Shopifyで始めるデジタルコンテンツ販売|メリットとアプリ5選

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インターネット上にて、データで提供される「デジタルコンテンツ」。Shopifyは、服や雑貨、食品など、物理的な商品を取り扱うイメージが強いですが、デジタルコンテンツの取り扱いも可能です。

「デジタルコンテンツ販売のメリットとデメリットは?」
Shopifyでデジタルコンテンツを販売したい」
「デジタルコンテンツ販売のアプリが知りたい」

この記事を読むことで、上記のような疑問や課題が解決します。

Shopifyを活用することで、誰でも手軽にデジタルコンテンツ販売を始めることが可能です。検討している方は、ぜひ参考にしてください。

デジタルコンテンツ販売の基礎知識

まずはデジタルコンテンツを販売する上での基礎知識を理解しましょう。

デジタルコンテンツとは?種類も紹介

デジタルコンテンツとは、インターネットを通じて提供される形のない商品のことです。これらは主にデータファイル形式で提供されたり、閲覧権限やアクセス権限の形で提供されます。

代表的なデジタルコンテンツには、以下のようなものが該当します。

  • 電子書籍
  • 音楽
  • 音声
  • 動画
  • イラスト
  • 写真
  • ソフトウェア
  • PDFファイル

このようなデジタルコンテンツの需要は年々増加しており、多岐にわたる分野で新たなビジネスチャンスが生まれています。

近年では、映画のストリーミングサービス、音楽をダウンロードできる配信サイトなどがあり、実際に利用したことがある方も多いでしょう。これらは全てデジタルコンテンツとして提供されています。

他にもプログラミング教材やヨガのレッスンなども、デジタルコンテンツで提供されており、今後も市場は拡大していくことが予想されます。

デジタルコンテンツ販売のメリット

デジタルコンテンツを販売するメリットは、多岐にわたります。

アナログコンテンツを販売する場合、製造、保管、配送といったコストが必要ですが、デジタルコンテンツにはこれらのコストが一切不要です。

また、デジタルコンテンツは瞬時に全世界に配信することが可能で、時間や地理的な制約がほとんどありません。

さらに、デジタルコンテンツに在庫の概念はありません。何度も販売でき、一度作成したコンテンツから継続して収益を得ることが可能です。

加えて、アナログコンテンツの場合、破損や紛失のリスクがありますが、デジタルコンテンツにはこのような物理的なリスクはありません。

デジタルコンテンツ販売のデメリット

デジタルコンテンツ販売には、いくつかのデメリットも存在します。

最大のデメリットは、著作権侵害や盗用のリスクです。デジタルコンテンツはコピーと配布が簡単にでき、不正コピーが横行しやすい環境にあります。これにより、クリエイターの収益が著しく損なわれることがあります。

また、デジタル市場の飽和が進むにつれ、個々のコンテンツが目立ちにくくなる点も課題です。特にメジャーなマーケットプレイスでは競争が激化しており、広告・マーケティング予算が増加し、利益が縮小傾向にあります。

これらのデメリットへの対策を考慮した上で、デジタルコンテンツ販売を行うことが重要です。

Shopifyを選ぶメリットと活用事例

Shopifyはアプリを導入することで、簡単にデジタルコンテンツの販売を始めることができます。

また、セキュリティのアプリを導入することで、不正コピーや盗用リスクに対して、対策を講じることが可能です。さらに、多様な販売シーンに合わせたカスタマイズも可能で、他者との差別化をしたい場合に役立つでしょう。

多くの事業者やクリエイターが、大手のマーケットプレイスを離れて、自社ECサイトでコンテンツ販売を始めています。

次に、Shopifyを活用したデジタルコンテンツの販売事例を紹介します。

電子書籍の販売

電子書籍などの教育コンテンツの販売に、Shopifyは最適です。

例えば、あなたが執筆した小説や専門書を、電子書籍として販売するとします。Shopify上で電子書籍が購入されると、購入者向けにダウンロードURLが自動的に配信されます。

これにより、あなたは顧客に対してコンテンツを提供する手間を省くことができ、執筆作業に集中することが可能です。

オンライン学習動画のストリーミング販売

Shopifyでは、動画のストリーミング販売も可能です。ストリーミングとは、動画などをダウンロードせずに視聴する方法です。

例えば、英語のオンライン学習コースを動画で販売する場面を想像してみてください。多数の講義動画をダウンロードしようとしても、サイズが大きすぎてしまい、顧客はデバイスに保存ができません。しかしストリーミングを使えば、顧客はダウンロードすることなく、学習が始められます。

このように、Shopifyを利用することで、購入者にとって利便性が高いストリーミング配信によるコンテンツ販売が、手軽に実現できます。

メンバーシップの販売

Shopifyを利用することで、特定のコンテンツへのアクセス権をメンバーシップとして販売することができます。

例えば、有料のコミュニティへの参加権や、メンバー限定コンテンツへのアクセス権などです。

これにより、ライブ配信者やインフルエンサー、メディア運営者は、定期的な収入を確保するビジネスモデルの構築ができるでしょう。

Shopifyでデジタルコンテンツを販売する方法

Shopifyでのデジタルコンテンツ販売は、3つのステップで簡単に始めることが可能です。

STEP1:商品配送の無効化設定

デジタル商品の場合、物理的な配送は不要です。そのため、Shopifyで商品配送を無効にする設定を行います。

管理画面の「商品管理」より、該当の商品ページを開きます。「配送」の項目にある「配送が必要な商品です」というチェックボックスの選択を解除してください。これで配送が無効化されました。

