Shopifyの優良メルマガアプリ4選!Shopifyメールの使い方も解説

*本サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。

メルマガの配信はECサイトにとって非常に有効なマーケティング施策です。新商品やセール情報の配信やカゴ落ち対策メールを送ることで、既存顧客からのリピート購入を促せます。

Shopifyは無料もしくは低価格で使えるメルマガアプリが充実していますが、活用方法が分からない方も多いのではないでしょうか。本記事では、おすすめのメルマガアプリや「Shopifyメール」の具体的な設定方法を解説します。メルマガ配信が初めての方や、効果的な配信方法を知りたい方、使いやすいメルマガアプリを探している方はぜひ参考にしてください。

ECサイトにとってメルマガとは?

ECサイトにとってメルマガ(メールマガジン)は、重要なマーケティング施策です。メルマガを配信すれば、リピート購入を促したり、新商品やセール情報を届けたりすることが可能です。メルマガ購読者限定のクーポンを配信するなど、特別感のある施策も有効です。

SNSのフォロワーとメルマガ読者の違い

SNSのフォロワーとメルマガ読者は混同されがちですが、両者には明確な違いがあります。この違いを理解していないとマーケティング施策の失敗にも繫がります。

SNSのフォロワーとメルマガ読者の違いは、自社との関係性の深さにあります。SNSは自社のことを知らないユーザーに、最初の興味を持ってもらう機能に優れており、広く一般的な内容を中心に発信します。

一方メルマガは、自社のことを認知している顧客との信頼関係をさらに深める機能に優れています。顧客と長く良好な関係性を築くには、メルマガの活用が有効です。

なお、メルマガと同様にメールを使ったマーケティング施策として、ステップメールも有効です。ステップメールについては、以下の記事で詳しく解説しています。

メルマガの開封率・クリック率を上げるコツ

メルマガのデメリットのひとつに、「配信しても読んでもらえない」点が挙げられます。メルマガの開封率を上げるためには、タイトルを工夫して効果を検証したり、親近感のある送信者名を設定したりするとよいでしょう。

また、メルマガ内のクリック率を上げるためにも工夫が必要です。「クーポンを今すぐ受け取る」のように具体的な行動を促したり、CTAを目立たせたりしましょう。

Shopifyで使えるおすすめメルマガアプリ4選

次に、Shopifyで使える以下4つのメルマガアプリを紹介します。

  • Shopifyメール
  • Klaviyo(クラビヨ)
  • Omnisend(オムニセンド)
  • Privy(プライビー)

Shopifyメール

画像出典:Shopifyメール│ Shopifyアプリストア

アプリを見る

Shopifyメールは、Shopify公式のメール送信アプリです。毎月10,000通まで無料でメールを送信でき、豊富なテンプレートなどメルマガ作成支援機能も充実しています(2024年7月時点)。直感的に操作できるため、メルマガ送信がはじめての方におすすめです。

Shopifyメールでできることは以下のとおりです。

  • セグメント別のメルマガ送信
  • 豊富なテンプレートの活用(セール情報、再入荷通知、イベントのお知らせなど)
  • 顧客名前を件名や本文に挿入
  • メルマガの効果測定 など

Shopifyメールの設定方法は後ほど詳しく解説します。また、Shopifyメールの特徴や活用メリットについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

Klaviyo(クラビヨ)

画像出典:Klaviyo│ Shopifyアプリストア

アプリを見る

Klaviyoは世界中で利用されているEC用メール配信ソフトウェアです。2023年9月にはニューヨーク証券取引所に上場し、Shopifyからも1億円の出資を受けています(2024年7月時点)。

Klaviyoはメルマガマーケティングに必要な一通りの機能を搭載しており、各機能の精度が高い点が評価されています。また、大規模なユーザーコミュニティがあり、ユーザーが開発したテンプレートを活用することができます。Shopifyメールの機能では不十分な場合、Klaviyoの利用を検討するとよいでしょう。なお、Klaviyoの特徴としてSMSへの配信ができる点がありますが、日本ではSMS配信機能は使えません(2024年7月時点)。

Klaviyoでできることは以下のとおりです。

  • 詳細なセグメント設定機能
  • コミュニティユーザー作成の豊富なテンプレート
  • ステップメール配信機能
  • 詳細なメルマガの効果測定 など

また、Klaviyoの基本料金は以下のとおりです(2024年7月時点)。

  • 顧客数250件まで:無料
  • 500件まで:月額20ドル
  • 501件以上:件数に応じて増額

Omnisend(オムニセンド)

画像出典:Omnisend Email Marketing & SMS│ Shopifyアプリストア

アプリを見る

OmnisendはKlaviyoと同様、メルマガマーケティングに必要な機能を豊富に備えたアプリです。Klaviyoと異なり、SMSへの配信が可能です。また、月額料金はKlaviyoよりも安く設定されています。Klaviyoがオーバースペックだと感じる方は、Omnisendを利用してみましょう。

