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ライブコマースとは、リアルタイムでのライブ配信にて商品やサービスを紹介・販売するための便利で新しい手法です。このライブコマースが楽天市場にあることをご存知でしょうか?
そのサービスは「楽天市場ショッピングチャンネル」と言い、楽天市場独自のイベントである「お買い物マラソン」やお店独自のタイミングなどでライブ配信ができるサービスです。
ライブ配信では、視聴者とリアルタイムでやり取りが可能であり、商品の魅力や特徴などをより詳しく伝えることができます。
今回は、楽天市場ショッピングチャンネルでできることや、利用するメリット・デメリットについて解説します。近年はライブコマースの需要が高まっているので、ぜひ利用する際の参考にしてください。
ライブコマース「楽天市場ショッピングチャンネル」とは?

楽天市場ショッピングチャンネルとは、楽天市場が導入しているライブコマースのことを言います。この章では、楽天市場ショッピングチャンネルについて、詳しい特徴や注意点を解説します。
楽天市場ショッピングチャンネルでできること
楽天市場ショッピングチャンネルでは、出店者の店舗ページからライブ配信ができます。新規顧客だけでなく、ライブ配信という新しい切り口で既存顧客にもアプローチが可能です。
また、楽天市場で定期的に開催される「楽天スーパーSALE」や「お買い物マラソン」の他にも、季節のイベントと連動させることができます。
さらに、楽天市場ショッピングチャンネルでは、コメント機能も搭載されており、視聴者は商品についての質問や、気になることをリアルタイムですぐに解決できる点が魅力です。
ライブ配信の視聴データと購買データを連携させることで、購買分析も可能です。ライブ配信をすることで、売上アップにどれだけ効果的であるかの分析が簡単にできます。
2つの配信種類
楽天市場ショッピングチャンネルには「スポット配信」と「イベント連動配信」の2種類があります。
- スポット配信:店舗独自で日程を決めて配信をする方法
- イベント連動配信:ワンダフルデーや0と5のつく日、ご愛好感謝デーなどの楽天市場内のイベント期間中に、楽天市場が決めた日程でショッピングチャンネルを開催する方法
配信日について、スポット配信は店舗で日程を設定できるため制限はありません。イベント連動配信の場合には、楽天市場でのイベントに合わせる必要があります。
またイベント連動配信は、イベント期間中に利用できる割引やクーポンを用意する必要があるため、スポット配信よりも事前準備が必要な配信方法です。
どちらの配信方法であってもシステム利用料として、楽天市場ショッピングチャンネル経由の売上に対しては、一定の利率分の支払いが必要です。
楽天市場ショッピングチャンネルの注意点
楽天市場ショッピングチャンネルでは禁止商材が定められています。以下の商品は、楽天市場では紹介・販売ができません。
- 楽天市場で出品が禁止されている商材
- 購入の際に年齢制限がある商材
- 医薬品、医療機器
- グロテスクな見た目など、視聴者に不快感を与えるもの
さらに、薬機法などによって禁止されている表現があります。それらの法律が対象とする商品について配信する場合には、内容に注意が必要です。(例:医学的根拠がないのに「ガンが治る」、「老化を防止する」などと表現する)
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楽天市場ショッピングチャンネルのメリット
楽天市場ショッピングチャンネルの概要についてお伝えしたところで、利用するメリットについてまとめました。
メリットは以下の5つです。
- リアルタイムでコミュニケーションがとれる
- 商品の魅力や使い方を伝えやすい
- 即時購入につながりやすい
- 楽天イベントとの相乗効果が期待できる
- アーカイブ動画を活用できる
それぞれのメリットについて、順番に紹介します。
1. リアルタイムでコミュニケーションがとれる
ライブ配信中はコメント欄などを通して、視聴者とリアルタイムにコミュニケーションを取ることが可能です。
コミュニケーションを通して、販売側はお客様の生の意見を聞くことができ、お客様側は商品に関する疑問点をすぐに解決できます。
お客様側が商品に関する疑問を即座に解決できることで、安心して商品を選択することができ、購入へのハードルを下げることができます。
2. 商品の魅力や使い方を伝えやすい
オンラインストアの商品ページにおいて、商品情報の掲載には画像とテキストのみを使用することが一般的です。しかし、それらだけでは、情報を伝えることに限界があります。
一方、ライブ配信では映像で商品に関する情報を伝えることができます。映像であれば、質感や使用方法などを実際に商品を使うことでお客様に伝えることが可能です。
さらに、コメント機能があることで、リアルタイムで視聴者が疑問に思っていることについて回答することができます。リアルタイムのやり取りができるため、視聴者は実際に商品を手に取って選んでいるように安心してお買い物をすることが可能です。
また、ライブ配信中に出てきた質問や感想は、商品ページに記載する情報として活かせる材料となります。ライブ中に解決してそのままにするのではなく、次に繋げられる情報として取り扱うことが大切です。
3. 即時購入につながりやすい
ライブ配信の多くは、視聴画面から直接商品が購入できるようにリンクやボタンが表示されています。
