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WordPressはWebサイトの構築において圧倒的なシェアを誇るCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。CMSとは、さまざまなコンテンツを管理できるシステムのことで、主にWebサイトやブログを運営するために利用されます。
これからECサイトを作成したいと考えている事業者のなかで、下記のような疑問をお持ちの方はいないでしょうか?
「WordPressでECサイトは作れるの?」
「WordPressでECサイトを運営するメリットやデメリットを知りたい」
今回の記事ではWordPressでECサイトを作成する方法やメリット・デメリットを徹底解説します。WordPress以外でのECサイト作成方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
WordPressでECサイトを作成する方法
結論からいうと、WordPressでECサイトを作成することは可能です。WordPressでECサイトを運営するには、主に下記2つの方法があります。
- ECカートのプラグインを追加する
- 既存のECカートと連携する
以下、詳しく解説します。
ECカートのプラグインを追加する
WordPressでECサイトを作成するには「ECカートのプラグイン」を追加することで対応できます。「ECカート」とは、ECサイト運営に欠かせない機能をもったソフトウェアのことで「プラグイン」とは、WordPressにさまざまな機能を追加できる拡張機能のことです。
WordPressでECカート機能を追加する際は、無料で利用できる「Woocommerce(ウーコマース)」や「Welcart(ウェルカート)」などのプラグインがおすすめです。
プラグインの追加方法は簡単で、目当てのプラグインをWordPressの管理画面からインストールし、有効化。その後、商品登録などを行えばECサイトとして運営できます。
外部のECカートと連携する
WordPressにプラグインを追加する方法とは別に「外部のECカートと連携する」という方法があります。
WordPressは本来、ブログ・メディア運営に適したシステムであり、記事コンテンツを発信して多くのユーザーを集客することに長けています。一方で外部のECカートは、ECサイト専門のシステムです。そのため、さまざまな決済方法に対応していたり、詳細なユーザー分析ができたりなど、商品の販売に長けています。
外部のECカートと連携することで「集客の部分はWordPressに担ってもらい、外部のECカートで売り上げを最大化する」といったことが実現できるのです。
世界175カ国以上で利用されているShopifyというECカートシステムは、WordPressと連携できます。詳しい連携方法などは「ShopifyとWordPressを連携させよう!メリットや設定方法を解説」をご覧ください。
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WordPressでECサイトを作成するメリット
WordPressでECサイトを作成する際、主に下記3つのメリットが存在します。
- コストを削減できる
- 本格的なコンテンツマーケティングが可能
- ECサイトとブログを統合できる
以下、詳しく解説します。
コストを削減できる
WordPressやEC機能を追加できるプラグインは無料で利用できるため、サーバーとドメインの料金を支払いさえすればECサイトを運営できます。
本格的なECサイトを作成しようと思えば、初期費用で数万~数十万円かかることもあり、月額費用が発生する場合も多いです。
WordPressでECサイトを作成すると、コストを大幅に削減できるでしょう。
本格的なコンテンツマーケティングが可能
WordPressは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでコンテンツを上位表示させやすいため、コンテンツマーケティングに適しています。コンテンツマーケティングとは、コンテンツを通して価値ある情報をユーザーに提供し、検索エンジンからユーザーを集客するマーケティング手法です。
自社商品の魅力やこだわりなどを記事にまとめて、記事内から商品を購入できれば、集客と販売を効率的に実現できるでしょう。
ECサイトとブログを統合できる
WordPressでECサイトを運営する場合、ブログ運営とEC運営の管理を一元化できるため、業務を効率化できます。
集客目的で運営するWordPressと、商品販売を目的としたECサイトを別々で運営していると、複数のプラットフォームでWebサイトを管理しなければなりません。
WordPress上でECサイトを運営すれば、商品ページや購入ページの編集、ブログ記事の作成といった一連の業務を効率化できるでしょう。
WordPressでECサイトを作成するデメリット
WordPressでECサイトを作成する際には、メリットだけでなくデメリットも存在します。主に下記3つのデメリットが挙げられるでしょう。
- セキュリティ面が不安
- 決済機能を柔軟に追加できない
- 売り上げを伸ばすための施策を実施しづらい
以下、詳しく解説します。
セキュリティ面が不安
WordPressは世界中で利用されているオープンソースのシステムなので、セキュリティ面に不安があります。オープンソースとは、ソフトウェアを動かしているプログラムを無償で公開しているツールのことです。
プログラムを公開しているということは、内部のシステム構造が誰でも把握できます。そのため、不正ログインなどの被害が起きやすいのです。
ECサイトは顧客のメールアドレスや住所などの個人情報を扱わなければなりません。WordPressでECサイトを運営する場合、プラグインなどでセキュリティ対策を行い、個人情報の流出に細心の注意を払う必要があるでしょう。
決済機能を柔軟に追加できない
WordPressはデフォルトで決済機能に対応していないため、プラグインで追加する必要があります。ただ、導入したプラグインによっては決済機能の数に限りがあるのです。
キャッシュレス化が進む近年では「QRコード決済」や「電子マネー決済」など、クレジットカード以外にもさまざまな決済機能があります。普段から利用している決済機能で支払えないと離脱してしまうユーザーも多く、機会損失につながってしまうでしょう。
売り上げを伸ばすための施策を実施しづらい
WordPressでEC機能を追加できるプラグインは、あくまで拡張機能です。ECサイト運営を専門としたECカートシステムよりも、マーケティング施策に限界があります。
たとえば、豊富な決済機能を追加できなかったり、定期販売に対応しづらかったり、多くのECカートシステムでは当たり前の機能が自由に使えません。
WordPressでECサイトを運営している場合、扱っている商材によっては売り上げを最大化できない場合があるでしょう。
WordPressでのECサイト運営に適している人は?
