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チラシのレイアウトは、コツを押さえればデザインセンスがなくとも上手にできます。
また、最近は手軽にチラシを作れるテンプレートも多数公開されており、これらを使えば初心者でもクオリティの高いチラシを作成可能です。
本記事では、チラシレイアウトのコツを解説し、おすすめのテンプレートサイトを紹介します。チラシのレイアウトで悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
チラシレイアウトの制作手順
チラシのレイアウトは、以下の6つの手順で行います。
- チラシの目的とターゲットを明確にする
- チラシで伝えたいことを整理する
- 与えたいイメージから配色を決める
- 見出しと本文などのテキストをまとめる
- 画像を用意する
- コンテンツを配置し、制作する
1. チラシの目的とターゲットを明確にする
まず初めにすることは、チラシを見てもらう「目的」と、見てほしい「ターゲット」を明確にすることです。例えば「主婦にスーパーのセールへ来てもらうため」や「一人暮らしの男性にお弁当を買ってもらうため」などです。
目的とターゲットが不明確なまま進めると、デザインの方向性がぶれ、後になって大きな食い違いが発生し、大幅にデザインを修正しなければいけないといった事態が起こり得ます。
反対に、目的とターゲットを明確にすることで、チラシにどんな情報を載せるべきか、どんな色を使うべきか、などが具体的に決められます。
2. チラシで伝えたいことを整理する
次に、設定した目的とターゲットに合わせて、チラシで伝えたいことを整理します。伝えたい情報のなかで優先順位をつけ、必要のない情報は省きましょう。
チラシは紙面のサイズが決まっているため、不要な情報が入っていたり、優先順位の低い情報のサイズが大きすぎたりすると、本当に伝えたい情報が伝わらなくなってしまいます。
例えば「主婦にスーパーのセールへ来てもらう」ことを目的としたチラシなら、どの商品がどれくらい安くなるのかや、いつセールが行われるのか、といったことが重要な情報です。
3. 与えたいイメージから配色を決める
情報の整理ができたら、目的とターゲットを意識しながら配色を決めます。この配色は、チラシの効果を左右する重要な要素です。
例えばオレンジにはポジティブなイメージを与える効果が、青色には清潔感や誠実さを与える効果が、黒色には高級感やカッコよさを与える効果があります。
他にも色の組み合わせによって「縁起が良い」「可愛らしい」などチラシが与えるイメージは変わるため、色が持つ心理的な効果とチラシの目的が合うように配色を考えましょう。
4. 見出しと本文などのテキストをまとめる
配色が決まったら、テキストを用意しましょう。テキストの内容はチラシによってさまざまですが、以下のような要素を載せることが多いです。
- キャッチコピー
- 商品やサービス名
- 商品やサービスの内容
- 店名と連絡先
- 日程や位置情報
テキストの内容が決まったら、見出しと本文でテキストサイズを変えたり、内容ごとにグループ分けしたりします。
基本的には、優先順位の高いテキストを大きめにしましょう。
5. 画像を用意する
テキストだけでは、目を惹くチラシを作ることはできません。背景やテキスト情報を補足するための画像を用意しましょう。
自分で撮影した写真なら問題ありませんが、ネットから画像を探す場合は著作権に注意してください。
6. コンテンツを配置し、制作する
最後に、ここまでで用意したテキストや画像などのコンテンツを配置します。
同じ情報を載せていても、配置次第で印象は大きく変わります。上下左右の配置を揃えてみたり、画像などの大きさを変更してみたり、目的に沿ってコンテンツを配置していきましょう。
具体的なレイアウトのコツは、後ほど解説します。
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チラシレイアウトのデザインの参考になるサイト3選
チラシレイアウトの参考になるサイトを3つ紹介します。
1. Pinterest(ピンタレスト)

画像出典:Pinterest
Pinterestは、インターネット上の画像や動画をコレクションし、共有できるサービスです。ブックマークを作成したり、いいねやコメントをつけたりできるなど、SNS的な要素もあります。
気に入ったアイテムに「ピン(保存)」することができ、手軽に画像をまとめることができるため、デザインの参考に使用する人も多くいます。
また「ボード」を使えば、カテゴリー毎に画像をわけることも可能です。デザイナーがデザインの参考用に公開しているボードもあるので、参考にすると良いでしょう。
2. パンフレット&チラシ見本帳

