*本サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
知識がなくても、デザイン性が高く機能的なECサイトを簡単に構築できる「Shopify」。初期費用を抑えつつ、スピーディーにネットショップを立ち上げたいと考えている方にとって、まさに最適な選択肢と言えるでしょう。
この記事では、Shopify構築の方法と費用相場について詳しく解説します。また、アカウント作成から商品登録、基本的な設定まで、Shopifyストアをオープンするために必要な手順も具体的に紹介。
今回の内容を参考に、あなただけの魅力的なオンラインストア作りを始めましょう。
Shopifyを構築する3つの方法と費用相場

Shopifyを構築するには以下3つの方法があります。
それぞれの方法のメリット・デメリット、費用相場について解説します。
Shopifyを自分で構築する
Shopifyを自分で構築する場合、構築費用を無料〜数万円に抑えることができます。Shopifyの構築画面は操作性が高く、プログラミング知識がなくても基本的なストアの作成が可能です。
しかし、デザインのカスタマイズや高度な機能追加には、スキルや経験が必要となります。Shopify構築に必要となる主なスキルや経験は、Webデザイン・マーケティング・EC運営・SEOなどです。これらのスキルや経験がない場合、学習には多大な時間を要するでしょう。
スキルと経験をすでに持っている方や、学習時間と労力を確保できる方向けの方法といえます。
Shopify構築をフリーランスに依頼する
フリーランス(個人)に依頼する場合、比較的低コストでサポートを受けられます。また直接のコミュニケーションが取りやすく、柔軟な対応が可能な場合が多いです。
しかし、スキルや経験には人によって差があり、品質に不安が残る場合もあります。またストア構築に関する全てのスキルを備えた人は少なく、業務ごとに別のフリーランスに依頼する場合が多いでしょう。その場合の管理コストやコミュニケーションコストは無視できません。
費用相場は10万~50万円程度で、予算を抑えつつプロの力を借りたい場合に適しています。
Shopify構築を制作会社に依頼する
制作会社に依頼すると、チーム体制で高品質なサイトを構築してもらえます。デザインからストア構築、アフターサポートまで一貫したサービスを受けられるでしょう。
一方で費用は高めとなり、一般的に50万~200万円以上となります。
信頼性や総合的なサポートを重視する場合におすすめですが、予算には余裕が必要です。
自分で構築 | フリーランスに依頼 | 制作会社に依頼 | |
---|---|---|---|
メリット | 構築費用がかからない (有料テーマの費用のみ) | 比較的低コスト 柔軟な対応が可能 | 品質が高い さまざまなサポートを受けられる |
デメリット | 構築スキルが必要 時間や労力がかかる | 人によって品質に差がある 管理コストがかかる | 費用が高め |
費用相場 | 0〜数万円 | 10〜50万円 | 50万円〜 |
でECサイト構築・運用支援-Shopifyの作成・制作、運用代行.jpg)
Shopifyの構築手順

Shopifyの主な構築手順は以下の通りです。
- Shopifyアカウントの登録
- テーマの選択とカスタマイズ
- 商品の登録
- 必須ページの作成
- 配送と決済方法の設定
- 注文テストの実施
順番に解説します。
STEP.1 Shopifyアカウントの登録
はじめにShopifyアカウントの登録をします。
Shopifyの公式サイトにアクセスし、「無料体験を始める」をクリック。

続いて、質問がいくつか表示されますので、回答していきます。質問は販売場所や商品ジャンルなどです。

最後に、住所や電話番号などの詳細情報を入力し、メールアドレスやパスワードを入力すれば基本的な登録は完了です。3日間の無料トライアル期間があるので、無料トライアル中にストアの設定を進めていきましょう。
STEP.2 テーマの選択とカスタマイズ
Shopifyでは「テーマ」と呼ばれるデザインテンプレートを使ってストアのデザインを決めます。テーマは、無料のものから有料のものまで多数用意されているため、デザインの自由度は高いです。
Shopifyの管理画面から「オンラインストア」 > 「テーマ」の順で進み、画面下の方にある「テーマストアにアクセス」をクリックします。

テーマストアでは無料、有料合わせて250以上のテーマから、好きなテーマを選べます。テーマを選んだらストアにインストールし、カスタマイズ画面で細かい調整ができます。

「まずは無料テーマを試したい」という方は 『2025年最新版|Shopify無料テーマのおすすめや特徴を紹介』をご覧ください。
テーマのカスタマイズはコーディングなどが不要なため、初心者でも簡単に行えます。テーマのカスタマイズについて、概要を知りたい方は『Shopify無料テーマ「Dawn」のカスタマイズ方法を画像付きで徹底解説!』をご覧ください。
STEP.3 商品の登録
商品の登録は、Shopify管理画面の「商品管理」セクションから行います。「商品を追加」をクリックすると、商品登録が可能です。