多くの事業者が、ECサイト運営に適したECカートシステムを利用する一方で、WordPressでECサイトを運営するのに適している事業者もいます。下記の条件に当てはまる方は、WordPressでのECサイト運営を検討するとよいでしょう。
- できるだけコストを抑えたい
- WordPressですでに集客ができており、しっかりと読者をファン化できている
- できるだけ業務を効率化したい
上記の条件に当てはまらない方は、EC運営に適した外部ECカートシステムの利用をおすすめします。
WordPress以外でECサイトを作成する方法
WordPressを利用しなくても、EC運営専門のECカートシステムで簡単にECサイトを作成できます。おすすめのECカートシステムは下記の3つです。
Shopify

画像引用:Shopify
Shopifyはカナダの企業が運営するECカートシステムで、世界175カ国のECサイト運営を支援しています。世界中で利用されているため、多言語対応が可能で、越境ECに強い点も魅力的です。
また、Shopifyは8,000種類を超える拡張アプリ(2024年4月時点)をインストールでき、好きな機能を追加できるため、理想通りのECサイトを実現しやすいでしょう。
小規模事業者から大企業まで対応できる4つのプランがあるため、さまざまな事業者におすすめできるECカートシステムです。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | Plus | |
---|---|---|---|---|
月額費用 (月払いの場合) | 33ドル | 92ドル | 399ドル | 2,300ドル~ |
決済手数料 | 3.55%~ | 3.4%~ | 3.25%~ | 要問合せ |
BASE

画像引用:BASE
BASE株式会社が運営する「BASE」は、初心者でも無料で手軽にECサイトを作成できるECカートシステムです。公式サイトには「30秒ではじめられる」というキャッチフレーズもあり、スマホだけでも出店が可能という手軽さが魅力です。
無料プランであれば商品が売れるまで完全無料で利用できるため、できるだけコストを抑えたい事業におすすめです。
スタンダード | グロースプラン | |
---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 19,980円 |
サービス利用料 | 3% | 無料 |
決済手数料 | 3.6%+40円 | 2.9% |
STORES
はあなたのお商売を応援します-まずはご相談ください-無料ではじめられるネットショップなら、STORES-ネットショップ-1024x481.jpg)
画像引用:STORES
STORES株式会社が運営する「STORES」は、手軽にECサイトを作成できるECカートシステムです。無料プランも用意されており、商品が売れるまで完全無料で利用できます。
また、STORESは「実店舗と連携しやすい」という強みがあります。実店舗とECサイトの在庫が連携しやすかったり、iPadを利用した「STORESレジ」を気軽に導入できたり、すでに実店舗をお持ちの事業者におすすめです。
フリープラン | ベーシックプラン | |
---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 3,480円 |
決済手数料 | 5% | 3.6% |
ECサイトの作成方法は慎重に選ぼう
今回の記事ではWordPressでのECサイト作成方法や、メリット・デメリットを解説しました。
WordPressでECサイトを作成するメリットもありますが、デメリットも多いです。本格的にEC運営をしたい事業者は、EC運営専門のECカートシステムを利用するとよいでしょう。
最後に紹介したShopify、BASE、STORESを詳細に比較した「Shopify・BASE・STORESを比較解説!ECショップ開設のオススメは?」という記事も公開していますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめShopifyアプリ
