【2025最新】ASPカートおすすめ10選!選び方のコツや各種機能を解説

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ECサイト構築を効率よく行うために欠かせないシステムがASPカートです。ASPカートはショッピングカート機能以外にもデザイン機能やマーケティング機能など、ECサイト運営に欠かせない機能を搭載しています。しかし、機能が多岐に渡ることや多くの提供会社から提供されていることから、どのASPカートを利用すればよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、おすすめのASPカートを10社分紹介します。ASPカートの基本的な機能の解説や、ASPカート選定のコツについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ASPカートとは

ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)カートとは、ECサイトのショッピングカート機能システムを指します。多くのASPカートはECサイト構築機能を有しており、ショッピングカート機能以外のECサイト運営に必要な機能を利用することができます。ASPカートはクラウド上で提供されることが特徴で、ECサイト事業者は常に最新の機能を利用することができ、システムの保守・点検を自社で行う必要もありません。

ASPカートに搭載されている機能

次に、ASPカートに搭載されている以下の機能について解説します。

  • ECサイトのページ作成機能
  • デザイン機能(テンプレート)
  • 決済機能
  • マーケティング・広告機能
  • 各種管理機能
  • 細かなニーズに対応した機能

ECサイトのページ作成機能

ASPカートのページ作成機能を使えば、トップページや商品ページ、お問い合わせページといったECサイトの基本的なページを簡単に作成できます。パッケージ化されて提供されているASPカートも多いので、ゼロから自社で構築するよりも圧倒的に労力がかからない点が特徴です。

デザイン機能(テンプレート)

多くのASPカートでは、テンプレートを活用したデザイン機能が提供されています。デザインの数や料金設定はASPカートによって異なりますが、プロのデザイナーがデザインしたおしゃれなテンプレートを活用することによって、自社のブランドイメージをユーザーに伝えやすくすることが可能です。

プログラミングの知識がなくても利用できるテンプレートも数多く提供されているため、ECサイト運営が初心者の方やWebの知識がない方にもテンプレート機能はおすすめです。一方、自社でゼロからECサイトを構築するフルスクラッチ構築と比較すると、デザインが限定されたりカスタマイズ性に欠けたりする点がデメリットといえます。

決済機能

決済機能もASPカートには必須の機能です。顧客がショッピングカートに商品を入れても決済まで至らない事象を「カゴ落ち」と呼びますが、多くのASPカートではカゴ落ちを防止するためにユーザーがスムーズに決済を行えるようなシステムを開発しています。

搭載可能な決済システムはASPカートによって異なります。クレジットカードやキャリア決済、QRコード決済など、自社のユーザーにあった決済システムが提供可能なASPカートを選ぶようにしましょう。また越境ECなど海外ユーザーをターゲットにしているECサイトの場合は、PayPalや外貨の取り扱いといった海外ユーザー向けの決済システムが搭載されているASPカートを選ぶとよいでしょう。

マーケティング・広告機能

集客・売り上げアップのためのマーケティング機能や広告機能を充実させているASPカートも多くあります。SNSと連携して認知度アップのための施策を可能にしたり広告出稿をサポートするような機能が搭載されていたりと、ECサイトの売り上げ・認知度向上のために有効な機能が提供されています。

マーケティング関連情報の分析も重要な機能です。ユーザーの購入履歴やサイト上での行動パターンの分析をおこなうことで、自社のユーザーに合ったマーケティング施策の実施が可能になります。

各種管理機能

ECサイト運営をおこなう際は、商品管理や顧客管理、在庫管理といった各種管理が必要となります。ASPカートを導入することで効率よく各種管理をおこなうことができるため、管理機能の充実は業務の効率化につながります。

例えば、在庫管理が適切に行われていないとメーカーや取引先への発注業務に支障が出ます。また受注管理に不備があると商品の送付漏れなど顧客トラブルにつながる可能性があります。ASPカート選定の際は、どんな項目をどのような方法で管理できるかも必ず確認するようにしましょう。

細かなニーズに対応した機能

その他、定期販売や越境EC、BtoBなど、各社の細かなニーズに対応するASPカートが多く開発されています。

定期販売の場合、通常のECサイトの機能に加えて、購入回数別の特典の設定やクレジットカードからの自動引き落とし機能を実装する必要があります。また、越境ECの場合は海外配送との連携が簡単に行える、外貨や外国語に対応しているといった機能が必要です。近年需要が拡大しているBtoBのECサイト構築は、一般ユーザー向けのECサイト構築とは必要な機能が全く異なります。

こうした機能を必要とする場合は、各種機能の特化型ASPカートを利用するとよいでしょう。具体的なおすすめのASPカートについては後ほど詳しく解説します。

ASPカートを選ぶときのポイント

次にASPカートを選ぶ際のポイントについて、以下8つの項目を解説します。

  • 商材とASPカートの機能の相性
  • 登録できる商品数
  • 料金システム
  • 管理画面の使いやすさ
  • 外部連携機能の有無
  • レスポンシブ対応の可否
  • 集客・マーケティング機能の有無
  • セキュリティ対策

