*本サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
飲食店の来店予約を受けるのに便利なのが、予約システムです。予約の受付だけでなく、顧客管理や売上分析など便利な機能がたくさん搭載されています。
「どの予約システムがいいのかわからない」という方のために、今回は10社の予約システムの機能や料金などを比較します。
導入を検討する際の参考にしてみてください。
目次
飲食店向けの予約システムとは?
予約システムとは、インターネット上で飲食店の来店予約ができる仕組みです。
インターネット上で予約できることで、お客様にとって都合のいいタイミングで予約ができる点や、待ち時間が発生しない点がメリットです。
また、お店側も開店時間でないタイミングにも来店予約を受けることができ、予約管理がネット上でできたりと予約の対応に割くコストを抑えることができます。
予約システムは、お店にとってもお客様にとってもメリットが大きいです。
飲食店向けの予約システムの機能
予約システムによって差はありますが、システムを導入すると以下のような機能を使うことができます。
- 予約管理
- 顧客管理
- 連絡機能
- 決済機能
予約システムの導入を検討している場合は、それぞれの機能がどのようなメリットがあるのか参考にしてください。
予約管理
予約管理は予約の受け付けや、一括管理があります。インターネット上でお客様からの予約を受け付け、複数サイトでの予約があれば一括に管理します。
また、予約システムによってはテーブルレイアウトを事前に登録しておくことで、予約の座席管理が可能な場合もあります。
予約管理を活用すれば、ダブルブッキングなどのトラブルも防ぎやすくなります。
顧客管理
顧客管理機能を使うと、予約を受け付けたお客様の名前や電話番号、来店履歴などの情報を管理できます。
このような情報をもとに、クーポンやキャンペーンの通知を配布することができます。
お客様に合ったメッセージを配布することで、再来店を促す効果が期待できます。
連絡機能
予約システムを導入すれば、予約が確定したタイミングで、お客様へ予約情報のメールが自動送信されます。
また、予約の日時が近づいたタイミングにリマインドの通知をすることで、予約のキャンセルを防ぐことができます。
決済機能
決済機能が搭載されているシステムを利用することで、キャンセルや代金未回収などのリスクを軽減することができます。
この機能は、予約発生とともに調理が開始されるテイクアウトやデリバリーの場合、無断キャンセルによるフードロスのリスクが軽減されるため有効です。
インターネット上で予約ができることは手軽で便利な反面、キャンセルに対してもハードルが低くなり突然のキャンセルなどが起こってしまうリスクがあります。
そのような場合でも、事前決済ができる機能を利用することで、突然のキャンセルを防ぎ、より確実にお客様の来店につなげることができます。
飲食店向けの予約システムを導入するメリット
続いて飲食店向けの予約システムを導入するメリットとして、
- 24時間予約を受け付けられる
- 業務に集中できる
- 聞き間違いなどのミスを防げる
これら3つが挙げられます。
店側もお客様側も両方にとってのメリットとなるので、具体的に紹介します。
1.24時間予約を受け付けられる
予約システムは基本的に24時間365日で予約の受付が可能です。
そのため、お客様が予約したいと思ったタイミングで即座に予約を完了させることができます。
お店の営業時間に関係なく予約をしてもらえるので、来店の機会損失を防ぎ、新規顧客やリピーター獲得に有効です。
2.業務に集中できる
予約システムを導入していない場合、予約は電話や店頭で直接お客様から受け付けることになります。そうすると、電話や店頭での対応のために人員を割かなければなりません。
しかし、予約システムを利用すれば予約受付の対応は全て自動化できるので、人員を割く必要がなくなり、本来の業務に集中することができます。
3.聞き間違いなどのミスを防げる
電話での予約受付の場合、名前や日程の聞き間違いが起こる可能性があります。
このようなトラブルが起きてしまうと、お店の評価が下がる原因となってしまいます。
予約システムを導入し予約管理を自動化すれば、受付漏れや情報の聞き間違いなどのミスの発生を防ぐことができます。
飲食店向け予約システムの料金相場は?