それに合わせて、クーポンや割引サービスなどを利用できるようにしておくことで、ライブ配信中に買うお得感を演出することができます。
お得感を演出することで、即時購入への促しに効果的です。
4. 楽天イベントとの相乗効果が期待できる
楽天市場ショッピングチャンネルは、楽天市場内で定期的に開催される「お買い物マラソン」や「ワンダフルデー」などと連動して配信することが可能です。
イベント期間中は購買意欲の高いお客様が多く、この時期に合わせてライブ配信をすることで購入に繋がりやすくなります。
また、イベント期間中はライブ配信に有名タレントやインフルエンサーがゲストとして出演することもあり、視聴者数も増加しやすくなります。
このようにイベント期間中は、ライブ配信を見てもらえる可能性が高くなるので、タイミングを合わせて配信することで相乗効果が期待できます。
5. アーカイブ動画を活用できる
ライブ配信は、リアルタイムでの視聴だけでなく、アーカイブ動画として保存することが可能なため、当日に視聴できなかったお客様にも映像を見てもらうことができます。
メルマガやLINEなどの配信で、リアルタイムで視聴できなかったお客様へのアプローチをすることも効果的です。
また、アーカイブ動画を残すかどうかは、自由に設定できるようになっているため、セール情報や季節性の高い情報を配信した場合は、一定の期間が過ぎた後に削除するのがおすすめです。
楽天市場ショッピングチャンネルのデメリット
メリットに続いて、楽天市場ショッピングチャンネルのデメリットについても知っておきましょう。あげられるデメリットは以下の3つです。
- 認知度がまだまだ低い
- 導線が分かりにくい
- 集客を行う必要がある
これらのデメリットについて順番に詳しく説明していきます。
1.認知度がまだまだ低い
楽天市場ショッピングチャンネルは、2021年に開始された比較的新しいサービスなので、まだまだ認知度は高くありません。そのため、利用している店舗数も少ないのが現状です。
しかし、ライブコマースの需要はどんどん増えてきているので、今後の機能向上が期待されています。
利用している店舗数が少ない今こそ、参入のチャンスです。早期に参入することで、お客様の目に留まりやすくなり、販売機会を逃さずに購入を促進することができます。
2. 導線が分かりにくい
お客様が買い物をする「楽天市場」から楽天市場ショッピングチャンネルへアクセスする方法は、とてもわかりにくくなっており、動線が悪いのもデメリットのひとつです。
お客様にスムーズにライブ配信やアーカイブ動画を視聴してもらうためには、バナーなど目立つ場所にリンクを置いておく工夫が必要です。
3. 集客を行う必要がある
ライブ配信は、リアルタイムでのコミュニケーションが取れることが良い点ですが、そもそも視聴者がいないと成り立ちません。
ライブ配信をする際は、事前に告知をしておくことが重要です。SNSなどで配信予定を告知し、リアルタイムでなるべくたくさんのお客様に見てもらえるように工夫する必要があります。
楽天市場ショッピングチャンネルの配信方法
ここからは、実際に楽天市場ショッピングチャンネルの配信方法について解説します。
STEP1. 配信内容とオファーを決める
まずは、ライブ配信で配信する内容や割引などのオファー(キャンペーン)を決めましょう。
この段階で、先ほど解説した2種類の配信方法のうち、どちらを利用するかも決定します。また、配信の出演者なども決定しておきましょう。
STEP2. 申し込み
STEP1で決定した配信内容やオファーをもとに、ライブ配信の申し込みを行います。
この段階で、SNSやLINEなどでライブ配信に関するお知らせを発信し、視聴者を集めることも大切です。
STEP3. 台本作成とリハーサル
ライブ配信で具体的にどのような内容を配信するのか、どのような流れで進行するのかなどの台本を作成し、リハーサルを行いましょう。これにより、事前にしっかりと打ち合わせをすることができます。
配信にはパソコンを利用する以外にも、楽天から提要されている配信専用アプリ「Rakuten DRAGON」を使うことで、スマホやタブレットなどでも配信することが可能です。
リハーサルでは、カメラやマイクなどの機器が正常に動くかどうかの確認も必要です。
STEP4. 配信とアーカイブ配信
ライブ配信当日の本番中だけでなく、後からでも視聴できるようにするために、配信終了後にアーカイブ配信の設定を行いましょう。
特定の時期や季節に関する内容が含まれている場合は、アーカイブ配信をした場合でも一定期間が経過したら削除することをおすすめします。
楽天市場ショッピングチャンネルを利用してお客様との距離を縮めよう
今回は楽天市場ショッピングチャンネルの概要やメリット・デメリットについて、解説しました。
楽天市場ショッピングチャンネルは、近年のライブコマース需要の高まりによって今後浸透していくことが期待できるサービスです。
ライブ配信は、お客様とリアルタイムでやり取りができ、お客様の疑問を解消できる貴重な機会を設けることができます。またお客様が安心・納得して商品を購入してもらうためには、ライブ配信でのやり取りを通して、お客様との距離を縮めることが大切です。
商品の魅力をより多くのお客様に届けるために、楽天市場ショッピングチャンネルのライブ配信を活用してみてください。
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