Shopifyの入金サイクルまとめ|お金の流れを把握する重要性とは

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これからShopifyでECサイト運営をスタートさせたい方にとって、いつ売上が振り込まれるのか気になる人も多いのではないでしょうか。

ECサイト運営では、販売手法や商品の管理と同じくらい「入金サイクル」を把握しておくことが大切です。この記事では、Shopify運営で必ず知っておきたい入金サイクルと、ECサイト運営でキャッシュフローを把握しておく重要性について解説します。

決済サービス別|Shopifyの入金サイクル

入金サイクルとは、クレジットカードなどで商品が購入されてから口座に代金が入金されるまでの日数や入金頻度のことです。

Shopifyでは数多くの決済方法があり、それぞれで売上が振り込まれるタイミングが違います。

今回は代表的な4つの決済の入金サイクルについて解説します。

Shopifyペイメント

ShopifyペイメントはShopifyが提供する公式の決済サービスです。

国内で主要なクレジットカードブランドやApple Pay、Google Payが利用できるだけでなく、取引手数料がかからないため、必ず利用したい決済サービスです。

Shopifyペイメントで発生した売上が銀行口座に振り込まれるタイミングは翌週の金曜日となります。

たとえば、日曜日に商品の購入があった場合は5日後の金曜日となり、月曜日に商品が購入されると、次の週に振込となるため11日後です。

Shopifyペイメントは取引手数料もかからず、特別な手続きも必要ありません。最短5日で売上が手元に入る優秀な決済サービスです。

PayPal

PayPalは世界で3億人以上が利用するオンライン決済サービスです。世界中に利用者がいるため、越境ECをするストアには是非とも導入したい決済方法です。

PayPalは、好きなタイミングで申請ができ、申請から3日程度で入金されます。入金のタイミングをストア運営者がある程度コントロールでき、資金繰りがしやすくなるのは大きなメリットといえるでしょう。

またPayPalでは銀行振込にも対応しており、お客様が銀行振込で支払いをした場合には即日でストアのPayPalアカウントに送金されます。

Amazon Pay

Amazon PayはAmazonのアカウントに登録されているお届け先や支払い情報が利用できる決済サービスです。簡単にネットショッピングができることから日本でも多くの利用者がいます。

Amazon Payで購入された代金は基本的に14日後に指定した銀行口座に入金されます。一度入金されれば入金サイクルの変更が可能になり、最短1日に設定することも可能です。

注文されてから売上金が手元に入るまでのタイムラグをほぼなくすことができるため、お金の管理がしやすくなります。

Shopifyペイメントを導入すれば利用できるApple PayやGoogle Payと違い、Amazon Payの導入にはAmazonアカウントの登録や申請が必要となるので注意しましょう。

KOMOJU

KOMOJUはコンビニ支払いやスマホ決済などが利用できる決済代行サービスです。

KOMOJUでは、ストア運営者が2種類の入金方法から選べます。

  • 毎月:売り上げは月末締め、入金は翌月末
  • 毎週:売り上げは毎週ごとに締め、入金は翌週の金曜日

毎週を選択すれば入金サイクルは最短5日になります。

手数料などについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

Shopifyでおすすめの決済方法はどれ?決済手数料も一覧にして解説

入金サイクルの重要性について

ECサイト運営では、入金サイクルの早さはとても重要です。

入金のタイミングが遅くなってしまうと、資金ショート(ストア運営費用の支払いができない状態)になるためです。

ECサイト運営をするには仕入れ費用や材料費を先に支払う必要があります。さらに、スタッフを雇っていれば毎月決まった日に給与の支払や税金の納付もあります。売上の入金が遅いのに仕入れ費用がかさんでしまったり、突発的な支払いが続いてしまうと手元に必要な資金がなくなってしまいます。

ECサイト運営では多彩な支払い方法を選べるのですが、売上の入金日が決済方法によって違ってしまいます。入金サイクルを把握していなかったり、極端に入金が遅くなっている状態では、たとえストア運営が順調で黒字であっても資金繰りができなくなってしまいます。

Shopifyの入金サイクルを把握するために知っておきたいこと

入金サイクルの重要性を理解していただけたと思いますので、この章では具体的にShopifyでのお金の流れを把握するために知っておきたいことについて解説します。

支払い状況の確認方法

Shopifyでは、クレジットカードの入金状況を確認できます。

「管理画面」の「設定」をクリックします。

「設定」から「決済」を選びます。

それぞれの決済サービスから「支払いを表示する」をクリックします。

「支払いを表示する」をクリックすることで、以下のようなお金の流れを確認できます。

  • 前の支払い:前回その決済方法で支払われた金額と日付
  • 次の支払い:次回、その決済方法で支払われる金額と日付
  • 残高:カード会社から手数料が差し引かれた入金予定金額

支払い金額の下に表示される「取引を表示する」をクリックすると取引件数や手数料、利益なども確認可能です。

また、「ステータス」という項目には、「配送中」「失敗」「支払い済み」という表示がされます。

  • 配送中:銀行口座に売上金を送信中
  • 失敗:銀行が支払いを正常に処理できなかった理由が管理バナーに表示される
  • 支払い済み:銀行に売上金が送金された

売上金がいくらあり、どんなタイミングで銀行に振り込まれるのかしっかりとチェックしておきましょう。

入金口座の変更方法

銀行口座を変更したい場合、登録している情報を変更する必要があります。今回はShopifyペイメントで発生した売上を送金する入金口座の変更方法について解説します。

手順は以下のとおりです。

  1. 「管理画面」から「設定」をクリック
  2. 「決済」を選んでShopifyペイメントにある「管理する」をクリック
  3. 「支払いの詳細」の中から「支払い口座」を選択
  4. 「銀行口座を変更する」をクリック
  5. 口座情報を入力して、「保存」をクリック

これで入金口座の変更設定は完了です。

売上が銀行に送信されてもすぐに入金されない

売上金が外部決済サービスなどから銀行口座へ送信されたとしても、すぐに引き落とせるようにはならない点も注意が必要です。

口座への入金処理に時間がかかってしまいまうためです。銀行によっては営業日などの都合で処理に1〜3日かかることもあります。

売上金が口座に入るタイミングが費用などの支払い日のギリギリになってしまうと、手元にお金がなくなってしまう可能性があります。銀行口座への入金は早めにできるようにしましょう。

Shopifyでの入金タイミングを知って資金ショートを防ごう

今回はShopifyでECサイトを運営するために知っておきたい入金サイクルについて解説しました。

Shopifyでは多彩な決済方法があり、それぞれに入金されるタイミングが違います。入金サイクルを把握しておかないと、手持ちの資金が減少してストア運営費用が支払えない「資金ショート」になってしまう可能性があるので注意が必要です。

最悪のケースでは黒字なのに倒産に追い込まれてしまう可能性もありますので、今回ご紹介した方法を活用して入金のタイミングを把握しておきましょう。