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高品質なShopifyアプリを多数開発している「株式会社Tsun」。CEOの吉谷氏とCTOの小笠原氏が鹿児島で立ち上げた同社は、ユーザー視点に立った使いやすいアプリを次々とリリースしています。
特に「RuffRuff目次作成」や「RuffRuff予約販売」のアプリは国内外で高い評価を受け、多くの事業者に利用されています。
今回、Tsunがどのようにして優れたアプリを生み出しているのか、そして今後の展望など、代表取締役の吉谷氏に詳しくお話を伺いました。
Tsun設立の背景と創業の想い「自分たちのサービスをたくさんの人に使ってもらいたい」
—Tsun設立の背景や創業の想いをお聞かせください。
株式会社Tsunは、私と小笠原(CTO)の2名が「自分たちのサービスを作って、たくさんの人に使ってもらいたい」という想いから作った会社です。
事業領域ついては、元々ECが得意だったのでECに関わるサービスを作りたい、という想いがありました。
ただ、最初はキャッシュがなかったため、いきなりサービスを作るのは厳しいだろうと考え、EC制作の支援から始めることにしました。そしてキャッシュを貯めつつ、並行してサービスの調査を進めていました。
ECの支援やShopifyのストア構築をするなかで、Shopifyアプリを実際に色々触ってみて、「自分たちならもっと良いものが作れそうだ」、「もっとクオリティ高く、もっと日本人向けに使いやすいアプリが作れそうだ」と感じたのです。
そこでまずはShopifyアプリを作ってみよう、と始めました。

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初めてのShopifyアプリ開発|「RuffRuff目次作成」の誕生秘話
—初めに作られたアプリはどんなアプリですか?
初めにリリースしたアプリは「RuffRuff目次作成」です。ブログなどのコンテンツに目次を自動で作成するアプリですね。
このアプリが思った以上に反響が大きくて、多数のストアでインストールしていただきました。これをきっかけに第二弾、第三弾とShopifyのアプリをリリースしてきました。
現在では6つのアプリを公開しています。
—RuffRuff目次作成は、やはり日本のストアで多くインストールされたのでしょうか。
それが違うんです。私たちも初めは、ほとんど日本の事業者が使うだろうと想定していたのですが、実際には海外の事業者が多かったですね。
なぜ日本じゃなく海外の事業者の方がインストールするのかと気になって、日本国内の約1,000のストアを調査しました。そこでわかったんですが、日本のShopifyストアではブログ機能がほとんど使われていなかったんですね。
反対に、海外のShopifyストアではブログなどのコンテンツを作っているところがとても多いんです。
これはインストールされてから分かったことですが、ブログなどのコンテンツマーケティングは日本よりも海外の方が進んでいます。なので、海外の方が多くインストールされたのだと思います。
—海外事業者のインストールは予期せぬ流入だったんですね。
最初に立てていたのは、「”Shopify,目次”という検索キーワードの検索結果で自社メディアが1位を取っていたので、その検索経由で日本のストアが入れてくれるだろう」という仮説でした。
実際に、検索経由で日本のストアがインストールしてくれることもありますが、海外のストアがShopifyのアプリストア上で「Table of Contents」と検索し、インストールしてくれる方が圧倒的に多かったです。

—さらっと「検索1位を取っていた」とおっしゃいましたが、Tsunさんはメディアにも力をいれていらっしゃいますね!
そうですね、自社サービスを作るためのアイディア探しをしている時に、何もしないのは時間がもったいないなと思っていました。そこでECの構築案件を請け負いつつ、自社メディアをしっかり運営していました。
初めはEC全般にテーマを広げてコンテンツを作成していましたが、Shopifyに絞ってみたところ、思った以上にShopifyのキーワードで検索流入がありました。それから、Shopifyに注力するようにメディア運営を切り替えました。
そして、”Shopify,目次”の検索結果で1位に表示されるようになったんです。
—アプリ開発の話に戻ります。開発には大体どのくらいの期間がかかるのでしょうか?
アプリ次第ですが、構想にはそこまで時間をかけていません。1週間くらい分析して、いけそうだなと思ったら、アプリの製作に取り掛かります。そこからリリースまでは2週間くらいですね。
始めから大層なものはつくらずに、必要最低限の機能で世の中に出す、ということを意識しています。反応がよかったものに関しては、利用者の声を聞きながらアップデートしています。
—Shopifyアプリの開発をする中で意外だったことなどはありますか?
誰もが知っているような有名な大企業も、普通にインストールしてくれるということが意外でした。こちらから営業をかけて、やっとインストールしていただけるものと初めは思っていたので。
企業の大きさに関わらず、問い合わせが来てインストールしてくれたり、問い合わせもなくインストールしてくれたり、さまざまですね。

