無料の予約システム10選!選び方やGoogleカレンダーの活用法について

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予約受付のオンライン化は、売上アップや業務改善のために欠かせません。なるべくコストを抑えられるよう、無料の予約システムを探している方も多いのではないでしょうか。

そこで美容室や飲食店、フィットネス系施設や個人でのオンラインサービスの提供まで、幅広い業種・業態に対応できる無料の予約システムを紹介します。予約システムの選び方や今話題のLINE連携、Googleカレンダーを予約システムとして利用する方法についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

予約システム導入のメリット

予約システムを導入するメリットは以下3点です。

  • 24時間365日予約受付が可能
  • 無料で導入できる
  • 自社ホームページのかわりにできる

ひとつずつ解説します。

24時間365日予約受付が可能

予約システムを導入すると、店舗の開店時間や自身の稼働時間に捉われず、24時間365日予約受付が可能になります。予約システムを導入する事業者が増えている現代において、開店時間内しか予約受付ができないことは顧客に不便さを感じさせ、競合に顧客を取られてしまう原因になります。

顧客の囲い込みのためにも、業務効率化のためにも、予約システム導入は必須といえるでしょう。

無料で導入できる

多くの予約システムは無料での導入が可能です。自社に必要なスペックや予約システム導入の目的を明確にしたら、無料の予約システムを導入して使い勝手を検証してみましょう。

おすすめの無料の予約システムについては、後ほど詳しく紹介します。

自社ホームページのかわりにできる

多くの予約システムでは、写真を掲載したり店舗について紹介する文章を載せたりすることが可能です。もし店舗や自社のホームページを所有していない場合は、予約システムのサイトを簡易的な自社ホームページとして運用することもおすすめです。

予約システムの選び方

予約システムを選ぶ際に気をつけたいことは以下5点です。

  • 欲しい機能や目的を明確にする
  • カスタマイズ性
  • サポートやヘルプページの充実度
  • 有料版にアップグレードした際に使える機能
  • 予約システムにあるとよい機能3つ

ひとつずつ解説します。

欲しい機能や目的を明確にする

予約システムを導入する前に、目的や欲しい機能を洗い出しましょう。予約を受け付けるだけでよいのか、予約受付後の予約管理も予約システム上でおこないたいのか、どのくらいの数の予約数を見込んでいるのかなど、予約システムに求めるスペックは変わります。

新規オープンで予約数などの見通しが立たない場合は、同業者が多く使っている予約システムを無料版で利用してみましょう。

カスタマイズ性

予約システムを導入する際はカスタマイズ性にも注目しましょう。デザイン面では、メインカラーを自社のブランドカラーに変更できるかや、自社のロゴの掲載が可能かを確認します。

また、機能面においても、機能の要・不要を柔軟に選べるかは大切なポイントです。

サポートやヘルプページの充実度

予約システムのサポート体制についても確認しておきましょう。チャットや電話などでの問い合わせの可否や、サイト上のマニュアルページやQ&Aページが充実しているかをチェックしておきます。可能であれば、口コミや実際に利用している同業者の意見も参考にするとよいでしょう。

有料版にアップグレードした際に使える機能

最初は無料版の予約システムで充分でも、事業規模が拡大したり予約システムでカバーしたい業務範囲が増えたりした際に、有料版の利用を検討したくなるかもしれません。

その際に有料版に使いたい機能がないと予約システムの乗り換えが必要になるため、利用したい予約システムの有料版のスペックについてもあらかじめ理解しておきましょう。

次の項目で、無料版・有料版を問わず、予約システムに搭載されているとよい機能について解説します。

予約システムにあるとよい機能

予約システムにあるとよい機能は以下3点です。

  • 予約管理も同時にできる
  • LINE連携できる
  • スマートフォンやタブレットで完結する

ひとつずつ解説します。

予約管理も同時にできる

予約管理システムは、予約の受付をするだけでなく受け付けた予約を管理する機能もあると便利に使えます。たとえば、予約情報の管理(スケジュール、顧客情報、内容など)や顧客別の予約履歴管理、予約数の上限設定機能、予約数が上限に達した際のキャンセル待ち機能などがあると非常に使い勝手がよいでしょう。

また、上記に付随して顧客にリマインドメールを送る機能や通知機能、決済機能などもあるとさらに利便性があがります。

LINE連携できる

いくつかの予約管理システムではLINE連携機能をリリースしています。LINEはメールなどと比較して開封率が高く、使っていない人を見つける方が難しいほど浸透率の高い連絡ツールです。新しく予約システムを導入する際は、LINE連携機能は必須といえるでしょう。