商材とASPカートの機能の相性

自社の商材とASPカートの機能の相性が合っていないと、ECサイト運営に大きな支障が出ます。管理できるカテゴリ数、在庫管理の方法など、自社に必須となる項目は事前にリストアップのうえ実装できるかを確認しましょう。

同じ商材を扱っている競合のECサイトがどんなASPカートを使っているかを調査すれば、相性の良いASPカートを選ぶことができます。

登録できる商品数

登録できる商品数もASPカート選定の大切なポイントです。

商品ラインナップを豊富に揃えるのか、少数の商品だけで勝負するのかによって必要な登録可能商品数は変わります。ASPカートによっては有料プランを契約することで登録できる商品数が多くなることもあるので、最初は無料プランで利用する場合であっても、アップグレードした際にどのぐらいの数の商品数が登録できるかは事前に確認するようにしましょう。

料金システム

料金システムはASPカートによって異なります。初期費用や月額利用料、決済手数料が最初から発生するASPカートもありますが、なかには売り上げが発生するまでは利用料がかからないASPカートもあります。

初めてのECサイト運営の場合は、最初の売り上げ発生まで時間がかかる可能性があります。売り上げがゼロなのに月額利用料がかかってしまうといった事態を避けたい場合は、初期費用・月額利用料0円のASPカートを選ぶとよいでしょう。その場合は売り上げが拡大した際のアップグレードプランの利用料金とプラン内容は必ず事前に確認しておきましょう。

管理画面の使いやすさ

本格的にASPカートの利用を開始する前に、管理画面のインターフェースを確認することをおすすめします。ECサイト運営の業務は非常に細かく多岐にわたるため、管理画面がシンプルで直感的に使いやすいものでないと日々の作業効率の低下につながります。

外部連携機能の有無

多くのECサイトでは様々な外部ツールとの連携を行っています。SNSや決済サービス、配送システムなどと効率よく連携できれば、作業効率化につながります。ASPカートによっては独自に開発されたアプリをダウンロードすることで自由に機能を拡張したり各種ツールと外部連携したりすることが可能です。

レスポンシブ対応の可否

現在ほとんどのユーザーはスマートフォンからECサイトを閲覧し商品を購入しているため、どんなデバイスにも対応したECサイト構築が求められます。スマートフォンにもパソコンにも対応したwebデザインが可能となるレスポンシブ対応は、ASPカートには欠かせない機能です。

集客・マーケティング機能の有無

ASPカートの中には集客やマーケティング機能の充実に力を入れているものも多くあります。広告出稿のためのテストをおこなったり出稿した結果を適切に分析したりすることによって、広告出稿のPDCサイクルを適切に回せるようになります。また、顧客の属性に合わせてパーソナライズ化したメールやDMを送信する機能を活用すれば、コストを抑えて高いマーケティング効果を見込めます。

Amazon楽天市場といったモールに出店する場合と異なり、ASPカートを利用して構築したECサイトには集客力がありません。自社で全ての集客施策をおこなわなければならないことを鑑みると、集客・マーケティングのサポートを得られるASPカートはECサイト運営の心強い味方となるといえるでしょう。

セキュリティ対策

ユーザーの個人情報やクレジットカード情報を取り扱うASPカートには、頑強なセキュリティ対策が欠かせません。3Dセキュアの導入など、どのようなセキュリティ対策が施されているかは導入前に必ず確認しておきましょう。

なお、ASPカートの構築手順についてはこちらの記事で具体的に解説しています。

【一覧】おすすめのASPカート事業者10社

それでは、おすすめのASPカート事業者を10社分紹介します。

以下が紹介するASPカートの一覧です。ASPカートごとの詳細も後ほど詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ASPカート名特徴
Shopify170カ国以上で導入されているカナダ発のASPカート。アプリでさまざまな機能拡張が可能。
カラーミーショップ22,000件以上の法人導入実績をもつ国内最大級のASPカート。初期費用の安さが魅力。
ecforce豊富なマーケティング機能が魅力。売り上げ・認知度向上にコミットしたい方におすすめ。
makeshop651の機能が搭載されており、自社に必要な機能を選んで搭載できる。
BASE初期費用・月額利用料0円。サイト構築が比較的簡単で、ECサイト運営初心者におすすめ。
STORESPOSレジや予約システムとの連携あり。実店舗の運営もしている方におすすめ。
らくうるカートヤマト運輸提供のASPカート。ヤマト運輸の配送システムとスムーズに連携できる。
たまごリピート魂定期販売に必要な機能を備えたASPカート。
BカートBtoBのECサイトの構築に特化。対法人取引に必要な機能が揃っている。
Cafe24越境ECに必要な機能を備えたASPカート。
2024年5月時点

