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ShopifyでECサイトを開設したものの「思ったように売り上げが伸びない」と、悩んでいませんか?
そんな方におすすめなのがヒートマップの導入です。ヒートマップを活用すれば、顧客の行動や好みを把握し、戦略的にサイトを改善することができます。
そこでこの記事では、Shopifyでのヒートマップ分析におすすめのツールやアプリ、その導入方法や使い方について詳しく解説。効果的な活用方法も合わせて解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ヒートマップとは?
ヒートマップとは、Webページを訪れたユーザーが、ページ内でどのような行動を取ったかを可視化できるツールです。
マウスの動きを追跡することで、ページ内のよく読まれている箇所やページを離脱した箇所など、ユーザーの動きを分析してくれます。
ヒートマップで分析された内容は、色や図形で可視化されるため、一目でユーザーの動きが確認可能です。
ヒートマップで分析できる内容
ヒートマップでは主に以下の4つの内容を分析できます。
- 熟読エリア
- 終了エリア
- クリックエリア
- スマホ操作
熟読エリアとは、Webページ内の「よく見られている箇所」と「あまり見られていない箇所」を色分けして表示したものです。
よく見られている箇所は赤色で表示され、あまり見られていない箇所は青色で、その中間は緑~黄色で表示されます。
終了エリアは、ユーザーがページを離脱した箇所を表示する機能です。色と図形で表示され、特に縦長のページを分析する際によく使われます。
クリックエリアは、その名の通りページ内のどの箇所がクリックまたはタップされているかを表現したものです。よくクリックされている画像やリンクの分析はもちろん、クリックできないリンクや画像が間違ってクリックされていないかを分析するためにも、活用できます。
スマホ操作の分析では、タップやスワイプ、フリック、ピンチイン・アウトといったスマホ特有のアクションを可視化することが可能です。
Shopifyでヒートマップを使用する方法
Shopifyでヒートマップを使用するには、「外部ツール」か「Shopifyアプリ」が必要です。
どちらもメリット・デメリットがあるので、特徴を理解したうえで自身のサイトに合ったものを選びましょう。
それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
外部ツールを活用する
外部ツールのメリットは、より詳細な分析ができることです。
Shopifyアプリに比べて機能性や分析能力に優れているものが多く、機能面を最優先にヒートマップを選ぶなら、外部ツールを利用するのが良いでしょう。
基本的なヒートマップの機能はもちろん、バナーや文章をランダムに表示するABテスト機能、流入チャンネルと遷移経路を要約してくれる機能などを搭載したサービスもあります。
高機能な反面、Shopifyサイトとの連携が面倒だったり、操作が複雑で慣れるまでに時間がかかったりといったデメリットがあります。
Shopifyアプリを活用する
Shopifyアプリのメリットは、外部ツールに比べて簡単に導入できることです。
ほとんどのアプリが、Shopifyアプリストアからダウンロードし、簡単な設定を行うだけで利用できます。
また、レコーディング機能を備えているアプリが多いこともShopifyアプリの特徴です。商品の検索から購入までの一連の流れを確認でき、商品やコンテンツの改善が期待できます。
手軽さやEC向けの機能に比べ、それ以外の機能面では外部ツールに劣るものが多いことがデメリットです。
おすすめの外部ツール
外部ツールでヒートマップを利用するなら、「Clarity」か「ミエルカヒートマップ」がおすすめです。
ツール名 | Clarity | ミエルカヒートマップ |
---|---|---|
料金 | 無料 | 以下の6プラン 無料、9,800円/月、19,800円/月、49,800円/月、99,800円/月、149,800円/月 |
アクセス、PV数制限 | 無制限 | 3,000PV/月(無料プラン) |
ヒートマップの種類 | クリックヒートマップ、スクロールヒートマップ、領域ヒートマップ | アテンションヒートマップ、クリックヒートマップ、スクロールヒートマップ |
特徴 | 無料ながらレコーディング機能など高い機能性 | シンプルで操作のしやすいUI |
それぞれの特徴を解説します。
Clarity
画像引用元:https://clarity.microsoft.com/lang/ja-jp
Clarityは、Microsoft社が提供しているヒートマップツールです。
すべての機能が無料で、制限なく利用できることが特徴。多くのヒートマップツールはアクセス数やページビュー数に応じて料金が変わりますが、Clarityは無料にもかかわらずアクセス数の制限なく利用できます。
ヒートマップの種類は、クリックエリアが確認できる「クリックヒートマップ」とスクロールエリアが確認できる「スクロールヒートマップ」、セクションごとの合計クリック数が確認できる「領域ヒートマップ」の3種類です。
以下の3ステップで利用開始できます。
- Microsoft Clarityアカウントを作成する
- 新規プロジェクトを作成する
- Clarityのタグをサイトに設置する
ミエルカヒートマップ
画像引用元:https://mieru-ca.com/heatmap/