LINE連携機能を使うと、顧客がLINE上で予約ができたりLINEで予約日をリマインドしたりすることが可能です。

タブレットで完結する

予約管理システムはスマートフォンやタブレットで作業が完結するものを選ぶのがおすすめです。接客業や店舗業の場合、いちいちパソコンをチェックしないと予約確認や必要な作業をおこなえないと非常に不便に感じます。

最初の構築はパソコンでおこなった方が楽な場合もありますが、その後の運用はモバイル端末で問題なく利用できるかを事前に確認しておきましょう。

厳選10社!おすすめの無料予約システム比較

それでは、おすすめの無料の予約システムについて10社紹介します。

STORES予約

画像引用:STORES予約

累計導入社数15万以上のSTORES予約。予約・決済・顧客管理までをSTORES予約内で完結できることが特徴で、美容室・サロンからフィットネス・ヨガスタジオまでさまざまな業種・業態で導入されています。

美容室向けのおすすめ予約システムは以下の記事に詳しくまとめています。

yoyakul.jp(ヨヤクルドットジェーピー)

画像引用:yoyakul.jp

美容室・サロン向けにサービス提供しているyoyakul.jp。予約管理・POSレジ・売上分析・メール配信・顧客カルテ・ホームページ作成といった豊富な機能を利用できます。月間予約数30件もしくは顧客数30人まではすべての機能を無料で使えるため、小規模事業者やこれから開業する方におすすめです。

Square予約

画像引用:Square予約

シンプルな操作性が魅力のSquare予約。無料のフリープランであっても、SNS連携機能や自動リマインダーなど、欲しい機能が十分そろっています。直前のキャンセルなどで予約枠が空いた際に便利な順番待ちリスト機能も好評です。

Air RESERVE(エアリザーブ)

画像引用:Air RESERVE

個人事業主から大手企業まで、さまざまな業種で活用されているAir RESERVE。管理機能に優れており、顧客管理はもちろん、予約を受け付けるためのスタッフの人数や設備数の管理も簡単におこなえます。AirペイやAirレジとの連携も可能です。

レストランボード

画像引用:レストランボード

レストランボードは、飲食店向けの予約台帳アプリです。テーブル管理・予約台帳・顧客台帳といった飲食店の予約システムに欲しい機能を備えており、これらの基本機能だけであれば無料で利用できます。ほかにも、メッセージやネット広告配信機能やホームページ作成機能も搭載しています。

RESERVA(レゼルバ)

画像引用:RESERVA

レストランやカフェなどの飲食店を中心に、サロンやコワーキングスペースなど27万社以上が導入している予約システムがRESERVAです。「サービス提供型」「宿泊施設」「イベント・セミナー」など6つの予約タイプを提供しており、自社にとって活用しやすい予約システムを選びやすい点が特徴です。

MOSH(モッシュ)

画像引用:MOSH

個人事業主やクリエイター中心に6万人以上が登録しているMOSH。個人レッスンの実施や、オンラインでのサービス提供、コミュニティ運営に強みがあります。無料でも基本的な予約機能を使うことができ、サブスクコンテンツの配信やホームページ作成にも対応しています。

formrun(フォームラン)

画像引用:formrun

最短30秒で予約フォームを作成できるformrun。formrunは「PayPal」と連携しており、事前決済機能付きの予約フォームを作成可能です。フォーム作成数1個・チームメンバー数1人であれば無料で利用できます。事前決済にすればキャンセル率低下も期待できるため、個人で活動している方におすすめです。

tol(トル)

画像提供:tol 

予約・事前決済・予約管理・顧客管理・メール送信といった予約システムに必要な基本的な機能がすべてアプリで完結するtol。スマートフォンだけで作業できるので、パソコンが苦手な方にもおすすめです。予約ページの作成も簡単なので、SNSやホームページにリンクを貼って誘導することも可能です。

RESERVEN(リザーブン)

画像提供:RESERVEN

RESERVENはFacebookアカウントで開設できる予約システムです。過去の予約データの保存期間によって料金が決まるため、お試しで利用しやすい点が特徴です。機能面でも優れており、満席の人数設定が可能な点やカレンダー機能・ダッシュボード機能などで分かりやすく予約管理できます。

Googleカレンダーを予約システムとして使うことは可能?