クラウド型のサービスを利用する場合、月額基本料は0円〜2万円です。予約システムによっては見積もりをして、お店の規模や利用量などで金額が決まる場合もあります。
また、同じ予約システムでも選択するプランによって月額料金が変わります。
初期費用については無料で使えるものが多くあるので、個人経営や小規模のお店でも導入できる価格帯であると言えます。
飲食店向けの予約システムを選ぶ際のポイントや注意点
ここからは飲食店向けの予約システムを選ぶポイントや注意点について紹介します。挙げれられるポイントは以下の通りです。
- 費用対効果が高いかどうか
- 使い勝手がよいかどうか
- 外部サービスと連携できるかどうか
それぞれ具体的にお伝えしていきます。
費用対効果が高いかどうか
予約システムの導入には初期費用や月額基本料が無料の場合があります。ですが、必要な機能を追加することでオプション料金が発生することが多いです。
費用をなるべく抑えるためには、予約システムに求める機能を明確にし、費用対効果が良い予約システムを選ぶことが大切です。
使い勝手がよいかどうか
予約システムの種類によって、画面の見方や操作方法に違いがあります。
操作しづらい部分があると、お客様のストレスとなり、利用してもらえなくなる可能性があります。
利用してもらえなくなると、お客様の来店機会も減ってしまうため、お客様にストレスなく使ってもらえる予約システムを選択しましょう。
無料のトライアル期間が設けられている予約システムもあるので、実際に使ってみて考えることも可能です。
外部サービスと連携できるかどうか
予約システムによっては、外部サービスやPOSシステムとの連携が可能なものがあります。
連携をすることで、顧客情報や経費の分析ができる場合もあります。
どんなサービスを連携させるかによって、利用料金が変わる場合があります。予約システムの他に、どのような外部サービスと連携させたいかを検討しましょう。
おすすめの飲食店向け予約システム10選
飲食店向けの予約システムのなかからおすすめを紹介します。それぞれの基本的な項目について以下の表にまとめています。
予約システム名 | 初期費用 | 月額基本料 | 主な機能 |
---|---|---|---|
STORES 予約 | 無料 | 0〜66,000円 | 予約受付管理・決済機能・顧客管理 |
Airリザーブ | プランによる | 無料〜 | 予約受付管理・顧客管理・メール配信 |
UMaT | 無料 | 5,500円 | グルメサイト連携・予約ページ作成・完了メール配信 |
ebica | 問い合わせ | 問い合わせ | 予約管理・顧客管理・分析機能 |
ぐるなび台帳 | 無料 | 無料〜 | 予約管理・顧客管理・POS連携 |
トレタ予約台帳 | 問い合わせ | 問い合わせ | 予約管理・顧客管理・POSレジ連携 |
OpenTable | 問い合わせ | 問い合わせ | 予約管理・顧客管理・テーブル管理 |
SELECTTYPE | 無料〜 | 無料〜 | 予約管理・顧客管理・独自デザイン設定 |
レストランボード | 無料 | 無料〜 | テーブル管理・予約管理・顧客管理 |
Shopify | 無料 | 5ドル〜 | 予約管理・顧客管理などアプリによる |
それぞれの予約システムの具体的な特徴について、順番にご紹介します。
STORES 予約:多様なプランを選べる
「STORES 予約」は顧客管理や予約受付など基本的な機能の他に、事前決済などの機能も搭載しています。
月額基本料が無料のプランもあり、利用したい機能や事業の規模に応じて5つのプランから選択できます。
初期費用やサポート費用はどのプランでも無料なので、導入のハードルは低めです。
ホームページに予約カレンダーの埋め込みができる機能など、便利な機能が数多く搭載しています。
また、外部サービスの連携としてLINE連携や、予約ポータルサイトとの連携も可能です。
Airリザーブ:系列のツールと簡単に連携可能
「Airリザーブ」は、リクルートが提供するAirビジネスツールのひとつです。
こちらも月額基本料が無料のプランがあります。他に2つのプランから選択可能です。
予約管理やリマインドメール配信、顧客管理など基本的な機能が揃っているシンプルな予約システムです。
Airビジネスツールには、「Airリザーブ」の他に「Airレジ」や「Airペイ」などがあり、それらのサービスと連携させることができます。
連携させることで、予約管理だけでなく売上管理や決済機能の連携なども可能になるため、業務の効率化を図ることができます。
UMaT:複数のグルメサイトを一括管理できる
「UMaT」は初期費用無料で月額基本料5,500円(2024年4月現在)で利用できる予約システムです。
予約管理や顧客管理など基本的な機能に加えて、グルメサイトとの連携が可能で、複数のサイトを連携させても一括で管理が可能です。
一覧で予約の把握ができ、各サイトの情報が自動的に反映されるため、予約管理が簡単です。
基本プランの解約時には解約金が発生するシステムですが、最初に無料期間があるので、お試し利用をして導入の検討をすることをおすすめします。