商品登録は、顧客の購買意欲を高める重要な要素です。商品の特徴や使用方法、サイズなどの詳細情報を分かりやすく記載しましょう。また、高品質な商品画像を複数枚用意することで、顧客は商品をより具体的にイメージできます。
さらに、在庫数の設定や商品のバリエーション(サイズ、色など)の追加も可能です。SEO対策として、商品のタイトルや説明文に適切なキーワードを含めることも忘れずに行いましょう。
STEP.4 必須ページの作成
EC運営をするのであれば、Shopifyストア上に「特定商取引法に基づく表記」を必ず記載しなければなりません。Shopifyストアを公開する前に作成しておきましょう。
特定商取引法に基づく表記ページでは、主に以下の表記が義務付けられています。
- 事業者の氏名
- 住所
- 連絡先
- 商品の販売価格
- 商品以外の必要料金
- 支払い方法
- 支払い時期
- 商品の引渡し時期
- 返品・交換
Shopifyには、上記の内容を簡単に入力できるテンプレートが用意されています。テンプレートを利用すると「特定商取引法に基づく表記」のページを簡単に作成可能です。
Shopifyホーム画面から「設定」をクリックして「ポリシー」セクションに移動。セクションの中の「特定商取引法に基づく表記」という欄から設定できます。


特定商取引法に基づく表記について詳しく知りたい方は『Shopifyで「特定商取引法に基づく表記」と最終確認画面の表記に対応する方法』をご覧ください。
また、法律で定められているわけではありませんが「お問い合わせページ」も作成しておくとよいでしょう。連絡方法(メールフォーム、電話番号など)を明確に記載しておくと、万が一のトラブルが発生してもスムーズに対処できます。
STEP.5 配送と決済方法の設定
Shopifyストアのデザインや、特定商取引法に基づく表記ページが完成したら、配送と決済方法の設定をしましょう。Shopifyでは、配送方法と決済方法を簡単に設定できます。
配送設定では、注文金額に応じて送料を変更したり、地域別に送料を設定したり、商品やサービスに応じて設定可能です。また、複数の配送業者を利用する場合は、それぞれの料金体系を反映させられます。
配送設定は、Shopifyホーム画面から「設定」をクリックして「配送と配達」というセクションから設定可能です。

次に決済方法の設定をしましょう。
Shopifyは「Shopifyペイメント」という決済サービスを提供しており、主要なクレジットカードはもちろん、Apple PayやGoogle Payなどのデジタルウォレットにも対応できます。Shopifyペイメントを有効にするだけで、即日~数日以内に決済処理が可能になるのです。
Shopifyペイメントは、Shopifyホーム画面から「設定」→「決済」へ進むと設定できます。売り上げの入金先口座などを登録して、Shopifyペイメントを有効にしましょう。

配送設定や決済方法の設定についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
STEP.6 テスト注文の実施
これまでの流れで、Shopifyストアを公開する準備がほとんど整いました。ストアを公開する前に、必ずテスト注文を実施しましょう。テスト注文を実施することで「どのような購入プロセスを経て顧客が実際に商品を購入するのか」という流れを確認できますし、予測していなかったエラーを事前に発見できます。
Shopifyペイメントの設定が完了していれば「テストモード」を実施でき、テスト注文が可能です。テストモードをONにする方法は、Shopifyホーム画面から「設定」→「決済」へと進み、「管理」というボタンをクリックします。

Shopifyペイメントの管理画面最下部に「テストモードを使用する」という欄があるので、チェックをして保存しましょう。これで、テストモードがONの状態になり、実際に商品をテストで注文できます。