画像出典:パンフレット&チラシ見本帳
パンフレット&チラシ見本帳は、パンフレット、チラシ、カタログ、サッシなどの見本がまとめられたサイトです。
デザイナーであるサイト制作者自身が、良いと思った実際のパンフレットなどが公開されており、「食品」や「生活雑貨」「旅行」などのようにカテゴリー毎に検索することができます。
プロが実際に制作したチラシばかりなので、質の高いデザインが揃っています。
3. FLYER ARCHIVE JP

画像出典:FLYER ARCHIVE JP
FLYER ARCHIVE JPは、サイト運営者であるデザイナーが個人的に収集してきた、フライヤー・チラシを公開しているサイトです。
年代ごとに検索できることがFLYER ARCHIVE JPの特徴で、最も古いもので1982年の作品を見ることができます。
他にもジャンルやサイズ、テイスト、カラーで検索することができます。
おしゃれやシンプルなど豊富なテンプレートがあるサイト3選
デザイン初心者は、まずはテンプレートを使ってデザインするのがおすすめです。チラシレイアウトに使えるテンプレートや素材があるサイトを、3つ紹介します。
Canva

画像出典:Canva
Canvaは、オンラインで使えるグラフィックデザインツールです。画像や動画の加工を、パソコン・スマートフォン・タブレットで行えます。
Canvaにはプロのデザイナーが作成した61万点ものテンプレートが用意されており、初心者でも簡単に優れたデザインが作れます。
テンプレートの種類はチラシや名刺、企画書、メッセージカード、SNSの投稿画像などさまざまです。
また、写真素材やイラスト、アイコン、アニメーションなどの素材も数多く用意されています。
基本的にはCanvaは無料で利用できますが、一部のテンプレートや素材は有料プランのみ利用可能です。
デザインAC

画像出典:デザインAC
デザインACは、無料で使えるデザイン編集ツールです。
著作権フリーの素材サイト「写真AC」と「イラストAC」を運営する、ACワークス株式会社が運営しており、パソコンやタブレットからインターネット上で簡単に利用できます。
豊富なテンプレートが用意されていることはもちろん、著作権フリーの素材サイトを運営している会社だけあり、画像やイラストの素材も豊富です。
素材はデザインACのメニューから、簡単に挿入できます。
パワポン

画像出典:パワポン
パワポンは、パワーポイントで簡単にポスターやチラシのデザインができるアスクル運営のサービスです。チラシに使えるテンプレートが多数用意されており、全て無料で利用できます。
テンプレートの形式は「.pptx」のため、パワーポイントで編集可能です。デザインのために新しいツールの使い方を覚えるのは大変、という方におすすめのサービスです。
さらにパワポンで制作したデザインを、同じくアスクルが運営する「パプリ」というサービスでプリント依頼することもできます。
チラシレイアウトの5つのコツ
チラシレイアウトのコツは、以下の5つです。
- 画像やテキストの位置を整列させる
- 関連性の高い要素はまとめる
- フォントを統一する
- 配色は70:25:5
- 適切な余白を取る
それぞれ詳しく解説します。
1. 画像やテキストの位置を整列させる

画像出典:Canva
画像やテキストの位置が整列されていないと、見た目が悪くなるだけでなく、情報が伝わりにくくなってしまいます。
反対に、画像やテキストを整列させるだけで一目で情報が理解しやすくなるので、テキストの上下左右の位置や、素材・画像の大きさは揃えるようにしましょう。
基本的に、テキストは左揃えにするのがおすすめです。中央寄せにすると各行の始まりがバラバラになり、視線の移動が増えるため、チラシを見る人が疲れやすくなります。
2. 関連性の高い要素はまとめる

画像出典:Canva
関連性の高い要素はまとめて配置し、情報をグループ分けしましょう。情報のグループ分けができていないと、内容が伝わりにくいデザインになってしまいます。
例えばイベントに関するチラシを作る場合、「イベントの内容(コンテンツ、出演者など)」と「イベントの開催情報(日時、場所、料金など)」で、それぞれ情報をグループ分けします。
また配置以外に、テキストの大きさや色でグループの違いを表現するのも1つの方法です。
3. フォントを統一する

