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ECサイトでは決済方法を充実させると購入率UPが期待できます。しかしそのことを理解しつつも、クレジットカードによる決済のみを導入して、それ以外の決済方法の導入が進んでない事業者の方もいるのではないでしょうか。
「コンビニ決済とか銀行振込を利用する人ってほとんどいないでしょ?」
「コンビニ決済と銀行振込のメリットってあるの?」
「そもそも導入方法がよく分からないな、、」
ここではそのように考えている方に向けて、クレジットカード以外の決済方法であるコンビニ決済と銀行振込について解説します。また、以前Shopifyでの決済方法についてまとめた記事もありますので、もしよければこちらも参考にしてみてください。
コンビニ決済・銀行振込のメリット
購入率の改善が期待できる
コンビニ決済・銀行振り込みを導入すると、クレジットカードが使えない人でもECサイトでお買い物できるようになるため、購入率の改善が期待できます。日本人のクレジットカードの保有率は85%ほどです。利用率が低いのは20代で、利用率は75%前後となっています。つまり、クレジットカードの決済にしか対応していないECサイトの場合、日本人の6人に1人、20代の場合は4人に1人が、そのECサイトでお買い物ができないことを意味しています。これらの機会損失を防ぐためにも、コンビニ決済・銀行振込の導入を進めた方がより購入率の高いECサイト運営ができることになります。
リアルタイムで入金を確認できる(銀行振り込みの場合)
クレジットカード決済の場合は、カード会社が料金を立て替えるため、商品の購入と入金にタイムラグが発生してしまいます。例えば、今月の売り上げた商品の金額はクレジットカード会社で売上処理がされて、翌月末など購入してから時間が経って一括で入金されます。しかし、銀行振込の場合は、決済金額が直接銀行口座に入金されるため、ライムラグがなく入金されます。まだ規模の小さい事業の場合は入金までの期間は空いていない方が資金繰りが容易になるため、銀行振り込みはスムーズな経営のためには重要な決済方法と言えます。
決済手数料が他の決済方法よりも安い(コンビニ決済の場合)
Shopifyの代表的な決済サービスであるShopifyペイメントやAmazon Payの場合、クレジットカードの決済手数料は約3%〜4.5%ほどです。しかし、コンビニ決済の場合の手数料は2.75%で抑えられます。(KOMOJUを利用した場合)手数料も沢山の商品が購入されると大きな費用になるため、手数料の安い決済方法を導入するのは会社の業績を上げるためにも重要な打ち手と考えられます。
コンビニ決済・銀行振込の注意点
未払いリスクが発生する
クレジットカードの場合は、カード情報をフォームに入力すれば決済が完了しますが、コンビニ決済・銀行振込の場合はお買い物後に、コンビニや銀行へ支払いに行く必要があります。そのため、お客様はコンビニ決済・銀行振込をやや面倒に感じる可能性があります。
その結果、商品の購入はしたものの、お客様の方で決済対応が漏れてしまい、料金が未払いになってしまう可能性があります。この対応策として、Paidyの決済サービス(詳細は後述参照)があります。Paidyでは料金の支払いはPaidyが担保してくれるため、未払いが発生したとしても、問題なく入金は行われるようになっています。
振り込み手数料がかかる
決済にかかる手数料には、決済手数料と振り込み手数料があります。ShopifyペイメントやAmazon Payの場合は決済手数料のみ請求されますが、コンビニ決済と銀行振込の場合は(※)振り込み手数料がかかってしまいます。振り込み手数料はお客様負担となってしまうため、特に単価の安い商品を繰り返し購入してもらうような事業の場合は、敬遠される決済方法となってしまいます。
(※)…コンビニ決済を利用できる二つの決済サービス(詳細は後述)を利用した場合、振込手数料は以下の通りです。
・KOMOJUを利用した場合216円
・Paidyを利用した場合500円
おすすめ決済サービスを紹介
Shopifyでのコンビニ決済・銀行振込の導入方法として、KOMOJUとPaidyの決済サービスがあります。ここではそれぞれのサービスの概要とおすすめの事業、最後に比較表でそれぞれのサービスの詳細を紹介したいと思います。
KOMOJUについて
KOMOJUは株式会社デジカによって運営される決済サービスです。銀行振り込みやコンビニ決済だけでなく、クレジットカードやスマホ決済など幅広い決済方法に対応が可能です。
Paidyについて
Paidyはクレジットカードがない方でも、銀行振り込みやコンビニ決済を使用することで後払いでの決済ができるサービスです。また、特徴としてメールアドレスと電話番号のみで決済が可能なところがあります。簡単に決済を導入できる手軽さから、女性や若年層での利用が多くあります。
それぞれどのような事業に向いているの?