最後に、Googleカレンダーを予約システムとして使う場合について解説します。Googleカレンダーとは、Googleが提供しているオンライン上でのスケジュール管理機能です。

Googleアカウントがあれば誰でも利用でき、共有機能やほかのGoogleサービスとの連携ができることから多くの個人・法人が利用しています。Googleカレンダーを活用すれば、予約システムとして利用することが可能です。

Googleカレンダーで予約システムを作成する方法

Googleカレンダーでの予約システム作成は、以下の3ステップでおこないます。

  1. 予約システム用の新しいGoogleカレンダーを作成
  2. 予約枠を設定
  3. 顧客にカレンダーを共有し、予約を受け付ける

ひとつずつ解説します。

①予約システム用の新しいGoogleカレンダーを作成

まず最初に、予約システム用に新しいGoogleカレンダーを作成します。Googleアカウントにログインし(Googleアカウントがなければアカウント作成)、Googleカレンダーの左側の「他のカレンダー」の左側にある「+」ボタンをクリックし、「新しいカレンダーを作成」をクリックします。

次に、カレンダーの名前と説明を入力します。名前は「店舗名 予約用カレンダー」など、分かりやすいものがおすすめです。店舗の説明も簡単に入力しておくとよいでしょう。

②予約枠を設定

次に、予約枠を設定する作業をおこないます。予約枠を設定したい箇所で左クリックし、「予約スケジュール」を選択します。日時やタイトルなど詳細を設定し、保存します。

③顧客にカレンダーを共有し、予約を受け付ける

作成した予約枠や予約カレンダーを顧客と共有します。共有するには、共有リンクを取得してメールで送るか、サイト上に予約カレンダーを公開します。

顧客側は自分の好きな予約枠を選択し、予約を完了します。

Googleカレンダーを予約システムとして利用するメリット

Googleカレンダーを予約システムとして利用するメリットは以下3点です。

  • コストが無料もしくは低価格
  • 作業が簡単
  • ほかのGoogleサービスと連携できる

ひとつずつ解説します。

コストが無料もしくは低価格

予約枠を作成する機能は無料で利用できます。機能を増やしたい際には有料版にアップグレードする必要がありますが、料金は月額1,130円(年払いの場合は944円)と低価格に抑えられています。(2024年4月時点)

作業が簡単

Googleカレンダーは直感的に作業することができ、予約カレンダーの作成も予約枠の追加も慣れれば数分もかからず作業可能です。顧客側から予約する際も操作方法が簡単なので、顧客に負担をかけずに予約してもらうことができます。

ほかのGoogleサービスと連携できる

GoogleカレンダーはGmailやGoogle MeetといったほかのGoogle機能と簡単に連携できます。普段からよくGoogleの機能を使っている方には、Googleカレンダーの活用は非常におすすめです。

Googleカレンダーを予約システムとして使う際の注意点

次に、Googleカレンダーを予約システムとして利用する際の注意点について解説します。注意点は以下3点です。

  • 顧客側もGoogleアカウントが必要
  • カスタマイズ性が低く、予約情報の詳細を把握できない
  • 便利な機能を使うにはアップグレードが必要

ひとつずつ解説します。

顧客側もGoogleアカウントが必要

Googleカレンダーを予約システムとして活用する際、予約システム作成側(事業者側)だけでなく、予約を入れる側(顧客側)もGoogleアカウントが必要です。顧客がGoogleアカウントを持っていない、Googleアカウントの開設方法がわからない、Googleアカウントを開設したくない場合には予約を入れてもらえなくなってしまうため、注意しましょう。

カスタマイズ性が低く、予約情報の詳細を把握できない

Googleカレンダーの難点は、カスタマイズ性が低いことです。Googleカレンダーの予約枠から取得できる情報は名前・メールアドレス・予約希望日時などとなり、それ以上の情報(住所、希望する内容、スタッフ指名など)を得ることが難しいです。また、顧客がGoogleに本名以外で登録していると、本名との付き合わせが難しくなることもあります。

また、Googleカレンダーの予約枠ではひとつの予約枠に対して複数人の予約を入れることができません。「最大10人まで予約を受け付ける」「11人目からはキャンセル待ちとする」といった運用はできないため、自社のサービスにGoogleカレンダーの予約システムがマッチしているかを事前に確認しましょう。

便利な機能を使うにはアップグレードが必要

無料版のGoogleカレンダーで使える予約機能には限りがあるため、便利に活用したい際には月額1,130円(年払いの場合は944円)のアップグレードをおこなう必要があります。有料版にアップグレードすると、複数の予約の種類が利用可能になる、スケジュールの重複を防止できる、リマインダーなどの機能が利用できます。(2024年4月時点)

自社にあった予約システムを導入し、業務効率化に繋げよう!

本記事では、無料の予約システムの選び方やおすすめの予約システムについて解説しました。業種・業態によって必要になる機能はことなりますが、予約システムを導入することで予約関連業務を効率よく処理することができます。

自社に合う予約システムを活用し、売上アップに繋げましょう!