2024年版│Shopifyの料金プラン比較!変更手順も詳細解説

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世界最大級のECプラットフォーム「Shopify」。Shopifyでは事業者の様々なニーズに合わせたプランを提供しています。

「EC販売を始めたいけど、どのようなプランがあるか知りたい」
「プランはどのように変更するの?」
「プランの選び方を教えてほしい」

この記事を読むことで上記のような疑問が解決します。

Shopifyは多様なニーズに対応するために6つの料金プランが存在します。それぞれの特徴を知ることで、自社に最適なプランを選ぶことができるでしょう。

ぜひ最後までご覧ください。

Shopifyプラン一覧: 各プランの料金と提供機能の比較

Shopifyは、事業者の様々なニーズに対応するために6つの料金プランを提供しています。プランに関する公式ページはこちらです。

主にECサイト運営を行いたい事業者は、以下の3つのプランから選ぶとよいでしょう。

  • ベーシックプラン
  • Shopifyプラン
  • Advancedプラン

それ以外にも「SNSで販売できれば十分」、「実店舗がメインでECはサブ」、「実店舗とECサイトの両方を連携し、とても大規模に運営したい」というようなニーズもあるでしょう。

そのようなニーズの事業者向けに、以下の3つのプランが提供されています。

  • スタータープラン
  • Retailプラン
  • Shopify Plus

全てのプランの対象ユーザーと、料金を一覧で紹介します。それぞれのプランの特徴については各項目を参照してください。

ベーシックプランShopifyプランAdvancedプランスタータープランRetailプランShopify Plus
対象個人・小規模EC向け小規模EC向け中・大規模EC向けSNS販売向け実店舗販売向け大企業EC向け
月払い4,850円/月13,500円/月58,500円/月750円/月13,000円/月2,000ドル〜/月
年払い3,650円/月10,100円/月44,000円/月11,600円/月
2024年9月時点

Shopifyは2024年5月より円建て決済ができるようになりました。
Shopifyの一部のプラン名は、2024年夏に変更になりました。

ベーシックプラン

最も人気があるベーシックプランは、主に個人でECサイトを運営したい方や小規模事業者向けのプランです。

料金は安くても商品掲載は無制限であり、またECサイトを運営するには十分な管理機能、分析機能を有しています。さらに海外販売にも対応しています。

自社のニーザーに合わせて、アプリを活用したカスタマイズができるため、高機能なECサイト運営も可能です。

機能ECサイト運営
商品管理
注文管理
顧客管理
ブログ
マーケティング
ストア分析
海外販売
24時間サポート
など
決済手数料 ※Shopifyペイメントの場合オンライン:3.55%
対面:2.7%
スタッフアカウント数

Shopifyプラン

売上が上がってきてスタッフを増員したい小規模事業者や、マーケティングに力を入れたい中規模事業者向けのプランです。

このプランでは「プロフェッショナルレポート」と呼ばれる高度な分析機能があります。この機能を使うことにより、初回購入顧客とリピーター顧客の販売動向を比較したり、国別の購入データを確認したりして、サイト改善に役立てることが可能です。

機能ベーシックプランの全機能
高度な分析機能
決済手数料 ※Shopifyペイメントの場合オンライン:3.4%
対面:2.5%
スタッフアカウント数5つ

Advancedプラン

事業がより拡大した中〜大規模事業者向けのプランで、商品管理担当や注文管理担当のように役割分担したい事業者に最適です。このプランではスタッフアカウントは15人分まで使用できます。

また「カスタムレポートビルダー」と呼ばれる分析レポートの作成ツールが提供されます。これにより、例えばWeb広告やSNSなどの流入経路の分析をして、マーケティング施策の改善に活かすことが可能です。

機能Shopifyプランの全機能
カスタムレポートビルダー
外部アプリによる計算済み配送料表示
関税と輸入税の計算
決済手数料 ※Shopifyペイメントの場合オンライン:3.25%
対面:2.4%
スタッフアカウント数15つ

スタータープラン

初めてオンラインストアを始める事業者や、SNSでの販売のみに特化する事業者向けの最低限のプランです。利用料金はわずか月額5ドルです。

SNSやDMなどに商品ページのURLを貼り付けることで、顧客に商品を共有します。

使用できるテーマは「Spotlight」のみで、色などは変更できますがテーマのカスタマイズはできません。

ブランドが育ってきて、本格的なECサイト運営に力を入れたくなったタイミングで、ベーシックプランなどを検討することがおすすめです。

機能商品管理
注文管理
ストア分析
24時間サポート
など
決済手数料 ※Shopifyペイメントの場合5%
スタッフアカウント数1つ

スタータープランに関する公式ページはこちらです。

Retailプラン

実店舗での販売をメインとする事業者向けのプランです。

ベーシックプランなども「POS Lite」というPOS(Point of Sales:販売時点情報管理)機能を利用することで実店舗販売に対応していますが、Retailプランでは「POS Pro」というより強力なPOS機能を提供しています。

