Shopifyテーマ開発とは?開発言語やパートナーへの依頼について解説

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おしゃれなECサイトを誰でも構築できるShopifyShopifyではテーマと呼ばれるデザインテンプレート(雛形)を130種以上の中から選び、構築していきます。

雛形を元に作るため、手軽に作れるというメリットがある反面、融通が効かないというデメリットもあります。

「自社ブランドとマッチするテーマが見つからない」
「独自の世界観を忠実に再現したいが、既存テーマではできない」
「テーマのデザインがいまいちだが、妥協しないといけないのか」

このように感じたことはありませんか。

Shopifyでは既存のテーマを使わずに、「自社独自のテーマ開発をしたい」というニーズにも対応可能です。

今回の記事では、Shopifyのテーマ開発に必要な知識を分かりやすく解説します。また自社で開発できない場合に、誰に依頼をすべきかも合わせて紹介します。

ぜひ独自テーマ開発の参考にしてください。

Shopify開発とは

Shopifyにおいて「開発」とは、主に「アプリ開発」と「テーマ開発」を指します。

アプリ開発は、レビュー機能や配送日時指定機能といった単一の機能開発です。今回の記事では「アプリ開発」は扱わないため、興味がある方は「Shopifyテーマ開発とは?開発言語やパートナーへの依頼について解説」の記事をご覧になってください。

テーマ開発は、サイトの見た目や構成を一から開発します。

そのため自社ブランドの世界観に合わせた表現が可能になったり、顧客体験を思い通りにコントロールしたりすることが可能です。

例としてオシャレなインテリア雑貨を販売しているFrancfranc(フランフラン)のサイトは、独自のテーマを使用することで、オリジナルの顧客体験を提供しています。

次にテーマの開発に必要な言語と開発の流れを説明します。

Shopifyテーマ開発に必要な言語

Shopifyのテーマ開発は、主に次の言語が用いられます。自身で開発する際や開発を委託する際にご参考ください。

HTML・CSS

HTMLは文章の構成や役割を示し、Webページを作成する言語です。Webページ上にテキスト、画像、リンク、ボタンなどの各要素を配置し、その構造を決定します。

CSSはWebページのデザインを制御する言語です。HTMLで配置した要素の見た目(文字、色、サイズ、余白など)をカスタマイズするために使います。

HTMLとCSSはWebページの基礎となる言語ですから、十分な理解が欠かせません。

JavaScript

JavaScriptはWebページに機能や動きを追加するプログラミング言語です。

例えば、ユーザーがボタンをクリックしたときにポップアップを表示したり、スライドショーを動かしたりするのにJavaScriptが使われます。さらにJavaScriptは、ユーザーの行動に応じてWebページの動作を変化させることも可能です。これにより、ただ情報を表示するページではなく、ユーザーとコミュニケーションをとるページを作ることができます。

Liquid

LiquidはShopifyが開発した独自のプログラミング言語で、静的なWebページに動的な要素を追加できるようになります。

例えば、ページ上に商品のリストを表示したい場合、それぞれの商品をHTMLで一つひとつ手作業で書くのはとても大変ですよね。そこでLiquidを使うと、商品のデータがどれだけあっても、それを自動的にHTMLに変換して表示することができます。

Liquidを理解することで、より個別化されたShopifyテーマを作ることが可能です。

JSON

プログラミング言語ではありませんが、データ形式としてのJSONの理解は必須です。JSONはデータを保存したり送受信するために使用されます。

Shopifyテーマ開発の主な流れ

テーマを開発するにあたって、大枠の流れを紹介します。

1.要件定義

テーマに必要な機能やデザインを明確にします。ここでターゲット顧客は誰なのか、どのような顧客体験を提供したいのかなどについても考えると良いでしょう。

2.設計

要件定義に基づき、テーマの全体的なレイアウトや色合い、フォント等を設計します。ワイヤーフレームやモックアップといった設計図やイメージ図を作成し、完成形を確認します。

3.開発

設計に基づき、プログラミング言語でテーマを開発します。動作テストやバグ修正も随時行います。

4.導入

テストをパスしたテーマをShopifyストアに導入し、公開します。

Shopify開発ならShopifyパートナーに依頼がおすすめ

テーマ開発に必要なプログラミング言語を紹介しましたが、一般的にこれらのスキルの習得には複数年を要します。

そこでテーマ開発を検討する場合には、制作会社に依頼することがおすすめです。

ただしShopifyにおけるテーマ開発は、言語や構造などが通常のWebページ制作とは異なります。そこでテーマの開発は、Shopifyパートナーに依頼することがおすすめです。

なおShopifyパートナーには上位のパートナーシップであるShopify Experts(エキスパート)もありますので、合わせて解説します。

Shopifyパートナー

ShopifyパートナーはShopifyとパートナーシップを結び、ストアの構築やテーマ開発、アプリ開発を行う法人や個人のことです。

Shopifyパートナーはお互いに情報交換や開発のサポートをしています。またShopifyからShopifyパートナーアカデミーというトレーニングプログラムが提供されており、認定を受けたパートナーは技術力に信頼ができるでしょう。

Shopify Experts

Shopify Expertsは、Shopifyにより公式認定されたパートナーです。

Shopify Expertsになるためには、多数のストア構築実績に加えて、Shopifyの厳しい審査を通過することが必要です。そのため高いスキルと豊富な経験を持ち合わせています。

ただしその高いスキルと豊富な経験は、一般的には高い費用を伴います。Shopify Expertに依頼するかどうかを決定する際には、テーマ開発の要件と予算を慎重に考慮することが必要です。

Shopifyパートナーを選ぶ際のポイント

Shopifyパートナーを選ぶ際には、「経験や実績」と「サポート」を考慮すると良いでしょう。

Shopifyパートナーの中には「テーマのカスタマイズはしたことがあるけど、開発をしたことはない」という方も多くいます。またテーマ開発にはプログラミングスキルだけではなく、デザインスキルやマーケティングスキルなども必要です。

そのため、豊富な経験や開発実績があるShopifyパートナーを選ぶことがおすすめです。

また独自テーマは開発した後のサポートも重要です。

事業が拡大してくると、構成を変更したい、見た目を変えたいといった要望が、必ずと言っていいほど出てくるでしょう。十分なサポートが提供されていない場合には、テーマを開発したShopifyパートナー以外に依頼することになり、時間や費用といったコストが多くかかることが考えられます。

スムーズにテーマの改善ができるように、長期的にサポートを提供してくれるShopifyパートナーを選ぶと良いでしょう。

Shopifyパートナーに委託し、自社独自のテーマを開発しよう

Shopifyのテーマ開発を経験豊富なShopifyパートナーに委託することで、自社独自のテーマを開発することができます。

独自テーマを開発することで、自社ブランドをより魅力的に顧客に訴求することが可能です。

今回の記事を参考に、ぜひテーマ開発を検討してみてください。