Shopifyアプリ開発で訴訟手前に!?
—順調にアプリの開発実績を積み重ねられていますが、アプリリリースで大変だったことはありますか?
アプリの審査を通すのに、最初は何度か審査を落とされました。審査を通すコツがわかってからは問題なくリリースできるようになりました。
一番大変だったことは、RuffRuff目次作成が思った以上にインストールされたこともあり、競合のアプリ会社から「うちのアプリを真似したな?」と訴えられそうになったことですね笑
—すごい大困難ですね!具体的に教えてください。
ある日突然、「デジタルミレニアム著作権(DMCA)の違反をしているよね」という申請を出されたんです。
もちろん真似や著作権違反はしていませんが、申請を出された側は問答無用で2週間、アプリの新規インストールが停止されてしまうんです。
それで、「真似や著作権違反をしていない」というエビデンスを集めて、相手方と戦うというか反論申請を行い、審議を経て新規インストールが再開となります。
裁判しても負けないエビデンスは揃っていましたし、結局相手方から訴えられることはありませんでしたが、それでも怖さはありましたね。
—アプリ開発の背景にも色々なことが起こるんですね。
今回のケースでは、相手の会社は海外だったので、特にコミュニケーションが難しかったです。Shopifyジャパンや顧問弁護士に相談し、助けていただいて事なきを得ました。

日本初の「Built for Shopify」獲得
—Tsunのこだわりはなんですか?
まず、アプリの品質の高さは、どこにも負けないと自負しています。
Shopify公式が認める最高品質アプリの証である「Built for Shopify」というものがあるのですが、この「Built for Shopify」を日本で初めて獲得したのが、弊社の「RuffRuff目次作成」なんです。
そして今日時点で、日本では4つのアプリが「Built for Shopify」を獲得していますが、そのうちの3つが弊社のアプリです。(2024年5月時点)
弊社のアプリは、誰でも、どんな業態でも、どんなストアでも使いやすいアプリなので、きっと満足いただけると思います。
—カスタマーサポートへの評価もとても高いですね。
カスタマーサポートには命を賭けています!お客様からの問い合わせは、とにかく最優先事項で対応しています。
カスタマーサポートは顧客満足度を上げるだけではなく、ユーザーのニーズや課題を拾うことができます。そのためにも、問い合わせ対応だけではなく、アンケートやヒアリングなど積極的にコミュニケーションを取りにいくなど、泥臭くやっています。
2024年の新リリース!事業者を守る「RuffRuff注文制限」
—最近新たなアプリをリリースされましたね。
2024年2月2日にリリースしたアプリが「RuffRuff注文制限」です。
このアプリは、「Shopify Winter ‘24 Edition」で新たに公開された「Cart and checkout validation API」という機能を使った注文制限アプリです。
このアプリの特徴は、既存の注文制限アプリに比べて、よりきっちり注文制限ができることです。
技術的な面の話になりますが、例えば、Shopifyテーマの純正のカートではなく、Shopifyアプリのサードパーティーが提供するカートボタンや注文ボタンから直接チェックアウトページに飛んだ場合、既存の注文制限アプリではブロックできません。
そうなると、ストア運営者が想定していない注文が発生して在庫不足になるおそれがでるなど、顧客満足度が下がることにもつながります。
RuffRuff注文制限ではストア運営者が想定していないケースの注文がより発生しづらくなります。結果的に、事業者を守ることにつながります。

—現在リリースされている他のアプリについても教えていただけますか?
RuffRuffシリーズには、現在6つのアプリがあります。
事業者の「攻め」を後押しする「目次作成」、「タグ一覧」、「著者情報」、「予約販売」、「販売期間」。そして事業者の「守り」を支える「注文制限」。
予約販売では、ただ在庫管理がしやすくなるだけではなく、使い方によってはマーケティングのアプローチもできます。
ストアの業種や販売品目に関わらず、様々なやりたいことに何かしらフィットすると思うので、効果的なアプリの使い方も含めて、気になる点があればお気軽に問い合わせてください。

Tsunの今後の展望
—Tsunの今後の展望を教えていただけますか?
2024年〜2025年にかけてはShopifyアプリの開発に注力して行く予定です、まだまだ作りたいアプリがたくさんあります。その後はShopifyだけでなく、国内の様々なEC事業者向けサービスを作っていきたいと考えています。
—最後に「Tsun」と「RuffRuff」の由来について教えていただけますか?
「Tsun」は西郷隆盛の愛犬の「ツン」にちなんでいます。「RuffRuff」については3つの意味があります。
1つめは楽々(らくらく)に聞こえること。2つめは「ラフに」という意味です。3つめは英語で「わんわん」という意味があることです。トリプルミーニングになっているんですよ。
—遊びココロも忘れないTsun.今回の吉谷氏とのインタビュー通じて、株式会社Tsunの品質とサポートへの愛とこだわりを感じました。今後の発展が非常に楽しみですね。
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