画像出典:Canva
フォントの種類が多すぎると読みづらく、情報が伝わりにくくなるため、フォントは2〜3種類程度にしましょう。
複数のフォントを使うときも「見出し用のフォント」「本文用のフォント」「英語用のフォント」のように、グループごとに統一することをおすすめします。
また、フォントが与える印象を意識することも大切です。ゴシック体はポップな印象を与えやすく、明朝体は落ち着いた印象や和風な印象を与えやすいです。
4. 配色は70:25:5

画像出典:Canva
色もフォントと同様に、多すぎるとごちゃついた印象になりやすいため、3色程度にしぼるのがおすすめです。
その際配色の比率は、背景などに使う「ベースカラー」を70%、中心的に使う「メインカラー」を25%、最も目立たせたい要素や全体を引き締めるために使う「アクセントカラー」を5%程度にすると、バランスの良い配色になります。
各色の組み合わせも大切ですので、書籍や参考デザインを見本にしながら選びましょう。
5. 適切な余白を取る

画像出典:Canva
デザイン初心者は「できるだけ多くの情報を詰め込みたい」と考えてしまいがちですが、文字や画像が多すぎると、見にくいデザインになってしまいます。
適度に余白を取ったほうが情報が伝わりやすく、美しいデザインになるので余白はしっかりと確保しましょう。
以下の箇所に余白を入れると、見やすいデザインになります。
- 文字間・行間
- 文字と画像の間
- 紙面の周囲
特に紙面の周囲は忘れやすいポイントです。紙面の端ぎりぎりまで要素があると、印刷の際に切れてしまうこともあるのでご注意ください。
より伝わる、効果的なチラシレイアウトのコツ
より伝わる効果的なチラシレイアウトのコツを解説します。
見て欲しい内容は上部へ

画像出典:Canva
人の視線は基本的に、横書きなら左上から右下に、縦書きなら右上から左下に動きます。そのため、見てほしい内容はできるだけ上部に配置したほうが、見てもらいやすくなります。
デザインを始める前に情報の優先順位を整理し、優先順位の高い情報から順に上部に配置すると、効果的なチラシになりやすいです。
優先順位を決め文字の大きさを変える

画像出典:Canva
上部にある要素が視線を集めやすいように、大きい要素も視線を集めます。
そのため文字の大きさは優先順位ごとに変え、優先順位の高い文字ほど大きくなるようにしましょう。
またテキストサイズの差を「ジャンプ率」と呼びます。ジャンプ率によってチラシが与える印象が変わるため、ターゲットに合わせてジャンプ率も調整しましょう。
ジャンプ率が大きい(一番小さいテキストと一番大きいテキストの差が大きい)とにぎやかな印象を、ジャンプ率が小さい(一番小さいテキストと一番大きいテキストの差が小さい)と落ち着いた印象を与えます。
情報はなるべく短く簡潔に
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画像出典:Canva
情報が多すぎたり文章が長すぎたりすると、本当に伝えたい情報が伝わらなかったり、そもそもチラシを読んでもらえなかったりします。
そのため、情報はなるべく短く簡潔にまとめましょう。
簡潔にすると情報が伝えきれない場合は、文字を記号に置き換えたり画像やイラストで情報を補足したりするのも1つの方法です。
わかりやすい言葉を使う

画像出典:Canva
長すぎる文章と同様に、わかりにくい言葉も避けましょう。
例えば専門用語や普段使わない言葉などはできるだけ避けて、簡単な言葉に変えたり、わかりやすいキャッチコピーを使ったりするのがおすすめです。
また、表現を統一することも大切です。例えば値段の表記が、ある箇所では「1,000円」と記載されているのに、別の個所では「千円」と記載されていると、チラシを見る人に違和感を与えてしまいます。
チラシのレイアウトはテンプレートを使えば簡単!
本記事では、チラシレイアウトのコツやおすすめのテンプレートサイトについて解説しました。
初心者でも、要素の配置や余白の取り方、配色のバランスなどに気をつければ、チラシのレイアウトは綺麗にできます。さらにデザインテンプレートを使えば、より手軽にクオリティの高いチラシが作成できます。
本記事で解説したコツやサイトを参考に、チラシを作成してみてください。
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