を渡そうとすると申し訳なく感じてしまって遠慮したくなってしまいますが、金額を少額にすればお客様も受け取りやすくなります。
謝罪の気持ちを伝えつつ、またストアを利用してもらえるキッカケにもなるのです。
Shopifyでギフトカードを発行する手順
この章では、Shopifyでギフトカードを発行する手順について画像付きで詳しく解説します。
Shopifyでは、ギフトカードを発行する機能が始めから備わっているため、Shopify利用者は誰でも使えます。
発行手順1:「商品管理」から「ギフトカード」を選択
「管理画面」から商品管理内の「ギフトカード」をクリックします。
発行手順2:「ギフトカードを発行」をクリック
画面に表示される「ギフトカードの発行」をクリックしましょう。
発行手順3:ギフトカードの詳細設定をする
ギフトカードを発行をクリックすると、設定画面になります。
画像の①~④の項目を設定し、「有効にする」をクリックします。
各項目については以下で詳しく説明します。
①ギフトカードの詳細
ギフトカードのコードと初期値(金額)を設定できます。コードは簡単なものにも変更すればお客様が入力するときに簡単になります。ただし、簡単にするほど不正利用されるリスクも高まるので注意しましょう。
②有効期限
キャンペーンなどでギフトカードを配布した際、一定の期間までに利用して欲しい場合に有効期限を設定しましょう。期限が切れるのはストアのタイムゾーンで有効期限日の翌日、真夜中です。
有効期限を設定する場合、1つ注意点があります。海外への販売をしている場合、国や地域によって設定してはいけないと法律で定められているケースがあります。販売地域が広い場合には事前に調査しておきましょう。
③お客様
「お客様」の項目では、ギフトカードを贈りたいお客様を設定できます。贈りたいお客様が決まっている場合にはこちらから検索しましょう。
④メモ
お客様は見ることができない参照用のメモを残せます。どういった経緯でギフトカードを発行したのか残しておくと、後日にギフトカードを発行した枚数などを確認したとき、渡した理由を思い出せます。ギフトカードを確認する方法は、のちの章で解説します。
詳細の設定ができたら「有効にする」をクリックしてギフトカードの設定を完了しましょう。
発行手順4:ギフトカードのコードを確認する
手順3で詳細を設定し、「有効にする」をクリックすると、ギフトカードが発行されます。
発行されたギフトカードのコードは、ページから離れてしまうとストア運営者でも確認できなくなってしまうため正確なコードがわからなくなってしまいます。
もし必要ならば「ギフトカードコードをコピーする」をクリックしてコード情報を保管しておきましょう。
ギフトカードを販売したいときは?
ギフトカードを商品として販売するための設定はたった3ステップで完了します。
設定も簡単、手軽に商品数を増やせるので、ぜひやってみましょう。
「商品管理」から「ギフトカード」をクリック
「管理画面」から「商品管理」を選択し、「ギフトカード」をクリックしましょう。
「ギフトカード商品を追加」を選択
ギフトカードの発行画面になったら「ギフトカード商品を追加」をクリックします。
商品を追加する画面と同じ表示がされます。
必要事項を入力
タイトル、説明文、メディア、金額を設定します。
ギフトカードに画像の設定も可能です。取り扱っている商品やお店のロゴ、ストアイメージにあった画像を設定すれば見栄え良くなります。
「保存する」をクリック
プレビュー画面で実際のストア表示画面を確認して「保存する」をクリックすれば完了です。
発行済みのギフトカードの管理方法|情報を確認したいときは?
