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なかなか売上が上がらない、社内の課題が解決できない…。
そんなときは、ECサイト専門のコンサルティング会社の活用が有効です。しかし、実際にコンサルティングを依頼するとなると、どんなコンサルティング会社を選べばよいか、高額な費用を請求されないかと不安を感じますよね。
そこで本記事では、ECサイトのコンサルティングで受けられるサービス内容の詳細や相場費用、コンサルティング依頼の注意点を解説しています。おすすめのコンサルティング会社もたっぷり10社紹介していますので、ぜひ自社に合ったコンサルティング会社を見つけるヒントにしてください。
目次
ECサイトのコンサルティングで受けられるサービスは?
ECサイトのコンサルティングで受けられるサービス内容を理解することで、コンサルティングを最大限活用して売上拡大につなげられるようになります。ECサイトのコンサルティングで受けられるサービスは、主に以下4点です。
- 課題点の洗い出し
- 自社に合った戦略の立案
- 集客支援
- 運営代行・運営サポート
1点ずつ詳しく解説します。
①課題点の洗い出し
最初に、自社にどのような課題点があるのかを洗い出します。ECサイトのコンサルティングを依頼する多くの会社が「売上が思ったように上がらない」との悩みを抱えていると思いますが、その原因は以下のようにさまざまです。
- 競合他社に対して独自性を出せているか?
- 商材に合うプロモーションができているか?
- 見込み客を適切に集められているか?
- 発送作業や顧客対応、バックオフィス関連など社内体制に問題はないか?
- 社内リソースをじゅうぶんに活用できているか? など
こうした複数の課題点をデータをもとにして明らかにし、有効な施策を打てるようにすることがコンサルティング会社から提供されるサービスの1つです。外部のプロの視点を通すことで、まったく気がついていなかった課題点が抽出されることもあります。
②自社に合った戦略の立案
課題点を抽出したら、次にどのような戦略が自社にとって最適なのかを考えます。この段階では、今後どのような方向性でどの程度の売上を立てていきたいのかといった自社の目標をコンサルタントに伝え、二人三脚で戦略を立てていきます。
あまりにも無謀な目標を立てている場合や、今あるリソースをじゅうぶんに活かせない方向性を希望している場合は、目標や方向性そのものから修正をかけることもあります。現段階での事業計画にこだわりすぎず、自社にとって最適な戦略を立てることが必要です。
③集客支援
集客に関する課題発掘や戦略立案はコンサルタントの重要な仕事です。しかし専門的な知識やノウハウ、施策実施のための人手が必要となる集客は、戦略立案をおこなっただけでは施策実施が難しい場合もあるでしょう。
コンサルティング会社によっては、戦略立案にとどまらず、集客の支援をおこなっています。SNSマーケティングやWEBサイト構築、コンテンツ企画・制作といった集客関連の業務を任せることで、空いたリソースで基幹業務に集中できるようになるでしょう。
集客についての基礎的な方法は以下の記事で説明しています。
④運営代行・運営サポート
集客だけでなく、ECサイト運営全体に関わる業務の代行やサポートをおこなっているコンサルティング会社も存在します。
たとえば、ECサイトの構築をおこなっているPLAYBIT(プレイビット)では、構築後のECサイト運営のサポートまでワンストップで対応しています。構築とコンサルティングを別会社に依頼する場合と比べ、説明の手間を省ける、コンサルタントとの信頼関係を築きやすいといったメリットがあります。
【プラットフォーム別】ECコンサルティング手法の詳細
各種プラットフォームを利用してECサイト運営をおこなっている場合は、自社が利用しているプラットフォームに特化したコンサルティング会社を利用するのもおすすめです。より専門的な知見を得られ、課題解決につながりやすくなるでしょう。
本章では以下のECプラットフォームのコンサルティング手法について解説します。
- 楽天市場
- Amazon
- Yahoo!ショッピング
- 自社EC
楽天市場
楽天市場のコンサルティング手法(一部)は以下のとおりです。
楽天内SEO対策
楽天市場内のSEOは一般的なSEOとはことなるノウハウや知識が必要です。サジェストキーワードの選び方やキーワードの並べ方を工夫し、自社商品を上位表示しやすくします。
スーパーセール対策
年4回ある楽天スーパーセールは店舗の認知度や売上を伸ばす絶好の機会です。スーパーセールに向けたPR対策などをおこないます。
Amazon