ミエルカヒートマップはアクセス数や機能によってプランを選べるヒートマップツールです。無料プランでは、月間PV数3,000、1ドメインまでで基本的な機能が使用できます。
シンプルでわかりやすいUIが評判で、3つのヒートマップを並べて表示できるので、直感的にデータを理解できるでしょう。
ミエルカヒートマップを導入する手順は、以下の3ステップです。
- ミエルカヒートマップに登録し、ログインする
- 「新規サイト追加」から、ドメインの設定と計測タグを追加する
- ヒートマップを計測したいURLを設定する
おすすめのShopifyアプリ
Shopifyアプリでヒートマップを利用するなら、以下の3つがおすすめです。
- ラッキーオレンジヒートマップ&リプレイ
- Recoket
- FigPii AB Testing & Replays
アプリ名 | ラッキーオレンジ ヒートマップ&リプレイ | Recoket | FigPii AB Testing & Replays |
---|---|---|---|
料金 | 以下の4プラン 無料、19ドル/月、ドル39/月、79ドル/月 | 以下の4プラン 無料、ドル5/月、15ドル/月、35ドル/月 | 以下の4プラン 無料、149.99ドル/月、299.99ドル/月、449.99ドル/月 |
アクセス、PV数制限 | 100セッション(無料プラン) | 500PV(無料プラン) | 75,000ユーザー(無料プラン) |
特徴 | レコーディング、アンケート、ライブチャット、フォーム分析機能あり | 日本語対応、レコーディング機能あり | レコーディング、ABテスト機能あり |
それぞれの特徴を解説します。
ラッキーオレンジ ヒートマップ&リプレイ
ラッキーオレンジは、ヒートマップ系Shopifyアプリのなかでも特に人気のアプリです。
Shopify Plusに認定されており、基本的なヒートマップ機能に加えてレコーディングやアンケート、ライブチャット、フォーム分析など様々な機能を備えています。
多機能な反面、無料プランは月100セッションまでしか利用できないことがラッキーオレンジのデメリットです。
Recoket
Recoketは、日本語対応でレコーディング機能を備えたヒートマップアプリです。
インストール時から日本語でのサポートがついており、管理画面も全て日本語に対応しているため、使いやすいヒートマップアプリを探しているならRecoketが良いでしょう。
無料プランでも月間500PVまでは対応していることに加え、有料プランも最低5ドルから細かく料金が分かれているので、ストアの売り上げに合わせて柔軟にプランが選べます。
FigPii AB Testing & Replays
FigPii AB Testing & ReplaysはABテスト機能を備えていることが特徴の、ヒートマップアプリです。
簡単にデザインの違いによるユーザーの反応をテストできるため、より効果的にヒートマップを活用することができます。
他のアプリには珍しいABテスト機能を備えている反面、有料プランはやや高めの料金設定です。無料でも月75,000ユーザーまでは対応可能なので、まずは無料で試してみてください。
ショップ改善に役立つヒートマップデータの活用法
どれだけヒートマップのデータを集めても、最初はどのように活用すれば良いのかわからず、困ってしまうことも多いでしょう。
そこでここからは、ヒートマップデータの活用法を3つご紹介します。
ファーストビューの分析
ヒートマップの使い方として定番なのが、ファーストビューの分析に活用することです。もっとも目に入りやすいファーストビューの改善は、コンバージョンにも大きな影響を与えるため必ずチェックしましょう。
ヒートマップを使えばファーストビューがどれだけ見られているか、離脱率はどれくらいかが一目でわかります。
もし離脱率が高いようなら、ターゲットに合った訴求ができているかを確認する必要があるでしょう。
熟読エリアをもとにデザインの変更を行う
熟読エリアを分析することで、見てほしいエリアに注目を集められているかがわかります。
もし意図した通りに注目を集められていなかった場合は、コンテンツがわかりにくかったり、ユーザーの求めている情報とかけ離れている可能性が考えられます。
その場合はいきなりデザインを大きく変えるのではなく、ABテストなどでユーザーの反応を確かめながら、少しずつデザインを改善していきましょう。
また、熟読エリアで予想外に注目されているエリアがあれば、そのコンテンツを中心にデザインを変更すると、よりユーザーに寄り添ったサイトになる可能性があります。
ヒートマップをもとに新たな機能を追加する
ヒートマップで分析した内容をもとに「ユーザーはどんな情報を求めているのか」を考えれば、CVRの向上が期待できます。
例えば、利用ガイドやよくある質問が注目されているなら、チャットボットを設置することでユーザーの疑問を解消することができるかもしれません。
同じ商品ページに長時間滞在しているユーザーがいれば、ポップアップを表示する機能やクーポンを表示する機能を追加することで、購入の後押しをすることができます。
Shopifyでヒートマップを活用し、ショップ改善に繋げよう!
今回の記事では、ヒートマップの概要からおすすめのヒートマップツールの紹介や、Shopifyでの活用方法について解説しました。
ヒートマップはWebサイトの改善では定番のツールですが、ただデータを集めるだけではショップの売り上げは改善されません。ヒートマップで集めたデータをもとに、分析とテストを繰り返すことが大切です。
本記事で紹介した活用法などを参考に、ぜひヒートマップをショップの改善に役立ててください。