ebica:グルメサイトコントローラーを業界初導入
「ebica」は飲食店向けの予約システムで、業界ではじめてグルメサイトコントローラーを導入したとされています。
グルメサイトコントローラーとは、連携させている複数のグルメサイトの情報を自動で一括管理し、予約状況をすべてのグルメサイトに反映させることができる機能です。
この機能によってダブルブッキングを防ぎ、効率的に予約を受け付けることができます。
この他にも、カレンダーやテーブルレイアウトで直感的に予約の管理が可能で、あらかじめ設定をしておくと、予約の受付時に自動的に席が配置される機能があります。
料金やプランは、お店の規模や利用する機能によって最適なものを提供してくれます。
ぐるなび台帳:ぐるなび以外のサイトとも連携可能
「ぐるなび台帳」はぐるなびに加盟することで利用できる予約システムです。
月額基本料は11,000円(2024年4月現在)で、予約管理や売上の集計・分析などができるようになります。
ぐるなびとの連携だけでなく、それ以外のグルメサイトとも連携でき、情報は一括管理が可能です。
ほかにも、手書きメモ機能が搭載されています。
基本の予約管理画面もシンプルで操作しやすいデザインとなっています。
トレタ予約台帳:グルメサイトもPOSも連携可能
「トレタ予約台帳」は操作性のしやすさを大切にしている予約システムです。
グルメサイトやPOSとの連携、20以上のグルメサイトと10以上のPOSとの連携が可能です。この数は予約システムの中でも圧倒的な数と言えます。
連携に対応している数が多いので、すでにPOSなどを利用している場合にも導入が簡単にできる可能性が高い予約システムです。
利用料金については、問い合わせが必要ですが、お店の規模や利用する機能によって最適な料金プランを提案してもらえます。
OpenTable:訪日観光客を対象としたレストラン向け
「OpenTable」は訪日観光客を対象として営業しているレストランに向けた予約システムです。
iPadやiPhoneで利用可能で、使いやすさや信頼性の高さを大切にしています。
テーブルレイアウトを見ながら予約の管理をしたり、顧客管理やスタッフのシフト管理も可能です。
利用するためには、一度問い合わせをして「OpenTable」の対象のレストランであると認められると、利用へ進むことができます。
月額基本料は1,500円〜(2024年4月現在)で無料プランはありません。初期費用については問い合わせが必要です。
SELECTTYPE:テンプレートからデザインが選べる
「SELECTTYPE」は、数種類のテンプレートの中から好きなデザインを選べるところが特徴です。
好きなデザインを選ぶことで、オリジナルデザインの予約フォームを作成することができます。
様々な業態に対応している予約システムなので、利用できる機能は予約管理や顧客管理だけでなく、サブスクリプション販売やGoogleアナルティクスでのアクセス分析などの機能も搭載しています。
無料でお試しが可能で、必要な量に応じて3種類の料金プランから選択できるシステムです。また、個別でのプランにも対応しており、業態や規模に応じて最適なプランを提供してもらうことができます。
レストランボード:Airレジと連携ができる
「レストランボード」はリクルートが提供している予約台帳システムで、基本料金が無料から始められます。
予約管理や顧客管理などの基本的な機能に加え、同じリクルートが提供している「Airレジ」との連携にも対応しています。提供元が同じ企業であるため互換性がよく、どちらも月額基本料が無料で利用できるため、気軽に導入が可能です。
「Airレジ」と連携させることで、売上の情報だけでなく注文履歴も残せるため、事前に予約したお客様の過去の来店履歴や会員情報など把握して準備が可能となります。
メッセージ配信や、ホームページ制作、ネット広告の配信などの機能はオプションとして別料金で対応可能です。具体的な金額は問い合わせが必要です。
Shopify:EC運営も一緒にできる
「Shopify」でも予約システムは利用可能です。Shopifyアプリをインストールすることで、簡単に予約システムの導入ができます。
特に、EC運営を一緒にしたい場合には「Shopify」がおすすめです。
「Shopify」で予約システムを利用する方法については、「Shopifyに予約販売を導入する方法|予約システムはアプリ導入がおすすめ」にて詳しく紹介していますので、参考にしてください。
利用したい機能や料金から導入するシステムを検討しよう
今回は、飲食店向けの予約システムを10社紹介しました。予約受付や顧客管理など基本的な機能はほとんど同じですが、予約システムによって外部サービスとの連携や、デザイン性など異なる部分がありました。
導入するお店の規模や、利用したい機能、予約システムの使い勝手などを比較してどの予約システムがいちばん適切かを検討しましょう。
ほとんどの予約システムが無料で始められるので、お試し期間で実際に操作して検討することをおすすめします。
予約システムの導入は業務の効率化にとても効果的です。お店にとって最適な予約システムを導入できるようこの記事が参考になれば幸いです。