Amazonのコンサルティング手法(一部)は以下のとおりです。
広告対策
Amazonには広告が6種類存在し、低価格で運用できる広告も多くあります。比較的効果が出やすい一方、競合も多いため、適切な広告運用をおこないます。
商品ページの作り込み
どんなデバイスで見ても分かりやすく、消費者に安心感を与える商品ページの作成はAmazonでの売上に直結します。Amazonは売れる商品ほど上位表示されやすい仕様となっているため、商品ページは手を抜かず作り込む必要があります。
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングのコンサルティング手法(一部)は以下のとおりです。
新規出店
Yahoo!ショッピングに新規出店する際は、契約審査と開店審査の2度の審査に合格する必要があります。書類不備などの理由で審査落ちするケースも多いため、新規出店からサポートするコンサルティング会社も存在します。
運営代行
コンサルティング会社によっては指示・アドバイスにとどまらず、Yahoo!ショッピング内SEOへの対策や広告運用、商品ページの作成など、Yahoo!ショッピングのストア運営の代行をおこなうこともあります。
自社EC
自社ECのコンサルティング手法(一部)は以下のとおりです。
集客支援
自社ECは大手モールとことなり、自社で集客をおこなわなければなりません。SEO対策やSNS運用、コンテンツマーケティングといった集客関連のサポートをおこないます。
競合分析・市場調査
自社ECの場合、大手モールを含めたすべての他社ECサイトや実店舗が競合となります。データに基づいた競合の分析や詳細な市場調査もコンサルタントの重要な仕事です。
ECサイトのコンサルティング費用の相場と内容
ここまでECサイトのコンサルティングを利用することで具体的にどんなサービスを受けられるかを解説してきましたが、気になるのは費用ではないでしょうか。一般的に高いイメージのあるコンサルティングサービスですが、月額の費用によってサービス内容はことなります。
ECサイトのコンサルティング費用の相場とサービス内容を以下の表にまとめました。
月額費用 | 概要 | 詳細 |
5万円前後 | アドバイス中心 | チャットやメールなどで質問に答える。施策実施はクライアント側。簡単なレポート作成をおこなう会社もある。 |
10万円~30万円 | アドバイス+戦略立案 | 対面もしくはオンラインで定例会議を実施。施策実施はクライアント側。アドバイスに加え、市場調査やデータに基づいた戦略立案をおこなう。 |
30万円~50万円 | アドバイス+戦略立案+運営代行 | 対面もしくはオンラインで定例会議を実施。より詳細かつ高度な戦略立案をおこなう。一部業務や立案した施策業務の代行も。 |
50万円以上 | アドバイス+戦略立案+運営代行(より専門性が高まる) | 対面もしくはオンラインで定例会議を実施。より詳細かつ高度な戦略立案をおこなう。代行可能な業務範囲が広くなり、マーケティング・ECサイト構築・SEO対策・顧客対応などより専門性が高いコンサルタントがつく。 |
それでは、月額別に詳しく解説します。
月額5万円前後
コンサルティング費用が月額5万円前後の場合、チャットやメールで質問をしたりアドバイスを得たりすることができます。対面やオンラインでの定例会議は設けられず、電話対応や質問回数に制限がある場合があります。
施策の実施はクライアントがおこなうため、コンサルタント側の負担が抑えられていることが低額である理由です。簡単な数値レポート作成をおこなう会社もありますが、より詳細なデータ分析や市場調査を希望する場合は月額費用を上げる必要があります。
月額10万円~30万円
コンサルティング費用が10万円~30万円の場合、上述したアドバイスに加えて戦略立案を受けられます。チャットやメールでの対応では限界があるため、オンラインや対面での定例会議が設けられます。
戦略立案の精度は月額料金によって左右されます。より詳細なデータ分析や解析ツールの活用、詳細な市場調査や商品別の戦略立案などを希望する場合は料金が上がります。
月額30万円~50万円
コンサルティング費用が30万円~50万円の場合、上述したアドバイスおよび戦略立案に加えて運営代行サービスが受けられます。通常のECサイト運営に関わる一部業務や、立案した施策を実施するための業務をコンサルティング会社側に任せられるようになります。
戦略立案もより高度なものとなり、月額料金が上がるほど代行依頼できる業務量も増えていきます。
月額50万円以上