画像出典:Shopify

STEP2:デジタルコンテンツ販売アプリの導入

デジタルコンテンツをShopifyで販売するには、デジタルコンテンツ販売用のアプリ導入が必須です。

販売までの一般的な流れとして、インストールしたアプリにデジタルコンテンツをアップロードします。顧客がデジタルコンテンツを購入すると、自動的にダウンロードURLが顧客に配信されます。

STEP3:メール通知の編集

デジタルコンテンツが購入された際、一般的にダウンロードURLがメールによって通知されます。

購入者には、このダウンロードURLの通知メールと購入完了の通知メールの2通が、同時に配信されることになります。そのため、購入完了の通知メールに”ダウンロードURLは別のメールに記載されている”ことを明示しておきましょう。

また通知メールにはデフォルトで、配送料の項目が表示されます。デジタルコンテンツには不要な記載のため、削除しておくことをおすすめします。

購入完了の通知メールは、管理画面より「設定」 > 「通知」 > 「お客様通知」 > 「注文の確認」で変更可能です。

必見!Shopifyでのデジタルコンテンツ販売に役立つアプリ5選

Shopifyでデジタルコンテンツを効果的に販売するための、おすすめアプリを紹介します。

Digital Downloads

画像出典:Digital Downloads|Shopifyアプリストア

Digital Downloadsは、Shopify公式が提供するデジタルコンテンツ販売のアプリです。

難しい設定はなく、すぐに販売を始められる手軽さが、このアプリの最大の特徴です。

顧客が商品を購入すると、アプリは自動的にダウンロードリンクを生成し、購入完了画面にURLを表示します。同時に顧客宛にダウンロードURL付きのメールを送信します。

このアプリでは、ダウンロード回数を設定することも可能です。

必要最低限の機能が備わっていながら、無料で利用することができ、さらに日本語にも対応しています。

Courses Plus

画像出典:Courses Plus|Shopifyアプリストア

Courses Plusは、オンライン学習コース(eラーニング)の提供をサポートするアプリです。このアプリを利用することで、Shopifyのストア内でオンラインコースを手軽に構築し、販売することが可能です。

コースはビデオ、テキスト、PDFなど、さまざまな形式で提供でき、クイズ式のテストや試験も行えます。さらに進行状況を追跡することもでき、学習管理システムのように機能します。

受講修了者には、証明書PDFを発行することも可能です。

このアプリは英語にのみ対応しています。無料から始められ、コース数と利用機能によって、料金が発生します。(2024年4月時点)

Sendowl

画像出典:SendOwl|Shopifyアプリストア

Sendowlは、電子書籍、動画、音楽、有料ニュースレター、ライセンスなど様々なデジタル商品販売を可能にします。

特にセキュリティの機能が豊富で、有効期限付きのダウンロードURLを発行したり、PDFにスタンプをつけてセキュリティを強化したり、ライセンスキーを発行したりすることが可能です。

また販売データの詳細な分析や、顧客のダウンロード履歴の追跡もでき、マーケティングにも活用できます。

このアプリは英語にのみ対応しています。月額18ドルから利用可能で、7日間の無料体験期間があります。(2024年4月時点)

Sky Pilot

画像出典:Sky pilot|Shopifyアプリストア

Sky Pilotは、サブスクリプション料金を設定し、定期購読サービスやプレミアムコンテンツを提供する「メンバーシップ」を実施したい場合に、オススメのアプリです。

メールマーケティングアプリ「Klaviyo」と連携することができ、メンバー顧客の購入行動に応じたパーソナライズされたマーケティングを実施することが可能です。

このアプリは、様々な種類のデジタルコンテンツを販売することもでき、デジタルコンテンツ販売に必要な多くの機能を提供しています。

Sky Pilotは日本語にも対応しています。100MBまでは無料で利用できますが、それを超える場合には、月額9ドルから利用可能です。このアプリには、14日間の無料体験期間があります。(2024年4月時点)

Photolock

画像出典:Photolock|Shopifyアプリストア

Photolockは、画像形式のデジタルコンテンツ保護に特化したアプリです。

例えば、商品ページの画像を保存しようとする行為をブロックすることが可能です。またスクリーンショットをされても、ウォーターマーク(透かし文字)を挿入して、転用できないようにします。

Photolockを活用すれば、自社コンテンツの権利を守り、収益を確保するのに寄与することでしょう。

このアプリは英語にのみ対応しています。

Photolockは無料で利用開始でき、利用したい機能によって、月額5ドル、月額12ドルのプランが用意されています。無料体験期間は7日間です。(2024年4月時点)

デジタルコンテンツ販売を始めよう!

この記事では、デジタルコンテンツ販売をShopifyで始める方法について解説しました。

Shopifyでは誰でも手軽にデジタルコンテンツの販売を始めることが可能です。この記事を参考に、ぜひデジタルコンテンツ販売に挑戦してみてください。