Omnisendでできることは以下のとおりです。

  • 詳細なセグメント設定機能
  • SMS配信
  • 豊富なテンプレート
  • 広告同期
  • 登録を促すポップアップ表示 など

また、Omnisendの基本料金は以下のとおりです(2024年7月時点)。

  • 顧客数250件まで:無料
  • 500件まで:月額16ドル
  • 501件以上:件数に応じて増額

Privy(プライビー)

画像出典:Privy│ Shopifyアプリストア

アプリを見る

Privyは基本的なメルマガ機能に加え、ポップアップ表示機能が充実しているアプリです。ECサイト上で目立って表示されるポップアップを活用すれば、クーポンやキャンペーンなどの情報を効果的にPRすることができます。ポップアップからメルマガ登録を促すこともできるため、ポップアップ機能とメルマガ機能のどちらも使用したい方におすすめです。

Privyでできることは以下のとおりです。

  • 基本的なメルマガ機能
  • ポップアップ機能
  • SMSへの配信
  • その他マーケティングアプリ(Klaviyoなど)との連携
  • 顧客データ管理 など

また、Privyの基本料金は以下のとおりです(2024年7月時点)。

  • ポップアップ機能のみ:月間5,000PVまで無料
  • メルマガやSMSの配信も行う場合:従量課金制

Shopifyメール」の使い方

ここからはShopifyメールの使い方を詳しく解説します。以下4つの項目を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

  • 初期設定
  • セール情報を配信する
  • 特定の条件の顧客にメールを配信する
  • メルマガの効果を分析する方法

初期設定

ShopifyアプリストアからShopifyメールをインストールしたら、最初に送信元メールアドレスの設定を行いましょう。

「Email>設定>ストアの詳細設定で管理」と進みます。

詳細設定画面が開いたら、メルマガ配信用アドレスを入力します。

次に、ひとめで自社のメルマガであると分かるよう、テンプレートのカスタマイズを行います。

「Email>設定>テンプレートのブランディング>カスタマイズ」と進みます。

テンプレートをカスタマイズできる画面が開きます。この画面でブランドのロゴをアップロードしたり、ブランドカラーを設定したりできます。

セール情報を配信する

初期設定が終了したら、早速メルマガを配信してみましょう。Shopifyメールには数多くのテンプレートが用意されており、簡単にメルマガを作成できます。ここでは、テンプレートを活用してセール情報を配信する方法を紹介します。

「Email>キャンペーンを作成する」と進みます。

テンプレートのカスタマイズ画面が開いたら、「次へ」をクリックします。

Shopifyメールに用意されているテンプレートが表示されます。「プロモーション」をクリックするとセール用のテンプレートが出てきます。好みのものを選び、自社のセール内容に合うようカスタマイズします。

特定の条件の顧客にメールを配信する

セグメント機能を活用すれば、特定の条件の顧客のみにメールを送れるようになります。Shopifyでは、セグメントの設定にもテンプレートが用意されています。今回は本テンプレート機能を活用し、「過去1年間に購入したことがあるが、最近は購入していないお客様」を抽出します。

「顧客管理>セグメント>セグメントの作成」と進みます。

セグメントの登録画面が開いたら、「テンプレート>お客様のリエンゲージメントを高める>最近は注文していないが、以前は頻繁に注文していたお客様>このテンプレートを使用」と進みます。

セグメントを設定する計算式が入力されたら、「セグメントを保存する>任意のセグメント名を入力>保存」と進みます。以上でセグメントの設定は完了です。

次に、登録したセグメントを利用してメルマガを作成します。「セグメントを使用」をクリックし、Shopifyメールを立ち上げます。

メルマガ作成画面を開くと、受取人の箇所に「最近注文していないお客様」が設定されています。セグメントを変更した場合は、「セグメントを検索」から選びます。

メルマガの効果を分析する方法

Shopifyメールのダッシュボードでメルマガのパフォーマンスを確認できます。メルマガ全体はもちろん、個別のパフォーマンスも表示されます。メルマガを送信したら必ず効果を確認し、開封率やクリック率が低い場合はタイトル変更するなどして、改善を試みましょう。

Shopifyのメルマガアプリを活用してマーケティングを成功させよう!

メルマガは顧客との関係性を深めるには非常に有効なマーケティングツールです。新規顧客獲得が伸び悩んでいる場合でも、既存顧客からの購入額が増えれば売り上げに大きく貢献するでしょう。

Shopifyメールは配信数が少なければ無料で使えるため、メルマガ配信が初めての方に非常におすすめです。ぜひ本記事を参考にしていただき、メルマガ配信を成功させましょう!