Shopify

画像引用:Shopify

カナダ発のEC構築プラットフォームであるShopify。170カ国以上で導入され、多言語に対応するなどグローバルな利用ができる点が魅力です。支払い方法も世界各国に対応しており、クレジットカードはもちろんPayPalや各種電子マネーなど、100種類を超える支払いへの対応が可能です(2024年5月時点)。

なお、PLAYBIT(プレイビット)ではShopifyの運用について役立つ記事を数多く公開しています。ぜひこちらもご覧ください。

Shopifyについて詳しくはこちらの記事をごらんください。

カラーミーショップ

画像引用:カラーミーショップ

販売手数料が0円など、コストの低さが魅力のカラーミーショップ。総流通総額は1兆円以上で数多くの法人の事業者に導入実績があります(2024年5月時点)。カラーミーショップのショッピングカートはカゴ落ち防止のためにスムーズな決済ができるよう工夫されています。Amazonアカウントに対応しておりAmazonPayが無料で導入できる点も魅力です。

ecforce

画像引用:ecforce

マーケティング機能が豊富に搭載されているecforce。売り上げを逃さないことにこだわったECサイト設計が可能で、多くの導入先企業で前年より売り上げをアップさせた実績を持っています。オペレーション改善機能も豊富に実装されており、決済処理の自動化やチャット型接客ツールの導入など、日々のECサイト運営が楽になるような工夫がされています。

makeshop

画像引用:makeshop

12,000社以上の法人導入実績を持つmakeshopは幅広い業種・商材のEC事業者に利用されています。makeshopはカスタマイズ性が高く、651の機能のなかから自社に必要な機能を選んで実装できます(2024年5月時点)。BtoB販売や越境EC、定期購入など、これからのECサイトに欲しい機能を数多く取り揃えています。

BASE

画像引用:BASE

初期費用・月額費用ともに0円と導入コストが安く、操作が比較的簡単なことからECサイト運営初心者にもおすすめなASPカートがBASEです(2024年5月時点)。AIアシスタントによるサイト構築のフォローを提供しており、ECサイト内のデザインやライティング、問い合わせ対応など、幅広い業務をのサポートが受けられます。決済方法は7種類に対応しており、各種携帯電話のキャリア決済やコンビニ決済など、幅広いユーザーの決済ニーズに対応しています。

STORES

画像引用:STORES

毎月約1万ショップが開設されているSTORES(2024年5月時点)。POSレジとの連携が可能で、実店舗を運営しているEC事業者におすすめです。予約システムにも対応しているため、サロンやフィットネスジムなどの運営者からも支持されています。STORESでは倉庫サービスを提供しており、商品の保管や梱包発送といった物流業務を一括でアウトソーシングすることも可能です。

らくうるカート

画像引用:らくうるカート

ヤマト運輸が提供するASPカートであるらくうるカート。伝票発行や配送関連のデータ処理といった配送関連業務を1つの管理画面で楽に処理することができます。商品ページがスマートフォンで作成可能な点も魅力で、出先の空き時間などにもECサイト構築を進めることができます。配送業者にヤマト運輸を利用しようと考えている方や現在ヤマト運輸をよく利用しているという方におすすめです。

たまごリピート魂

画像引用:たまごリピート魂

たまごリピート魂はリピートカートの機能を搭載したASPカートです。リピートカートとは定期購入商品の販売に対応したASPカートのことで、購入回数に応じた割引やプレゼントの設定、クレジットカードからの自動引き落としなど定期販売をおこなううえで欠かせない機能が揃っています。

Bカート

画像引用:Bカート

近年市場規模が拡大しているBtoB ECの展開におすすめなASPカートがBカートです。一般ユーザー向けのECサイトとは異なり、BtoB ECでは取引先ごとの価格管理や決済管理が必要ですが、Bカートでは対法人向けにECサイト展開をするうえで必要な機能が一通り揃っています。専門的な知識が要求されるBtoB ECですが、ECサイト事業者向けのセミナーや勉強会も開催されているため、知識を深めながらECサイト構築を進めることができます。

Cafe24

画像引用:Cafe24

越境ECを手掛けたい方におすすめなのがCafe24です。Cafe24ではECサイト事業者の海外進出を多角的にサポートしており、PayPalなどの海外ユーザー向け決済の導入や、商品情報の自動翻訳機能、日本郵便などのグローバル配送との連携といった機能が揃っています。初期費用・月額費用0円と導入コストも低く抑えられているため、越境ECを初めておこなう方でも安心です。

ASPカートを活用してECサイト運営を効率よくおこなおう!

本記事ではASPカートを活用したECサイト運営について解説しました。おすすめのASPカートを10社分紹介しましたが、ASPカートによって特徴が異なるため自社の商材やビジネスモデル、今後の方向性にあったASPカートを活用することが大切です。

PLAYBIT(プレイビット)では、本記事でも紹介したShopifyを活用したECサイト構築及び運用のサポートをおこなっています。世界中で導入されているShopifyは機能も豊富で幅広い業界・商材のECサイト構築に対応可能です。ShopifyでのECサイト構築支援は、ぜひPLAYBIT(プレイビット)にお任せください。