POS Proの特徴は以下の通りです。

  • 無制限のPOSスタッフアカウント
  • オフラインとオンラインが連携した顧客管理
  • オフラインとオンラインが連携した販売体験の提供
  • 1ロケーションごとに月額89ドル
    など

Retailプランに対応しているオンラインストアのテーマは「Spotlight」のみです。

売上の中心が実店舗で、オンラインでも販売できるようにしていきたい店舗におすすめです。

機能商品管理
注文管理
ストア分析
24時間サポート
POS Pro
など
決済手数料 ※Shopifyペイメントの場合オンライン:3.4%
対面:2.7%
スタッフアカウント数POS:無制限
オンラインストア:2つ

Retailプランに関する公式ページはこちらです。

Shopify Plus

機能Advancedプランの全機能
サポートチームによる24時間サポート
POS Pro
業務自動化ツール利用
専用アプリとチャネル利用
チェックアウトページのカスタマイズ
APIリソースの利用
複数ストア利用
登録ロケーション20箇所
など
決済手数料 ※Shopifyペイメントの場合オンライン:2.9%
対面:要問い合わせ
スタッフアカウント数POS:無制限
オンラインストア:無制限

大規模に展開をする大企業向けの最上位プランです。ECサイトのみならず、実店舗での販売にも十分に対応しています。

また例えば、一般消費者向けのサイトと卸売業者向けのサイトを同時に運営する、というような複数サイトの運営も追加料金なしで可能です。さらにスタッフアカウント数は無制限です。

上記はShopify Plusの特徴の一部分になりますので、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

Shopify Plusに関する公式ページはこちらです。

Shopifyプランの確認と変更手順

現在自社がどのプランを利用しているかを確認する方法と、プランの変更方法について解説します。

現在のプラン確認方法

現在利用しているプランを確認するには、まず管理画面の「設定」より「プラン」を選択します。「プランの詳細」に現在利用しているプランが表示されます。

画像出典:Shopify

プラン変更の手順

プランを変更したい場合には、「プランの詳細」の項目内にある「プランを変更」をクリックします。するとプランの選択画面が表示されます。

現在のプランを変更する場合には、「○○(プラン名)を選択」のボタンをクリックします。そして請求サイクルを選択し、「請求サイクルを確認」をクリックしてください。その他、決済方法や料金を確認し、問題なければ「登録」をクリックして変更します。

Retailプランに変更する場合には、「小売」の項目にある「小売を選択」をクリックします。

確認項目に問題がなければ、「同意します」にチェックを入れ、「確定」をクリックします。

プラン変更の注意点

スタータープランへのダウングレードはできません。スタータープランにダウングレードしたい場合には、ストアを無効化し、再度新規マーチャントとしてスタータープランにてストア開設をする必要があります。

Shopify Plusに変更したい場合、管理画面からは変更できません。Shopifyの公式サイトより申し込みをしましょう。

自社のニーズに合わせたプラン選びのポイント

Shopifyの料金プランを選ぶ際、自社の現状とニーズに合わせた選択が重要です。以下のポイントを参考にして、最適なプランを選びましょう。

プラン選びのポイント
  • 販売規模:
    小規模ならベーシックプラン、大規模ならAdvancedプランやShopify Plusが適しています。規模は売上だけではなくスタッフの人数なども考慮しましょう。
  • 機能:
    必要な機能をリストアップし、それを提供するプランを選びましょう。例えば、欲しい機能が高度な分析ツールならShopifyプラン、強力なPOS機能ならRetailプランを選ぶ必要があります。
  • 予算:
    月額料金だけではなく、決済手数料や追加機能のコストも考慮して予算を設定します。
  • カスタマイズ性:
    特定のデザインや機能のカスタマイズが必要な場合、それをサポートするプランを選びましょう。スタータープランやRetailプランではカスタマイズができません。

各プランの特徴を正確に理解し、自社の現状と将来の展望を考慮に入れることで、最適なShopifyプランの選択が可能になります。

自社に最適なプランを選択し、ブランドを成長させよう!

この記事では、Shopifyのプランについて解説しました。

Shopifyのプランは料金が異なるだけではなく、機能面においても違いがあります。そのため扱う商材、ターゲット顧客層、マーケティング戦略などによって、最適なプランは異なることでしょう。

今回の記事を参考にぜひ最適なプランを選択してください。