Shopifyに連携できる広告は?各広告の特徴と連携方法を解説

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ShopifyでECサイト運営している方で、「新規顧客を増やしたい」「短期間で売上アップしたいけど、どうしたらいいかわからない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

売上を伸ばすためには、自社の商品やストアの存在をアピールして集客しなければいけません。そのために「Web広告の活用」が有効な手段となります。

Shopifyでは下記4つの広告と連携ができます。

  • Google広告
  • Yahoo!広告
  • Facebook広告・Instagram広告
  • Pinterest広告

この記事では、ECサイト運営する上で課題となる集客を助ける広告を利用するメリットをご紹介するとともに、Shopifyと連携できる広告の特徴や連携方法について解説します。

Shopify運営にWeb広告を活用するメリット

ShopifyでWeb広告を活用するメリットは、主に以下の3つです。

  • 認知拡大により、潜在層にもリーチできる
  • ターゲティングにより見込み客にアプローチできる
  • 費用対効果を可視化できる

それぞれ詳しく解説します。

認知拡大により、潜在層にもリーチできる

潜在層とは、「商品にある程度の興味や関心がありながらも購入するための行動をしていないお客様」のことで、潜在顧客とも呼ばれています。

潜在顧客は自ら商品を検索したり自社のサイトを探さないため、ストア側から情報を届ける必要があります。

広告を出稿することでストアや商品に興味をもってもらうキッカケになり、結果的に新規顧客の獲得や売上アップにつながります。

ターゲティングにより見込み客にアプローチできる

Web広告では、年齢層や性別を絞り込んで広告を表示させられる「ターゲティング」ができます。ターゲティングすることで、自社の商品に関心のありそうな人に向けて広告を表示させられるため、ターゲットとしている顧客層にピンポイントでアプローチできます。

年齢や性別、住んでいる地域など、さまざまな情報から絞り込みが可能です。たとえニッチな商品だとしても、商品に興味がありそうな人に広告を表示させられるのは大きなメリットです。

費用対効果を可視化できる

Web広告はリアルタイムで広告配信の成果の確認ができるため、素早くPDCAを回すことができます。

複数のキャンペーンや広告グループを使い分けて成果のでる広告を見極め、そこに予算を多めに設定することも可能です。

新聞やテレビCMよりも少額で広告を出稿できるのも大きな魅力です。

ECサイト運用者が使う主なWeb広告の種類

広告を有効に活用するためには、自身のストアや商品にあった媒体を選ぶことが大切です。

Shopifyでストア運営者が利用する広告の種類には、大きく分けて「リスティング広告」と「SNS広告」の2種類あります。

Web広告は出稿媒体などにより種類があり、広告を表示させる場所や期間によって費用も変わるので、目的にあう広告を利用しましょう。

リスティング広告

リスティング広告とは、「Google」や「Yahoo!」などの検索エンジンでの検索結果に表示される広告です。検索連動型広告とも呼ばれています。

商品やサービスに一定の関心があるユーザーにアプローチするのに有効な方法です。購入の意思があるキーワードを選んで広告を配信でき、GoogleやYahoo!の検索上位に広告が表示できます。

特にリスティング広告と相性の良い特徴の商品は、以下のとおりです。

  • 何度も購入されるようなリピート率の高い商品・サブスクリプション
  • 競合と比べて明らかな優位性のある商品
  • SEOで上位表示させるのが難しい商品

SNS広告

SNS広告は、FacebookやTwitter、Instagram、LINEなどのSNSプラットフォームに配信する広告のことです。「運用型広告」と呼ばれています。

SNSのタイムラインやストーリー、アカウント欄に広告を表示させます。画像や動画での表示もさせられるため、ビジュアル面でアピールしやすい商品に有効です。

広告でありながらSNSに自然に溶け込むため、広告が苦手なユーザーにも比較的受け入れられやすい傾向があります。

また、ターゲティングの精度が高く、潜在顧客にもアプローチできるのも大きなメリットです。

SNSには年齢や性別、住んでいる地域はもちろん、勤め先や学歴、趣味などの情報が蓄積されています。このようなデータから詳細なターゲティングすることで、商品を訴求したい人に的確に広告を表示させられます。

加えて、商品に興味のありそうなユーザーや悩みを自覚していないユーザーにも広告を表示させられるため、潜在顧客への認知拡大にも大きく役立ちます。

Shopifyと連携できる広告

この章では、Shopifyと連携できる広告を具体的に4つをご紹介します。

Shopifyと連携できる広告
  • Google広告
  • Yahoo!広告
  • Facebook広告・Instagram広告
  • Pinterest広告

Google広告

Google広告は、世界最大の検索エンジンであるGoogle上で表示される広告サービスです。

Google広告では、リスティング広告以外にもショッピング広告、ディスプレイ広告、動画広告など、様々な広告の種類があります。

Google広告とShopifyを連携させる最大のメリットは、広告のリーチと精度です。Googleを利用する膨大なユーザーにアプローチできる可能性を持ちつつ、検索者の意図に合致する広告を的確に表示することができます。

これにより、高いクリック率(CTR)とコンバージョン率(CVR)が期待できます。広告の成果はGoogle広告の管理画面で容易に確認でき、随時広告の最適化に取り組むことが可能です。