テスト注文の実施方法について詳しく知りたい方は『Shopifyでテスト注文をする方法│設定手順と注意点』をご覧ください。
Shopifyの料金体系
Shopifyの料金プランは、ビジネスの規模や需要に応じて選択でき、以下4つのプランが提供されています。
項目 | Basic | Grow | Advanced | Plus |
---|---|---|---|---|
月額料金 (年払いは25%オフ) | 4,850円 | 13,500円 | 58,500円 | 2,300ドル (1~3年契約で利用可) |
決済手数料 (Shopifyペイメント) | 3.55% | 3.4% | 3.25% | 応相談 |
プランは後からでも変更可能です。ビジネスの規模に適したプランを選択し、必要に応じて変更していけばよいでしょう。
料金プランについて詳しく確認したい方は、『2025年版│Shopifyの料金プラン比較!変更手順も詳細解説』の記事もご覧ください。
Shopifyストア構築後にやるべきこと
Shopifyストアが構築できたら、売り上げアップのための施策を実施しましょう。ストア構築後にやるべき施策として、以下のポイントを解説します。
- SEO対策
- Shopifyアプリの活用
- 集客
SEO対策
SEO対策とは、検索エンジンでの順位を上げ、オーガニック(自然)検索からの訪問者を増やすための重要な施策です。Shopifyでは、基本的なSEO対策を行えます。
具体的なSEO対策としては、各商品ページのタイトルや商品説明文の最適化が重要です。魅力的で簡潔な文章を心がけながら、適切なキーワードを自然に盛り込みましょう。
また、SEO対策としてブログ機能を活用するのもおすすめです。商品ページだけでは伝えられない魅力をブログ記事でまとめることで、キーワードを自然に盛り込みながら検索上位を狙えます。
ShopifyのSEO対策について、さらに詳しく知りたい方は『ShopifyでSEO対策をしよう!ツールの設定やおすすめアプリを紹介』もご覧ください。
Shopifyアプリの活用
Shopifyには「ストアの機能を拡張できるアプリ」が用意されています。アプリを活用することで、売り上げ向上や業務効率化を図れるのです。
例えば「Klaviyo」などのメールマーケティングアプリを使えば、顧客とのコミュニケーションを自動化し、リピート率を向上させられます。このように、自社に合った機能をShopifyアプリで拡張すれば、売り上げを最大化できるのです。
ただし、必要以上にアプリを導入すると、サイトの読み込み速度が遅くなる可能性があります。アプリの導入は慎重に行いましょう。
Shopifyでおすすめのアプリを知りたい方は『Shopify アプリのおすすめ14選を目的別に紹介』という記事をご覧ください。
集客
Shopifyストアで利益を上げるためには、集客をしなければなりません。ブランドとしての知名度がない初期段階では、広告を活用することがおすすめです。Google広告やMeta(Facebook)広告を使えば、ターゲットを絞って効果的に潜在顧客にアプローチできます。
広告での集客について詳しく知りたい方は『Shopifyに連携できる広告は?各広告の特徴と連携方法を解説』という記事をご覧ください。
Shopifyで構築されたECサイト実例
最後にShopifyで構築されたECサイトの実例を紹介します。Shopifyでの構築を検討する際の参考にしてください。
Francfranc

Francfrancは、スタイリッシュで機能的なインテリア雑貨や家具を展開する日本のブランドです。洗練されたサイトデザインはFrancfrancのブランドイメージと重なります。
このサイトでは多数の商品を扱っていますが、カテゴリー分けを明確にして商品を探しやすくしています。また検索ウィンドウに候補表示をすることで、ユーザビリティを高めているのも特徴的です。
このようにShopifyは、内部の検索機能やカテゴリー機能が充実しているため、大量の商品を扱うストアにも最適です。
ゴーゴーカレー

ゴーゴーカレーは、濃厚なルーとボリューム満点のカツカレーで有名な金沢カレーのチェーン店です。サイトデザインはブランドカラーの黄色と黒を基調としており、商品写真も豊富で視覚的なインパクトがあります。
このサイトではレビュー機能や定期購入機能などを取り入れています。これらを活用することで、顧客のフィードバックを商品開発に反映させたり、定期購入でリピーターを獲得したりと、効果的な販売促進が可能です。
ただし、当サイトはコーディングなどのカスタマイズを多くしていると思われます。初心者が同じようなサイトを作るのは難しいでしょう。制作会社への依頼がおすすめです。
A BATING APE

A BATHING APE(BAPE)は、日本発のストリートファッションブランドで海外でも高い人気があります。公式オンラインストアはモダンでクールなデザインで、ブランドの世界観をそのまま表現しています。
このサイトはチャットボットを活用し、迅速なサポートで顧客満足度を高めている点が特徴的です。また多言語対応もしており、海外からのアクセスにも配慮されています。
Shopifyは多言語対応、多通貨対応に優れており、海外販売(越境EC)を検討している事業者にとって心強い味方となるでしょう。
Shopifyストアを構築して大きな利益を上げよう!
今回の記事ではShopifyの構築方法や構築手順、集客のコツなどを解説しました。Shopifyを使えば、プログラミングの知識がなくても、簡単にECサイトを開設できます。
無料期間中であれば料金はかからないため、まずはアカウント登録をしてみてください。
「Shopifyを始めたいけど、ストア構築をする時間がない」とお悩みの方は、Shopifyストア構築を支援しているPLAYBIT(プレイビット)にお気軽にご相談ください。
おすすめShopifyアプリ