KOMOJU
・海外送金が高額なため、日本国内でサービスが完結する事業の方におすすめです。
・コンビニ決済と銀行振込だけでなく、スマホ決済など幅広い決済方法を導入したい事業主の方にもおすすめです。
Paidy
・若者や女性をターゲットにしている事業の方におすすめです。
・クレジットカードを使わない、スムーズな決済方法を提供したい事業主の方にもおすすめです。
KOMOJUとPaidyの比較表
以下はここまで紹介しきれなかった2つの決済サービスの比較表です。どちらを導入するか検討する際には参考にしてみてください。
コンビニ決済手数料 | 銀行振込手数料 | 振込手数料 | 特徴 | |
KOMOJU | 2.75% | 5.0% | 216円(日本国内で3万円未満の場合) 海外送金は2,500円 | コンビニ決済や銀行振込、クレジットカード、スマホ決済など幅広い決済方法に対応可能。 |
Paidy | 3.5% | 3.5% | 500円 | 商品を購入すると、後払いで決済できるサービス。 支払いが滞った場合でもPaidyが売上入金を100%保証します。 |
2つのコンビニ決済方法の導入方法を解説
KOMOJUでの決済導入方法について
●KOMOJUの登録方法
①まずはKOMOJUの登録ページより、登録を申請する必要があります。ストア名、メールアドレス、パスワードを入力して登録作業を行います。
②KOMOJUでのLive申請を行います。KOMOJUに登録後Live申請を行わないとKOMOJUを利用した決済を行うことができません。また、申請には1週間ほど審査期間があるため、余裕を持った申請を行いましょう。
③申請に通過した後は、Liveモードに切り替えます。ここまでの作業でKOMOJUでの作業は完了です。
●ShopifyでのKOMOJUの設定方法
①Shopifyの管理画面より、左下の設定>決済手段>代替決算方法をクリックします。そこでKOMOJUをクリックします。
②いくつか項目が出てくると思いますが、「KOMOJU・コンビニ/その他」を選択します。これでコンビニ決済や銀行振り込みなど全ての決済に対応することができます。
③最後にクライアントUU IDと非公開鍵を入力があります。これら二つの項目はKOMOJUのマイページの「設定」より確認ができます。
Paidyでの決済導入方法について
●Paidyのアカウントを作成する
①Paidyのアカウント作成は、Paidyの申し込みページから作成できます。必要な情報は「事業名」「商材」「所在地」「代表者情報」の4つです。
②アカウント作成後は、Paidyのマイページから加盟店申請を行います。加盟店申請では、追加で事業内容などの情報を求められることもあります。
③加盟店申請が完了すると、Liveモードへの切り替えタブがマイページ上に表示されます。Liveモードに設定して、皇族のPaidyの決済設定を進めていきましょう。
●ShopifyでのPaidyの設定方法
①Shopifyの管理画面より、左下の設定>決済手段>代替決算方法をクリックします。そこで「Paidy翌月払い(コンビニ/銀行)」をクリックします。
②次の画面では、パブリックキーとGateway パスワードを入力があります。この二つの項目はPaidyのマイページより確認が可能です。
まとめ
以上がShopifyでコンビニ決済と銀行振込を導入する方法でした。ECサイトでは基本的に決済手段が多くあった方が購入率が高くなります。コンビニ決済や銀行振込もクレジットカードと比較したら、利用している人数の少ない決算手段かもしれませんが、導入による売上UPの見込みは確実に期待できます。また、ここで紹介したKOMOJUとPaidyの決済方法もそれぞれ特徴がある決済サービスです。自社の事業の特徴や顧客の属性をしっかり分析して、導入の検討をしてみてください。