実際にギフトカードを発行すると、今までにどのくらい発行しているのか気になりますよね。Shopifyでは、ギフトカードをどれくらい発行し、どれだけ使われたか簡単に確認できます。
「商品管理」の「ギフトカード」を選択
「管理画面」から「商品管理」を選択し、「ギフトカード」をクリックしましょう。
すでに発行されたギフトカードがある場合、発行したギフトカードが一覧で表示されます。
確認したいギフトカードをクリック
確認したいギフトカードをクリックすると詳細を確認できます。ギフトカードが表示されるのはコードの下4桁のみとなっているため、金額や発行日で絞り込みをして確認したいギフトカードを探しましょう。
表示されるコードが下4桁のみとなっているのは、発行済みギフトカードが通貨と同じ扱いとなるためです。(すでに発行されたギフトカードの完全なコードを閲覧できるのはお客様のみ。)
一覧で表示されたギフトカードは検索や絞り込みも可能です。合計残高や有効期限、作成日などを古い順に並び替えることができます。
情報の確認
確認したいギフトカードをクリックすると、詳細が表示されます。
確認できる情報は、おもに以下の内容です。
- ギフトカードの残高
- 発行日
- 送付予定
- 有効期限
- メモ
- タイムライン
ギフトカード発行時に残したメモはこの画面で確認できます。メモを残しておくことでギフトカードを発行した状況や目的などを思い出すキッカケになるでしょう。
また、スタッフ同士のみで確認できるタイムライン機能を利用すれば、他の店舗のスタッフとも情報交換しやすくなります。
また、この画面ではギフトカードの再送信やギフトカードの無効化も可能です。
Shopifyでギフトカードを活用するときの注意点
Shopifyで利用できるギフトカード機能は使う際に注意するべきポイントがあります。事前にお客様へ伝えておかなければクレームに発展する可能性もありえるので、ギフトカードの導入を検討している人はチェックしておきましょう。
購入者本人に届く
Shopifyで購入されたギフトカードは購入者にメールで送られます。もしお客様がギフトカードをプレゼントとして利用したい場合でも同様です。
ギフトカードを購入されたお客様自身でメールを転送するか、ギフトカードのURLを伝えてもらう必要があります。
事前に伝えておかなければ、「プレゼントとして購入したのに、どう渡せばいいのかわからない」と困惑させてしまうかもしれません、
対策として、ギフトカードの商品ページに「プレゼント目的で購入された場合でも購入者にメールが送られます。プレゼントしたい方にメールを転送、もしくはギフトカードのURLをお伝えください」と記載するか、以下でご紹介するギフトカードアプリを利用しましょう。
サブスクリプション商品には利用できない
ギフトカードはサブスクリプション商品の継続支払いには利用できません。もしサブスクリプションの支払い目的で購入されてしまうと、支払いができずトラブルの原因となってしまいます。
ギフトカードの購入画面でサブスクリプション商品には利用できないと記載しておくことに加え、無料配布した場合にもわかるようにしておきましょう。
Shopifyのギフトカードにおすすめのアプリ
Shopifyではギフトカードの発行機能が初期から利用できますが、「Rise.ai: Gift Cards & Loyalty」のアプリを利用することでさらに便利になります。ギフトカードの運用を検討している方はぜひ参考にしてください。
「Rise.ai: Gift Cards & Loyalty」
月額:月額19.99~599.99ドル(1ドル135円換算の場合、2,698円〜80,998円)
「Rise.ai: Gift Cards & Loyalty」はギフトカードやストアクレジットのプラットフォームとして利用できるアプリです。
ギフトカードの販売や、ストアクレジットの管理(ギフトカードを利用した返金など)ができるのに加え、プレゼント用のギフトカードの作成、お客様の紹介で商品を購入していただいた場合にギフトカードで報酬を渡すなどの使い道もあります。
お客様にギフトカードの残高を知らせるリマインダー機能も備わっているので、まだ利用できるギフトカードを所持しているお客様に再来店を促すことも可能です。
さらに、Rise.ai: Gift Cards & Loyaltyで作成したギフトカードも複数の店舗を運営している場合や、実店舗がある場合でも同じギフトカードを利用できます。
「Rise.ai: Gift Cards & Loyalty」は対応できるストアーオーダー件数や一括作成機能などの有無によって4つのプランが選べるのに加え、7日間の無料体験ができます。ギフトカードの活用を検討しているならば、まずはお試しで利用してみましょう。
ギフトカードを有効活用して売上アップに繋げよう!
今回はShopifyで利用できるギフトカードの機能がおすすめできる理由と発行方法について解説しました。
Shopifyではギフトカード機能が標準搭載されており、誰でも簡単にギフトカードが発行可能です。プレゼント用商品やイベント時の無料配布、トラブル時にも役立ちます。
ギフトカードを有効に活用することで新規顧客の獲得やリピート率向上も期待できるでしょう。
発行や管理も簡単操作でできるので、ぜひギフトカードを活用してみましょう。