コンサルティング費用が50万円以上になると、上述したアドバイス・戦略立案・運営代行の専門性がより高くなります。マーケティングやECサイト構築および改善、SEO対策、顧客対応など、自社の課題に合わせてその道のプロフェッショナルからアドバイスや戦略立案、施策代行サービスが受けられるようになります。
ECサイトのコンサルティング会社の選び方
それでは、ECサイトのコンサルティング会社はどのように選べばよいのでしょうか。
自社の課題によって相性のよいコンサルティング会社はことなります。また、残念ながらすべてのコンサルティング会社が優良なサービス提供をおこなっているわけではありません。
費用に見合わないコンサルティング会社とマッチングしてしまわないよう、以下4つの観点からコンサルティング会社の選び方について解説します。
- サービス内容・カスタマイズ性
- コンサル実績や経験値
- 得意領域・専門性
- コンサルタントとの相性
それでは、1つずつ詳しく解説します。
サービス内容・カスタマイズ性
前述したように、ECサイトのコンサルティングのサービス内容は大きく分けて以下3つです。
- アドバイス
- 戦略立案(各種調査や分析含む)
- 運営代行
どのサービスを受けたいかを自社内で明確にしたうえでコンサルティングを受けることが大切です。また、アドバイスと戦略立案をセットでおこなってほしい、一部の運営代行も兼ねてほしいなど、サービスのカスタマイズが柔軟に受けられるかどうかも事前に確認しておきましょう。
どんなサービス内容が自社に合っているか分からない場合は無料相談を活用したり、一番料金の安いプランから始めてみたりすることで、徐々に必要なサービスが分かるようになります。
コンサル実績や経験値
どのようなコンサルティング実績があるかは必ず事前にチェックしておきたいポイントです。
累計のコンサル実施数や顧客数だけではなく、どのようなクライアントにどのような施策でどんな結果をどのくらいの期間で出させたのかを確認する必要があります。可能であれば、口コミや紹介などで実際にコンサルティングを受けたことのある同業者の話を聞けるとよいでしょう。
EC業界に限らず、ある一定の成果を出した企業が同分野のコンサル業をおこなっていることは珍しくありません。しかし、自社の成果を出すこととクライアントに成果を出させることはまったく別のスキルや知見が必要です。コンサルティング会社自身が出している実績だけに目を向けるのではなく、その会社のクライアントの成果もしっかりと確認するようにしましょう。
得意領域・専門性
そのコンサルティング会社がどんな分野に強みを持つのかも事前に確認しましょう。商材別やプラットフォーム別、スタートアップの企業に強いのか大企業のコンサル実績が豊富なのか、マーケティング施策に強いのかサイト構築や改善に力を入れているのかなど、自社の状況や改善したいポイントに合った強みをもつコンサルティング会社を選びます。
過去の実績やその会社の歴史をたどり、強みを把握しましょう。
コンサルタントとの相性
最後に重視すべきは担当のコンサルタントとの相性です。コンサルタントとはただアドバイスをもらうだけでなく、時には熱い議論を交わせるような信頼関係を構築できることが理想です。
もし、コンサルタントとのコミュニケーションに違和感があったり、こちらが伝えたいことを伝えられない・受け入れてもらえないと感じる場合はコンサルタントの変更やコンサルティング会社の切り替えを検討しましょう。
ECコンサルティングを使う場合の注意点
ECサイトのコンサルティングを利用するには注意点もあります。
目標や期待する成果を明確にする
「なんとなく売上を上げたい」「認知度を上げてほしい」といった曖昧な目標や成果を掲げていると、なかなかよいコンサルティング会社には巡り会えないかもしれません。目標や得たい成果は事前に必ず数値化し、コンサルティングを受け始めてからも定量的把握をおこなうことを習慣にしましょう。
意思決定はデータ分析と共に行う
コンサルティングを受けるか否か、コンサルタントから提案された戦略や施策を実施するか否か、といった意思決定はかならずデータをベースに判断するようにします。「なんとなく売上が上がりそうだから」と雰囲気で決めてしまうのではなく、いつまでにどの程度の売上をどのくらいの工数で見込めるかといった見通しを立て、定期的に振り返ることでコンサルティングの効果を図るようにしましょう。
サービスコストとリターンを意識する
自社がかけたコンサルティング費用に対してどの程度のリターンが得られているのかは必ず測定しましょう。月額費用が低額であったとしても、自社の現状に変化がなければコンサルティングを受ける意味がありません。
一方で、施策内容によってはすぐに数値的な効果を測定できない場合もあります。その場合は、コンサルタントにいつまでにどのくらいの成果を見込んでいるのかを聞き、実際の成果と照らし合わせてコストパフォーマンスを判断するとよいでしょう。