リスティング広告例|画像出典:Google
ショッピング広告例|画像出典:Google

連携方法

ShopifyとGoogle広告の連携手順は以下の通りです。

  1. Shopifyのアプリストアから「Google & YouTube」をインストールする
  2. 「Google & YouTube」にGoogleアカウントを連携する
  3. 「Google 広告で商品を宣伝する」の項目から、Google広告に接続する(またはGoogle広告アカウントを新規作成する)

この他、広告結果の分析にはGoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャーを使用します。またショッピング広告を活用したり、商品を自動でGoogleに連携する場合には、「Google Merchant Center」との連携を行います。これらの連携も「Google & YouTube」アプリ上より可能です。

Googleアナリティクスとの連携およびGoogleタグマネージャーについては、以下の記事を参考にしてください。

Yahoo!広告

日本で人気の高い検索エンジン「Yahoo! JAPAN」上に出稿できるのが、Yahoo!広告です。

Yahoo! JAPANの日本国内における月間アクティブユーザー数は8,500万人で、Shopifyと連携することでこの広範なユーザー層へのアプローチが可能になります。(Yahoo! JAPAN媒体資料:2023年3月

またキーワードターゲティングやリターゲティング機能を備えており、特定の顧客層へ効率的にリーチすることもできます。

Yahoo!広告では、リスティング広告とディスプレイ広告がメインです。

リスティング広告例|画像出典:Yahoo! JAPAN

連携方法

Yahoo!広告と連携したい場合には、アプリの使用がオススメです。「Yahoo!広告 連携」は、日本の企業が提供するアプリです。面倒なタグ設定などは不要ですぐに始められます。

プロに任せる「おまかせ運用」と「自分で運用」が選べるため、自社のリソースなどと相談しながら始めるといいでしょう。

Facebook広告・Instagram広告

ご存知の方も多いと思いますが、FacebookとInstagramは親会社が共通のMeta社です。そのため広告出稿の際に活用するプラットフォームは同一です。

FacebookとInstagramは、SNSの中でも特に強力な影響力を持ち、ユーザーの詳細な属性情報や興味・関心に基づいて広告を配信します。

Shopifyを連携させることで、これらのデータを活用して高度にターゲットされた広告キャンペーンが実行可能です。

ビジュアルコンテンツを中心にした広告は、ユーザーエンゲージメントを高め、ブランドの認知度を向上させます。

SNS広告例|画像出典:Facebook
SNS広告例|画像出典:Instagram

連携方法

FacebookおよびInstagramで広告を出稿する場合の連携手順は、以下の通りです。

  1. Facebookのビジネスページを作成する
  2. Facebookビジネスマネージャのアカウントを作成し、ビジネスページを連携する
  3. Facebookの広告アカウントを作成し、ビジネスページと接続する
  4. ShopifyでFacebookピクセルを設定する

Facebookのアカウント作成には手間がかかりますが、Shopifyとの連携はFacebookピクセルIDを管理画面の「各種設定」の所定の箇所に入力するだけです。

画像出典:Shopify

これによりFacebook広告・Instagram広告の配信結果をトラッキングできます。

Pinterest広告

Pinterest(ピンタレスト)はビジュアル中心のSNSで、気になった画像を「ピン留め」するように保存することができます。レシピやインテリア、ファッションなどの投稿が人気です。

ユーザーは欲しいものを探すためにPinterestを利用することも多く、一般的に購買意欲が高いと言われていますので、Shopifyストアとの相性は良いでしょう。

Pinterest広告は、通常の投稿フィードに馴染むように出稿されるため、視覚的なインスピレーションを求めるユーザーに特に有効です。

また日本での国内月間利用者数は、2021年に870万人に達し、今後が期待できるSNS広告です。(ニールセン調べ

連携方法

Pinterestで広告を出稿する場合、Shopifyアプリ「Pinterest」を使用します。手順は以下の通りです。

  1. Pinterestのビジネスアカウントを作成する
  2. 「Pinterest」のアプリをインストールする
  3. ビジネスアカウントとアプリを連携する
  4. Pinterest上で支払い情報などを設定する
  5. アプリ上で承認を確認する

これで連携完了です。あとはShopify管理画面のアプリから広告出稿を開始できます。

広告を活用して集客しよう!

今回はECサイト運営で集客するのに効果的なWeb広告を活用するメリットと、Shopifyと連携できる広告の種類について解説しました。

Web広告を活用すれば、ストアの認知拡大や見込み顧客へアプローチができるため、新規顧客の獲得や売上アップが期待できます。広告の予算は少額でも始められ、予算内で広告を運用することも可能です。

広告での集客は即効性があるのも大きな魅力です。

広告には大きく分けて2種類あるので、目的に応じて使い分けましょう。

  • リスティング広告
    商品に関心がある、または欲しいと認識している顕在顧客にアピールするのに適している。
    Google広告やYahoo!広告など
  • SNS広告
    まだ自社の商品について知らない、または自身の悩みが解決できる商品があると気づいていない潜在顧客にアピールするのに適している。
    Facebook・InstagramやPinterest広告など

ぜひShopifyECサイトを運営する際には広告を活用して集客しましょう。