おすすめのECコンサルサービス│厳選10社
それでは、おすすめのEC向けコンサルティングサービスを厳選して10社紹介します。
PLAYBIT(プレイビット)│構築からコンサルまでワンストップでサポート
Shopifyを活用したECサイトの構築や、構築後のサポートをおこなっているPLAYBIT(プレイビット)。新規構築だけでなく既存ECからのShopifyへの移行にも対応しており、売上昨年対比300%越えなどの大きな成果をクライアントに提供しています。
FORCE-R株式会社│3大モールに強く、実績豊富
コンサルティング提供において200社以上の累計実績を有するFORCE-R株式会社。特にAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの日本3大モールに強みがあり、クライアントの売上が600%アップという脅威の結果を出しています。
株式会社いつも│EC専門コンサルが手厚く支援
EC専門のコンサルタント・マーケターが在籍する株式会社いつもでは、スタートアップから年商50億円以上まで幅広い事業規模に対応したコンサルティングを提供しています。越境ECのコンサルティングにも対応しており、多数の実績を有します。
株式会社これから│売上を200%以上アップさせた実績多数
18,000社以上のコンサルティング実績をもつ株式会社これからはECサイトの構築から集客支援にいたるまでワンストップでコンサルティング提供しています。同社は数少ない自社ECサイト特化型のコンサルティング会社で、BtoB-ECサイトへの対応も可能です。
コマースメディア株式会社│有名企業の実績や受賞歴あり
ECサイト専門のコンサルタントが在籍するコマースメディア株式会社は、「オリオンビール」などの有名企業との取引実績が豊富です。2019年には「Shopify E-commerce Award」の受賞歴も。カスタム性が高く、予算に応じた相談が可能です。
株式会社ネットショップ総研│独自データを元に課題解決
楽天市場やYahoo!ショッピングなどのモールにおける実績が豊富な株式会社ネットショップ総研は、自社独自の蓄積データから確度の高い戦略立案をおこないます。プランのカスタマイズにも柔軟に対応しており、自社に合ったコンサルティングを受けられます。
ECマーケティング株式会社│「売る」に特化したノウハウが豊富
社名のとおり、ECサイトにおけるマーケティングに強みをもつECマーケティング株式会社。「売上に直結しないコンサルティングは意味がない」とのキャッチコピーを掲げており、KPI達成率98%越えなどの豊富な実績を出しています。
アートトレーディング株式会社│在庫管理・物流までトータルサポート
ECサイトの構築から運営支援をおこなっているアートトレーディング株式会社は、ECコンサルティングの中でも数少ない物流面でのサポートをおこなっている会社です。フルフィルメントでの支援を希望される方におすすめです。
アルゴノーツ株式会社│Yahoo!ショッピング専用独自ツールを開発
Yahoo!ショッピングのECサイト運営に強みを持つアルゴノーツ株式会社は、新規出店から運営サポートまで幅広くコンサルティング提供しています。クライアントは同社が独自開発したYahoo!ショッピング用ツールを利用することが可能です。
Inagoraホールディングス株式会社│特徴
主に中国への越境ECにノウハウを持つInagoraホールディングス株式会社は、中国販売に向けたECプラットフォームの展開やブランドインキュベーション事業をおこなっています。中国への越境ECが初めてでも心強いサポートが得られます。
ECサイトのコンサルティングを活用して売上アップにつなげよう!
本記事では、ECサイトのコンサルティングについて解説しました。コンサルティングを依頼する前には、自社の今後の展望や目標を明確にしておきましょう。コンサルタントにすべてお任せするのではなく、コンサルタントと二人三脚で自社がより良くなるように施策を打っていく必要があります。
残念ながら、コンサルティング会社のなかには高額な費用で内容の薄いコンサルティングサービスを提供している会社もあります。そうした会社と契約してしまわないためにも、本記事の内容をしっかりと理解の上コンサルティング会社を選定するようにしてみましょう。
ECサイトの構築や運営に関して課題をお持ちの際は、ぜひ弊社にお問い合わせください。効率よくワンストップでお客様のECサイト運営をサポートいたします。
ECサイトのコンサルティング会社を有効活用し、売上拡大を狙いましょう!